排他的な人間は面倒くさい。熱心な宗教信仰者が排他的になる理由とは?

公開日:2020年3月4日
     
 人生哲学  
   

こんにちは。

ごりぱちです。

僕たちがオランダに滞在した時、とあるスーパーマーケットで、関西弁がペラペラなオランダ人の男性に出会いました。

その方は、仕事で奥様と一緒に日本の滋賀に10年以上滞在したことがあり、僕たちは久しぶりの日本語で色々とお話し、仲良くなりました。

オランダ人「ほな、せっかくの出会いやから、一緒にご飯でも行こうや!」

ということで、僕たちはオランダ人ご夫妻と一緒にご飯を食べに行くことに。

そこで彼らがキリスト教のプロテスタントの神父さんであることが分かり、そこから話が少し面倒な方向へ。

▶︎知っておきたい! カトリックとプロテスタントの4つの大きな違い

今回は、僕が遭遇した経験から、「なぜ宗教が排他的なのか?なぜ排他的な人間が生まれるのか?」などを解説していこうと思います。

僕自身、宗教の存在は全く否定していません。むしろ、状況によっては必要なものだと思っています。

ただ、あまりにも宗教に熱心すぎると、排他的になってしまう部分があることもまた事実。

とうことで、僕の考察へ進みましょう。

では、レッツゴー!!!

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神父さんが日本行きを決めた理由

🇳🇱「ところで、君たちは今何してるん?」

🇯🇵「あ、去年仕事辞めて、今はプラプラ旅してますよ。あなたはお仕事何されてるんですか?」

🇳🇱「ええなあ。ええなあ。ワシはリタイヤで悠々自適や!たまに教会で神父しとるで。」

🇯🇵「え!神父!神聖な仕事ですねえ。ところで、日本にはどんなお仕事で来てたんですか?」

🇳🇱「いや、だから神父やで。神父として、滋賀で10年以上働いたんや。」

神父さん!本物の!人生で初めて会いました。

🇯🇵「なんで日本に?わざわざ?オランダから遠かったでしょ。。。」

🇳🇱「それはな、神のお告げやねん。」

🇯🇵「うん?え?」

🇳🇱「まだワシが40歳くらいのころ、ある日上司の神父に呼ばれてな、"お前、日本で働かんか?"と言われてな、めっちゃ戸惑ったんや。遠くてな。」

🇳🇱「そん時は、妻との結婚してたし、妻にも相談したねん。"本当に行くかどうかは、神が教えてくれるわよ。1日に3回以上お告げがあったら行きましょう"って言われてな、それでお告げを待つことにしたんや。」

🇯🇵「。。。。。。」

🇳🇱「そしたらが、日本行きの相談を受けてから1ヶ月後、1日に3回もお告げがあったんや。」

🇳🇱「朝、新聞の見出しに日本が取り上げられててん。んで、お昼ご飯の時は、日本の歴史に対する本が自分の机の上に置いてあったねん。しまいには、帰り道に日本人と出会ったんねん。1日に3回も日本のお告げがあったんねん。それで、ワシと妻は行くことにしたんや。」

いや、なんとも大胆!それで日本行きを決めれるって大胆!

そんなこんなで、日本での生活が始まったのでした。

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神父さんの謎の使命感。

🇳🇱「んでな、日本に来たはいいけど、全くもってキリスト教自体が浸透しとらん。しかもプロテスタントなんて全くや。日本人は戦争中悪いことしとるやろ。だからプロテスタントの思想を広めることが、ワシらの使命やったんや。」

🇯🇵「。。。。。」

この時、僕はめちゃめちゃモヤモヤしました。

僕の心の声「確かに、日本もたくさん悪いことをしてきた。でも、あなた達は自分たちのことを棚にあげるのか?あんたらもキリスト教の名前振りかざして、アフリカとかアジアの国を植民地支配してきてるじゃん。あなたらの宗教心の方が、もっと悪いことしてきるんじゃないの!?」

▶︎オランダの過酷な植民地政策

とまあ、そんなことを言えるはずもなく、彼らの謎の使命感を延々と聞いていました。

神父さんからの宗教勧誘

🇳🇱「ところで、旅をしてきた感想を教えてくれよ。」

🇯🇵「もちろん、どの国も人も優しかったり親切だったりするんですが、中南米・アジアでは貧困層もしっかり目立っていて、複雑な気持ちになりました。」

🇳🇱「中南米はカトリックだからね。カトリックは怠け者だから、貧困が生まれるんだよ。アジアはそもそもプロテスタントの信者が少ないしね。オランダをご覧よ。裕福な国だろ。それは、プロテスタント信者が勤勉だからなんだよ。」

