他人と比較する人生は辛い。他人ではなく、自分と向き合うことの重要性とは?

公開日:2018年8月10日
     
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こんにちは。

ごりぱちです。

最近、アメフトの同期と部活時代を話すことがあり、「部活で何を学んだか?」というトピックになりました。

振り返れば、僕は小・中・高と、ずっと他人と自分を比較して生きてきました。

サッカー部に所属し、どれだけ厳しい練習を摘んだとしても、常に他人と比較することで、「ああ、僕ってダメなプレイヤーだ。。。」と謎の闇モードに入り続け、多くのミスを招き、チャンスを掴み損ねました。

しかし、大学のアメフト部時代を通じて、「他人と自分を比較しない。自分は自分だ。」という真理を学ぶことができ、人生が好転していきました。

今回は、「他人と比較してしまうのが辛い」「自分はダメだ」と考えてしまう方に、僕が他人と比較する癖を克服していったエピソードについて書いていこうと思います。

では、レッツゴー!!!

他人と比較し続けていた高校時代。

僕は3歳からサッカーを始めており、高校生の頃の夢は、もちろんプロのサッカー選手でした。

当時、僕がいた高校は県内で常にベスト4に食い込む強豪校であり、かつ東京大学・大阪大学・京都大学への進学実績がある進学校でもありました。

中学時代の僕は、サッカー部や野球部を転々としており、とてもじゃないですが上手い選手とは言えませんでした。

進学した高校のサッカー部の部員数は、3学年合わせて100名を超え、各学年にスポーツ推薦の選手が5-10名ほどいました。

ほとんどの選手が、中学時代に県大会上位や全国大会で活躍していたのに引き換え、中学時代の僕は区大会で敗退するようなチームに所属していました。

僕のポジションはGKで、先輩や同期には県選抜に入るレベルの人がゴロゴロいて、正直オワコンでした。

レギュラーになれるとは到底思えなかったです。

3年生になっても、ベンチにすら入れない人が当たり前のようにいる競争社会で、どうやって生きていけばいいのか、さっぱりわかりませんでした。

そんな中、なんとか食らいついて、新チームになった段階でレギュラーの座を掴んだ僕ですが、いつまでたっても自身が持てません。

どれだけチームが良い成績を残していっても、全く自信が持てません。

その原因は、僕が相手チームのGKにいつも引け目を持っていたからです。

全国の強豪校と対戦すると、相手のGKは概して上手いです。圧倒的に上手いです。

彼らは自信に溢れていて、プレーヤーとしての欠点が見当たらないことがほとんどです。

僕は常に、彼らと僕を比較していました。

しかも、現在の努力量などではなく、過去の違いを嘆いていたのです。

「僕は県選抜にも選ばれてないし。。。」「決してうまくなんかないのに、たまたまレギュラーに選ばれて。。。」

このように、僕はいつも自分のことを恥ずかしく思っていました。

相手に下手だと思われて、馬鹿にされているんじゃないかって、勝手に思っていたのです。

もちろん、上手くなるために必死に練習しました。

全国大会には行けませんでしたが、県の新人戦で準優勝し、中国大会でベスト8になったりと、一定の成績は残してきました。

だけれども、僕はずっと、他人と比較して、ずっと劣等感を感じていました。

「上には上がいる。どれだけ上を見てもキリがない。」

そんなの、頭ではわかっていましたが、とにかく怖かったんです。

僕のミスでチームが負けてしまう。みんなの夢が散ってしまう。

そう考えると、とにかく怖くて。

そして、一番怖がっていたのが、自分が下手だと思われてしまうことでした。

めちゃめちゃ情けない話ですが、僕は、「チームのために」という言葉を借りて、自分を守っていたのです。

クソ野郎です。

高校サッカーに打ち込んだ3年間。最後の大会は、ベスト8で敗退してしまい、結局全国大会には行けませんでした。

今でも、自分のプレーに悔やむことがあります。もっと僕がタフであれば、何かが変わったのかもしれない。

本当に、心から悔いが残りました。

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他人と比較する病が再発した大学時代。

高校サッカーに悔いが残る中、大学ではアメフトを始めます。

劣等感を抱き続けるサッカーではなく、新しいスポーツで心機一転を図ったのです。

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当時のアメフト部は、人数は70名程度で、大学からアメフトを始める人がほとんどでした。

高校時代の部活は野球部、サッカー部、卓球部、帰宅部、ラグビー部と多種多様で、まるで動物園に放り込まれたような感覚でした。

初めてのアメフトはめちゃめちゃ面白く、すぐにのめり込みました。

幸いなことに、1年生からキッカー、レシーバーとして試合に出させてもらうようになり、ただただ楽しく過ごしていたんですね。

2年生になると、主力としてカウントされ、色んな責任を持つことになりました。

僕が最も責任を負っていたポジション、それがキッカーです。

キッカーはGKと似ています。

なぜなら、ミスが一目でわかり、その全責任を負うからです。

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キッカーの仕事は、ボールをゴールに入れるかどうか。それだけです。

