こんにちは。
ごりぱちです。
大学院生の頃、千葉県のとある畜産農家さんのところへ、農作業のお手伝いに行った時に、牛の去勢を手伝わせてもらう機会がありました。
普段は、美味しい牛肉を食べるばかりで、去勢のことなど1ミリも頭に浮かんでいなかったのですが、子牛の去勢のインパクトが想像以上に大きかったので、
この記事では、子牛の去勢が必要な理由・去勢の様子・去勢を通じて学んだことをまとめています。
牛肉好きの方、畜産業界について知りたい方にとって、少しでもお役に立てると嬉しいです。
では、レッツゴー!!!
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可愛い牛たち
⬇︎大きな牛舎には、可愛い牛さんがたくさんいます。

⬇︎エサを持っていくと、凄まじい勢いで食いついてきます。

⬇︎こちらを見つめる目が愛らしいです。

⬇︎親子で仲良く過ごしています。

牛舎の掃除
農作業の一環として、牛舎の掃除をしました。
牛糞の処理から、エサやり、水飲み場の清掃と、半日かけて作業をし、牛への愛着が沸いてきます。
⬇︎牛へのエサやり。アメリカのとうもろこし飼料じゃないので、安心です。
▶︎米国より”危険食品”大流入?! ~遺伝子組換えトウモロコシの本当のリスクは?~

⬇︎牛の水飲み場の汚れがひどいので、掃除をしました。

⬇︎週に一回は掃除をしないと、すぐに汚くなってしまいます。

雄の子牛の去勢
雄の子牛が去勢をする5つの理由
子牛の時に去勢をするのは、以下の5つの理由があると言われています。
①牛の筋繊維には赤色筋繊維と白色筋繊維があり、赤色筋繊維の割合が多いと肉は硬く、少ないと柔らかい性質がある。去勢すると白色筋繊維が増加するため、肉は柔らかくなる。
②牛肉は結合組織が多いほど、肉は硬い性質があり、去勢すると同組織が肥大し、数量が減るために肉は柔らかくなる。また、肥大した同組織には、不飽和脂肪酸が蓄積しやすい。
③去勢すると雄性ホルモンが減退するため、牡相から牝相へと変化し、性格が穏和となる。穏和になることにより、飼養管理がし易くなり、群飼養が可能となる。また、穏和になれば過激なエネルギーを消耗しないため、飼料効率が良くなる。
④牝相に変化すると骨格なども細くなり、筋肉歩留まりが高くなる。
⑤穏和になるとと殺直前に過激な動きがなくなり、ダークカッティングビーフ(筋肉に血斑が残る現象)に成りにくい。
要するに、より人間が食べやすいお肉にするために去勢をしているのです。
なんだか、すごく罪悪感が沸いてきます。。。
去勢の様子
僕がお手伝いをした日、たまたま獣医さんによる去勢が行われました。
その様子を写真に収めています。
⬇︎牛に麻酔を打ち、両手足をヒモで結び、動けないようにします。去勢の前に、牛さんの泣き声が牛舎に響きます。ごめんね。

⬇︎獣医さんが、手際良く去勢をしていきます。男性が見るとえぐいので、去勢のシーンは隠しています。

⬇︎オスの金玉が摘出されました。それを見た僕は、どうしても自分の金玉が痛くなってしまいます。

⬇︎牛の金玉です。とても大きくて驚きました。

⬇︎牛の金玉は、珍味として取引されることもあり、1個6,000円程度の値がつくこともあるそうです。

A5の牛肉が楽しめるレストラン
お手伝いした牛舎で育った牛さんを美味しく食べられるレストランです。
A5ランクのお肉が、お手頃価格で楽しめます。
お店の名前:まんまや
営業時間:ランチ▶︎11:30〜13:30
ディナー▶︎17:00〜20:00
定休日▶︎水曜日・木曜日
お店のHP:http://madei.jp/

⬇︎美味しい牛肉料理が豊富に用意されています。

⬇︎肉寿司です。めちゃくちゃ美味しいです。

⬇︎牛肉レストランの場所です。
去勢を通じて学んだこと
人生で初めて、去勢されている現場を見て、僕はこう感じました。
「人間がより食べやすくするために去勢されてるのか。。。なんでこういうことを知らなかったんだろう。。。」
僕はお肉が好きです。牛肉のおかげで、きつい部活も乗り越えてきました。
しかし、その牛がどうやって育てられているのかなんて、農学部じゃなかったら知る由もありませんでした。
僕たちは、命をいただいています。
しかし、現代では、頂くはずの生命に対する関心があまりにも薄く、命を頂いている実感はほとんどありません。
どんな環境で育てられているのか、人間の身勝手によって、どんな不都合が隠されているのか、全く知ることができません。
僕たち消費者は、生命に対する感謝の気持ちを持つためにも、食卓に届くまでに何が起きているのかを、もっと知る必要があると強く感じました。
「大事な命を頂いている」ことを自覚するためにも、農家さんと交流できる機会を持ち、現場に行くことをオススメします。
是非、様々な生命に思いを巡らせながら、感謝の気持ちを忘れずに食事を楽しんでいきましょう。
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では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
また次回お会いしましょう!
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