こんにちは。
ごりぱちです。
スペインのコルドバという地域を旅している時、妻が脱水症状+血糖値の急激なアップダウンにより夜の12時くらいに突然倒れ、全身痙攣状態に!!!
「これは、マジで死ぬかもしれない!病院だ!」と、近くの大学病院に行ったのですが、
そこでの医療費はなんと無料!!!
今回は、スペインの医療事情と、僕たちが実際に体験したコルドバでの救急病院の様子をご紹介していきます!
では、レッツゴー!!!
コルドバで救急搬送に至るまで。
今回、妻が病院へ搬送されたのは、脱水症状+血糖値の急激なアップダウンです。
体調が悪く、3日くらい水しか飲めない状態が続いており、体調がよくなってきたときに「オレンジジュースが飲みたい!」との要望が妻から出てきたので、濃縮還元ではなく、本当の果汁100%のオレンジジュースを飲ませたのですが、
これが大失敗!!!
血糖値の爆上げ、その後の急激な血糖値の減少により、トイレに入った妻が倒れてしまい全身が痙攣し始めたのです。。。
「これは、、、このままでは妻は死ぬ!!!!」
そう感じた僕は、宿泊していたAirbnbのホストに連絡。
しかし、時刻はすでに夜の12時を過ぎており、連絡をとることができない。
仕方がないので、同じところに宿泊していた人のドアを叩くと、スペイン語を話せるフランス人が登場!
彼がタクシー会社に電話をしてくれて、近くの安い病院まで連れて行ってくれるように指示をしてくれました!!!
*ちなみに、翌朝、病院から戻って彼に御礼をしようと思ったら、すでにチェックアウトしていた。。。
そこから、僕らはタクシーで15分くらいの大学病院へ担ぎ込まれたのでした。
⬇︎僕らが担ぎ込まれたのは、[Hospital Universitario Reina Sofia]という大学病院です。
⬇︎とっても大きい病院です!中の施設も日本の病院並に揃っているので、安心して受診できます!
コルドバの大学病院の看護師の対応
病院にたどり着いた僕たちに、看護師たちが担架を用意。
妻は担架に乗せられ、そのまま病院内に。
僕は、歩きながら看護師たちから「なんでこうなったの?」「原因で考えられることは何?」と聞かれるのですが、全く返答ができない。
なぜなら、みんなスペイン語だから!!!
グアテマラでスペイン語を1ヶ月勉強したので、彼女たちが何を言っているのかは分かるのですが、いかんせん上手く説明できない。
もちろん、医療単語を知らないのもあるけども、そもそも原因知らんし!!!
そこで言葉に詰まっていると、「あなたスペイン語全然話せないじゃない!どうすんのよ!!!」と少し怒られ。。。
そうこうしているうちに、受付に到着。
そこでも状況説明が待っていたので、ペルーで出会った日系ペルー人(スペイン語と日本語が分かる)の友達へ緊急電話!!!
なんとか状況を翻訳してもらい、そのまま待合室へ。
ただ、待合室には10人くらいの患者が!!!笑
すぐに診断してもらえるわけではなく、30分くらい待ち時間がありました。
一応、担架の上の妻には毛布がかけられ、5-10分おきに、「大丈夫?あと○人だから、もう少し待ってね。」と優しい声をかけていただきました。
しかし、ここまで全てスペイン語。
もしドクターがスペイン語のままなら、ドクターと会っても何も改善しない不安が頭をよぎります。
コルドバの大学病院の医師の対応
30分待って、順番がやっと回ってきました。
病室に着くと、女性の医師が2人。
2人とも、英語がペラペラ!!!
やった!!!!ありがとう!!!!英語最高!!!!
英語で状況を説明していると、脈を取りながら妻の状況をみていた医師がぽつり。
医師「ところで、この人はあなたの息子?髪の毛が長いわね。」
はい???笑
そう、妻はなぜか男の子と間違えられてしまいました。笑
僕「いや、その人は女性で、僕の妻だよ。」
医師「え!?そうなの!?マジごめん!!!!!笑」
という謎の下りがありつつ、診断の結果、冒頭のように「脱水症状+血糖値の急激なアップダウン」が原因ということになりました。
そのほかの原因も考えられたのですが、血液検査の結果、どこにも炎症がなかったので、ひとまず安心です。
その後、1時間程度の点滴を打ってもらい妻の体調は回復。
お薬も出してもらいました。
⬇︎薬の処方箋です。これを街の薬局に持っていけば、お薬を貰えます。処方箋がないと薬が貰えないのでご注意を!
全てが終わり、安心しているのも束の間。
僕たちには、お金の心配が頭にもくもくと湧き上がっていました。
「海外旅行保険には入ってるけど、対象の病院じゃないし。。。数万円くらい取られるのかなあ。。。」
病室から出るとき、医師の方へ恐る恐る質問。
「あの、お会計はどこでしょうか?費用はどのくらいでしょうか?」
すると、思いがけない返事が返ってくるのです。
コルドバの大学病院の費用は無料
医師「ん?費用?あー、わかんない。スペインって皆保険だから、基本無料なのよね。」
ん???無料???マジ!?
医師「でも、あなたたちは観光客だから違うかもね。ちょっと調べる。」
あのまま、病室から出てしまえば、無料だったのではないか。。。
そんな不安が頭をよぎりますが、医師からの答えはこちら。
医師「無料だから、もう帰っていいよ!タクシー呼ぶわね。」
やった!!!!!!!!!!
やったーーーーーーーー!!!!
そのまま病院でタクシーを呼んでもらい、家に帰りました。
かかった費用は、家から病院までの往復費用である1,500円くらいだけ。
本当に助かった。
スペインの病院事情
スペインの医療事情ですが、会社員などが加入する公的保険と、学生やフリーランスが加入する民間保険の2種類があり、公的保険の場合、医療費は基本的に無料だそうです!
▶︎スペイン医療事情。押さえたい保険システムや受診方法 by せかいじゅうライフ
スペインの経済状態って、あんまり思わしくないのですが、このような医療体制が整っているのはすばらしいですね!
ただ、色々調べていると、観光客でも医療費が無料になるかどうかは、都市によって異なるようです。
バルセロナやマドリードといった大きな都市では、大学病院でも有料の可能性があるようです。
また、私立病院ではもちろん有料になるので、救急で病院に行く場合は、市立/国立/大学病院を選ぶようにしましょう!
⬇︎再度、僕たちが無料でお世話になった大学病院を載せておきます。
もし、スペインのコルドバで何かあったら、迷わずこの病院に行ってください!
病院は大きく、施設もしっかりしていてとっても安心です!!!
スペイン語が話せなくても、英語が話せる医師がいるので、安心して利用してください!
では、今回はこれまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!