キック1つで勝つこともあれば、負けることもあります。

そして僕は、またもや高校時代の病気を発症します。

「他人と比較する病」です。

またもや、相手チームのキッカーと自分のレベルを比較し、自分が劣っていると自信を無くしてしまい、ミスを犯すのです。

本当、ふざけた野郎です。

起用してくれてる人の信頼を完全に損なうようなメンタル状態です。

そして、そのクソメンタル野郎に、ついに神様から鉄拳が振り落とされます。

大学2年生のシーズンで、チームは創部以来初めて、1部リーグとの入れ替え戦に臨むことになります。

僕はその試合、レシーバー・キッカーとして出場していました。

試合が拮抗する中、大事な場面で僕のキックの出番です。

僕は、これを外します。次も、その次も。

そう、僕はこの試合、キックでの得点チャンスをことごとく失敗したのです。

結局、試合は負けてしまいました。誰も僕を責めません。

責めてほしかったけど、誰も責めません。

それどころか、「頑張ってくれてありがとう」と言ってくれるのです。

僕は、泣きました。めちゃめちゃに泣きました。

そして誓います。

「もう他人と比べるのはやめよう。僕を信頼してくれる人のために、僕は自分がどう思われる気にするのをやめる。」と。

この試合のおかげで、僕のメンタルに、少しずつ変化が起きていきました。

他人と比較せず、自分と向きえた方法。

3年のシーズンが始まり、僕の成績は飛躍しました。

2年生の頃のキック成功率が35%だったのが、3年生の時のキック成功率は96%にまで高まったのです。

これは、技術どうこうではなく、メンタル面での成長がこの結果に繋がりました。

他人と比較することを辞め、日々の自分と向き合い、自分のルーティーンを作り、自分の世界を作りあげ、集中力を高めることに注力しました。

その結果、どんな相手だろうと、全く意に返さなくなりました。

言い方はあれですが、他人の存在を完全に無視することができたのです。

僕がここまで変化するのに実行した項目は以下の通りです。

他人と比較しない手順①

これまでの僕は、「僕は下手くそだ。」と認識していましたが、「下手くそだから何をやってもダメだ。」とネガティブな方向へ思考が進んでいました。

しかし、発想を変えて、「自分は下手くそだから失敗して当然。これから失敗を減らすまでだ。」と下手くそに思われることに対してポジティブな思考を取り入れるようにしました。

そして、「下手か上手いかは他人が決めること。僕が自分で決めることはない。僕は今できる最大の努力をして、集中しよう。結果は後からついてくる。何もやってないうちから結果のことなんて考える必要なんてない。」と思うようになりました。

他人と比較しない手順②

僕はこれまで、自分の特徴を完全に無視して、他人がうまくできている部分だけを見て、自分の中に取り入れようとしていました。

本来、上手い人というのは、自分の体の特徴などを考えながら、適度に他の選手の良いところを盗み、自分ならではの型を見つけ出していきます。

その点、僕は自分ならではの型を作ることをせず、常に他人の型に自分を嵌め込もうとしていました。

それがうまくいかない時、「ああ、僕はこの人みたいにできない。ダメなんだ。」と思ってしまいがちです。

そんな思考から脱するためにも、「僕には僕の型があるから大丈夫。じっくり取り組んで見つけていこう。」と、心に余裕を持つようにしました。

他人と比較しない手順③

他人と比較しないなら、誰と比較すればいいのでしょう?

それは、自分自身です。

今日の自分は、昨日の自分と比較するのです。

もう他人は必要ありません。

これまでの自分よりも、今の自分の方が優れているのかどうかが重要になります。

僕の場合、毎日少しずつ、キックの距離を長くしていき、昨日の自分より成功率が高くなるまで、ひたすら練習をし続けました。

そうすると、練習だろうと試合だろうと、いつも比較するのは自分だけなので、一切緊張しなくなります。

他人と比較することを止めたことで、余計な思考がなくなり、「大丈夫。僕は常に最高のパフォーマンスを出している。そうすれば結果はついてくる。」と、完全にメンタルが安定するようになりました。

「自分と他人を比較するのを止めて、常に自分と向き合い、過去の自分よりも上手くなる努力をする。」

言葉で書けば簡単な事ですが、僕はこれができるようになるまで人生20年かかりました。

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他人と比較する人生はもう止めよう。

自分と他人を比較して、劣等感を抱いていても、自分の成長には何も繋がりません。

むしろ、自分を信頼してくれている人への裏切り行為となり、自己嫌悪が加速します。

ここから抜け出すためには、一番初めに「自分ができないこと」を認めないといけません。

これは、本当に苦しいです。

今まで目を避けてきた、自分の一番苦しい部分にスポットライトを浴びせないといけないからです。

誰のせいにもできず、自分の責任を問うのです。

他人と比較していれば、自分ができない理由を自分以外に見つけていれば、正直楽です。

でも、自分の心が痛くなります。

「いつまで逃げるんだ」って、悲しくなります。

でも、その悲しみを乗り越えないと、自分が思い描く世界には手が届かないんです。

また、自分ができないことを認め、地道に努力を続けていると、

「自分が上手くいっているかいないかは、他人が勝手に決めること。僕が超えるのは他人ではない。僕自身だ。」と気づくことができます。

僕の場合、アメフトでは乗り越えたものの、社会人として同じような問題に直面することがあります。

同じ過ちを犯します。でも、何をすれば乗り越えられるかが分かっているからこそ、立ち向かうことができます。

他人を比較する事を止め、常に自分と向き合うことができれば、自分の能力は最大限活かされます。

他人と比較することで苦しんでいる方は、是非とも人生を変える一歩を踏み出してみてください。

誰でも、思い立った時から、自分の人生は変えられます。

「昨日の自分より、今日の自分の方がもっといい」

これを目指して一緒に頑張ってみましょう。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

では、また次回お会いしましょう。

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