こんにちは。
ごりぱちです。
僕は1ヶ月ほど南インドに滞在していた経験があり、その中でインドで利用できる配車サービスであるOla と Uberにはとってもお世話になりました。
OlaとUberを比較するに当たって、次の3つの観点で考えてみました。
・アプリの使いやすさは、乗車時の利便性
・タクシー料金の安さ
・ドライバーへの収益構造(ドライバーの方に実際に聞いてみました。)
インドへの旅行を考えている方、OlaとUberの違いを知りたい方にとって、お役に立てると嬉しいです。
では、レッツゴー!!!
⬇︎インドの配車タクシーであるOlaの使い方と感想をまとめています。
⬇︎Uberのメリット・デメリットをまとめています。
⬇︎局所的ですが、トリバンドラム空港でUber ・ Ola を呼ぶ際の注意点をまとめています。
インドではUberも使える
旅行に行く前には必ず、「次の国ではUberは使えるのか?」と調べなければならないほど、Uberは様々な国で規制を受けていますが、インドでは幸いなことに規制を受けてはいないようでした。
Uberは、2019年の時点で、インド国内の40の地域でサービスを展開しています。
▶︎Uber rolls into its 40th city in India
Olaは、2019年の時点でインド国内の150の地域でサービスを展開しているので、展開力の差ではOlaに軍配が上がりますね。
▶︎Ola Bike expands services to 150 cities and towns across India, gets new video campaign
何はともあれ、異国の地での移動をスムーズにする配車タクシーサービスが、インドで2つもあるのは嬉しい限りです。
Uberでもリキシャは呼べる
インドでOlaを使う方々の意見の1つとして、「Olaを使うとリキシャが呼べる!」というものがありますが、
調べてみたらUberでもリキシャが呼べました。
⬇︎Uber Autoでリキシャを呼ぶことができます。
⬇︎Uberでリキシャを呼ぶと、アイコンがリキシャになって可愛いです。
⬇︎Uberには、インド国内で10回以上乗りましたが、毎回きちんと来てくれるので安心です。
使いやすさ・利便性ならUber
さて、ここからOlaとUberを比較するのですが、結論から言うと、
アプリの使いやすさや実際の利便性で言うと、圧倒的にUberに軍配が上がります。
僕は、コーチン・トリバンドラム・チェンナイでOlaとUberを利用したのですが、Uberの方が各都市でもドライバーの数が多かったのです。
また、Olaで呼ぶ際は、
ドライバーの場所を示すGPSが不調で、どこで待機しているのか分からなかったり、
ドライバーとのマッチングに5分以上かかったり
と、不便な点もちょいちょいありました。
もちろん、Uberでもドライバーとのマッチングに時間がかかることはありますが、
Olaと比較すると遥かに問題が少なく、快適に利用することができました。
安さ重視ならUber
次に、タクシー料金の安さを比較します。
こちらは、Uberの方がOlaよりも10-15%料金が安かったです。
ほぼ同じ距離にも関わらず、なぜかUberの方が安いのです。
タクシーのサービスは変わらないのに(強いて言うならアプリの使い勝手)、一体なぜなのでしょうか?
インド人の生活を考えるならOla
さて、ここまで利便性・費用という2つの観点でOlaとUberを比較しました。
その結果、両者ともUberの勝利です。
「それなら、インドでタクシーを使うならUber一択じゃないか!Olaは使わなくていいじゃないか!」
と思うでしょうが、僕はここであえて、倫理的な観点からの比較も加えていきます。
僕はOlaとUber、どちらのサービスでも運転手をしていた経験のあるドライバーの方から、OlaとUberの収益構造の違いを聞きました。
Uberドライバーの収益
🇮🇳「正直、Uberドライバーは割りに合わない。
Olaよりも乗車料金が安いのに、Uberは手数料で25%も取っていくんだ。」
🇮🇳「例えば、リキシャで10分くらい乗せたら30ルピー(約40円)だけど、その内8ルピーはUberに取られるんだよ?
ただでさえ生活が厳しいのに、Uberドライバーはきつくて続かないよ。
でも、Uberの方が安いから、そっちの方が利用客が多くてね。ちょっと辛いところさ。」
Olaドライバーの収益
🇮🇳「Uberドライバーより、Olaのドライバーの方が収益はいいよ。
Olaの手数料は15%で、一回の乗車料金が1,000ルピーを超えると、手数料が10%に減るんだ。
長距離客を乗せるときは、Olaのドライバーは相当嬉しいよ。」
🇮🇳「でも、Uberの方が安いから、みんなそっちに流れちゃう。
本当は、Olaだけでやっていければいいんだけどね。」
UberとOla、あなたならどちらを使いますか?
この話を聞いてどう思いましたか?
僕は、「現地の人を生活を考える上で、Uberだけを使うのは止めよう」と思いました。
「利便性やコスパを追求していくと、旅行者に対してドンドン有利になり、その代わりに現地の人の生活が苦しくなっていく」
という構造が非常に心苦しかったからです。
もちろん、Uberの方が便利ですし、多少なりとも安いのは事実なんですが、ドライバー目線の話を片隅に置いておくと、また違った選択肢が見えてくるかもしれません。
⬇︎インドの配車タクシーであるOlaの使い方と感想をまとめています。
⬇︎Uberのメリット・デメリットをまとめています。
⬇︎局所的ですが、トリバンドラム空港でUber ・ Ola を呼ぶ際の注意点をまとめています。
では、今回はこれで終わります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
また次回お会いしましょう。