こんにちは。
ごりぱちです。
この前、中国人の友達の結婚式に参加して来ました!
中国の伝統的な結婚式に対して、何にもイメージを持たずに参加して来たのですが、一言でいうと
豪華すぎやろ!
金持ちか!
ありえない!
度肝を抜かれてきました。
今回は、中国の伝統的な結婚式について、僕の体験をもとに書いていこうと思います。
「海外の結婚式ってどんな感じなの?」と興味がある人にとって面白い内容だと思うので、是非読み進めてみてください!
では、レッツゴー!!!
結婚式前日から始まる親戚総出の準備。
伝統的な中国での結婚式では、結婚式前夜から親戚一同総出で準備が行われます。
結婚式当日の一連の流れはこんな感じです。
① 新郎の家に新郎側の親戚大集合。
② 親戚全員で新婦の家に突撃。
③ 花嫁の友達が、新郎とその友達にクイズや課題を出す。
*これに答えられないと、花嫁の待つ部屋に入れない。
④ 花嫁に愛の言葉を伝える。
⑤ 花嫁の両親から祝福の儀式を受ける。
⑥ 結婚式会場のあるホテルの一室に移動。
⑦ 新郎側の両親から祝福の儀式を受ける。
⑧ 結婚式本番。
⑨ 花嫁が新郎の家に到着。
①-⑨の工程全て完了して、やっと結婚式が終わります。
割と工程があるんですよね。
ちなみに、前日から準備をしているのは、⑨のためです。
新婦が到着した時に、新婦への感謝や喜びの表現をするために部屋の装飾をしています。
このように、みんなガヤガヤしています。笑
準備が終わると、親戚一同が介しての大宴会が始まります。
2部屋貸し切って、総勢100名くらいの人が集まっています。
ご飯は全く食べきれず、ひたすら酒を飲みます。
これは、現地でよく飲まれるお酒です。
アルコール度数が50度を超えるため、1口飲んだだけで喉が焼き切れるくらい熱くなります。笑
こんなに度数が高いお酒を飲むのには理由があります。
今回訪れたエリアは、中国とロシアの国境付近のジャグダチという街です。
訪れた時期は9月でしたが、最低気温は氷点下に届くような寒い地域です。
真冬の時期では、氷点下40度を記録する極寒の地。。。
体を温めるために、度数の高いお酒は欠かせないようです。
結婚式前夜は、みんながべろんべろんに酔っ払って帰っていきます。
僕も、初めて会った新郎のお父さんとベロンベロンに酔いながらめちゃめちゃ仲良くなりました。笑
朝5時集合から始まる中国の結婚式。
さあ、結婚式当日ですが、まさかの朝5時に新郎宅に集合です。笑
朝5時って、早すぎますよね。笑
そこから新婦の家に移動します。
中国では、祝いの色は赤!
なので、部屋の中は赤一色です!
ちなみに、結婚式当日は、朝5時から専属カメラマン3名と司会進行(?)1名がずっと一緒についてきます。
これが、一般的だそうです。笑
恐るべし中国。笑
その後、ホテルへ移動し、また違う祝福の儀式を行います。
とにかく綺麗なんですよね。。。
この儀式が終われば、いよいよ結婚式会場へ!
この時点で、まだ朝の8時!!!
こんなに生産性の高い1日を過ごすことになろうとは、夢にも思いませんでした。笑
度肝を抜かれる中国の結婚式会場。
さて、いよいよメインの結婚式会場への移動です。
ホテルでの結婚式は日本でも出席したことがあるので、日本式をイメージしていました。
しかし、中国の結婚式は、僕らを完全に裏切ってきます。
見てください。
前方には、凄まじい大きさのスクリーンが。
そして、総勢300-400名が会場にごった返しています。
中央には、豪華な花道が設置してあり、
紛れもなく“人生で最も盛大な結婚式”となっていました。
花道を新郎新婦が歩んでいきます。
花道に2016とありますが、これは年数を表しています。
このカップルは、10年間付き合った末の結婚だったので、その10年の年号が花道に書かれているのです。
凝ってるわああ。
両家のご両親も登場し、お祝いの言葉を述べます。
入場する際には、両家のお母さん同士、お父さん同士で手を繋いで入場します。
日本じゃ絶対にできない気がします。笑
そしてここでも、尋常じゃない量のご飯が出てきます。
机がいっぱいになると、お皿をどんどん重ねてくるので、机はぐちゃぐちゃです。笑
中国の礼儀として、”ゲストをお腹いっぱいにしないことは無礼である”という考えがあるので、とにかくご飯が出てきます。
美味しいご飯が食べられて幸せなのですが、正直吐きそうでした。笑
本番は結婚式後の飲み会。
結婚式が終わったのが昼の12時。
朝早くから起きてた僕たちは一旦ホテルに戻り仮眠を取ります。
午後4時から、新郎新婦を含めた友達だけのラフな飲み会が開催されます。
ここの飲み会で、地獄絵図が展開されるとは、この時は思ってもみなかったです。。。
みんな元気な宴会前。笑顔ですね。
お酒は腐るほど用意してあります。
これが、宴会が進むと、こうなります。
吐く一歩前の危険な風景。
完全にグロッキーな僕。
帰りの列車が夜10時で、宴会は9時くらいに抜けましたが、話を聞くと朝まで延々とやっていたそうです。笑
夜行電車でバイバイ。
中国語が全く話せないのを心配して、駅まで見送りに来てくれましたが、フラフラなのでこんな感じでした。笑
みんな、ほとんど意識がなかったようです。笑(僕の手ブレもひどい)
ほとんど記憶がないものの、無事に電車に乗り込み、結婚式の地を後にします。
かなり狭かったものの、お酒のおかげで爆睡でした。
綺麗な朝焼け。
ちなみに、今回の結婚式は、中国の加格達奇区(ジャグダチ)というエリアに行っていました。
ロシアとの国境が近いです!
中国の結婚式は最高に面白かった。
過去に中国に行ったことがあったのは上海くらいで、中国の内陸に行ったのは今回が初めてでした。
英語は全く通じないし、「満州事変が起きたエリアだから日本のことよく思ってない人多いよ」と中国人の友達から聞いていたので、正直不安しかなかったのですが、一言感想を言うのなら、
中国最高!!!
ご飯はめっちゃうまいし、とにかく皆優しかった。
新郎のお父さんは「政府はよくわからんが、僕ら中国国民は、日本と仲良くしたいと思ってる。
日本と仲良くやる準備はできている。東アジアが一体となって、新しい世界を作っていこう!」と熱く語ってくれました。
初めてお会いしたご家族の方も、「今日から私たちは家族だよ。あなたは私たちの大事な子供だ。困ったことがあったら、いくらでも頼って来なさいね。家族の絆は永遠だよ。」と、本当によくしてくれて、なんだか泣けてしまいました。
日本に、こんな熱い絆があるかと聞かれれば、正直ない気がします。
中国のパワーの源が家族にあることを垣間見た貴重な瞬間でした。
“日本と中国の架け橋になってほしい”
中国の家族からこの言葉を受け取り、少しでも中国と歩み寄れるように、僕にできることをしていこうと思います。
では、今回はここまでです!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
また次回、お会いしましょう!