🇯🇵「。。。へえ、そうなんですか。。。」

僕の心の声「むむ!?この人何を言ってるんだ?宗教が先進国と後進国を分けると思っているのか?そしてプロテスタント以外を見下してないか?危ないぞ!!!」

🇯🇵「ちなみに、なんでそんなにカトリックを嫌うんですか?僕の妻は、カトリックの信者ではないですが、カトリックを信仰する高校に通っていましたよ。」

🇳🇱「カトリックの高校に通っていたのか。。。それは残念だ。カトリックはけしからん。免罪符を売り付けて、お金を払えば天国に行けるような、意味が分からない信仰を流行らせたんだ。キリストが汚れてしまった。それであいつらは財をなしたんだ。けしからんにもほどがある。その点、プロテスタントは、勤勉に働く人が多く、素晴らしいものなんだ。」

▶︎キリスト教の宗派の違いとは?②カトリック「免罪符(贖宥状)ですべてはOK!?」

🇳🇱「ちなみに、君たちは何を信じているんだい?」

🇯🇵「僕たちは特にないですが、強いていうならアミニズムを大切にしています。全ての生命に神が宿っており、自然を大事にする精神が僕たちは好きなので。」

▶︎アニミズム|シャーマニズムや自然崇拝との関係から意味や信仰例まで

🇳🇱「でも、この世界はキリストによって作られいるし、プロテスタントの教えは素晴らしいから、君たちもプロテスタントになった方がいいよ。他の教えは欠陥があるから。」

僕の心の声「この人、何を言ってるんだろう?なんだかやばくない?勧誘されちゃったよ。面倒くさいなあ。。。」

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なぜ宗教を熱心に信仰している人は排他的になるのか?

これは、彼が神父さんだからこそっていうのもあるとは思うのですが、神父さんレベルになると、人生を捧げて、イエス・キリストのために生きています。

人生の指針が、全てキリスト教のプロテスタントの教えに基づいています。

また、その教えは、根本的に全てにおいて正しいと認識しています。

これは、キリスト教に限らず、イスラム教・仏教・ヒンドゥー教など、どの宗派をとっても同じことが言えるでしょう。

それぞれの正義がある世界で、その正義を否定できるでしょうか?

キリスト教からしたら、イスラム教・仏教・ヒンドゥー教は異教です。

神はイエス様しかいないはずなのに、他の神様を祀っています。

それは、神父さんからしたらあり得ないことですし、あってはならないことなのです。

なぜなら、自分の信仰がこの世界で唯一無二の正義であり、他の教えは邪道になるからです。

だからこそ、熱心な宗教信者は、「他の宗教を認めること」=「自分の教えを否定すること」=「自分の人生を否定すること」になるので、他の人たちに対して排他的になってしまいます。

自分の人生を守るために。

排他的な人は、なぜ面倒くさいのか?

🇳🇱「プロテスタントになりなよ。聖書をあげるから、これを毎日読んでみて。」

🇯🇵「ありがとう。でも、そんなに興味がないんだよね。」

🇳🇱「興味がないってどういうこと?この教えは素晴らしいんだよ?素晴らしい人生を歩みたくないの?」

この会話を見て分かるように、排他的な人は、自分の考えを理解しない人が存在することを理解できません。

🇳🇱「君たちは、どうしてプロテスタントの教えを受け入れないんだ。意味が分からない。」

また、このように、自分たちの教えや考えが、絶対的なこの世の正義であり正解だと考えているので、その他の考えを持っている人に対して攻撃的になります。

もう、本当に面倒くさいのです。排他的な人は、他の考えを持つ人のことを受け入れられず、なんなら敵対視するようになるので、とっても厄介なのです。

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人種差別者は、排他的の典型例

排他的な人間として、最も典型的な例は、人種差別者です。

人種差別者は、肌の色・国籍などで、その人の存在を否定します。差別します。

「君は僕たちと違う。だから劣っている。危険である。受け入れられない。」

こんな意見を持つ人って、完全に排他的ですよね。

一種の「僕たちは素晴らしいんだ宗教」に加入している宗教信者とも言えるでしょう。

排他的な人との接し方。

もし、排他的な人と出会ってしまったら、最適な接し方は一つしかありません。

それは、関わらないことです。

徹底的に関わらないことをオススメします。

なぜなら、関われば関わるほど、自分のエネルギーを消耗し、疲弊するだけだからです。

排他的な人と一緒にいても、ストレスしかないので、何を言われても無視をして、関わらないでください。

それが、最善の方法です。

宗教を熱心に信仰する人が排他的な理由、排他的な人が面倒な理由、排他的な人との関わり方を紹介してきました。

もちろん、素晴らしい宗教家の方もいます。

全ての宗教家が、信仰している方が排他主義で面倒くさいわけではありません。

しかしながら、信仰心が強すぎると、排他的になってしまう人も一定数おり、今回はたまたま僕が不運にもそれに当たってしまい、その中から考えたことをまとめたに過ぎません。

とにもかくにも、この記事が、これからの人生で、何かしら役に立つと嬉しいです。

これで、今回は終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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