こんにちは。
ごりぱちです。
少子高齢化、人口減少などが叫ばれ、「日本の未来は大丈夫か?」と考える方が多くなってきているのではないかと思います。
そんな中、たまたまyoutubeで【未来を切り拓く人材とは】という、めっちゃ興味あるタイトルで講義をしている動画を発見し、その内容がとても参考になったので、僕目線でまとめさせていただきました!
この動画で講義をしているのは、【田坂広志】という方です。

田坂広志さんは、一言でいうと、とてつもないハイパーエリートです。
アカデミックの世界でも、ビジネスの世界でも一流の世界で戦ってきている戦士なのです。
数多くの書籍も出しており、ビジネス界のトップ層の中で、田坂さんを知らない人はいないのではないでしょうか?
これらの本は、数多くの出版物のほんの一部ですが、非常にためになる内容ばかりなので、非常にオススメです!
こんな田坂広志さんが考える【未来を切り拓く人材とは】一体どんな人材なのでしょうか?
では、レッツゴー!!!
⬇︎今回、聞かせていただいた講義はこちらです。
40分程度と、少し長めですが時間がある時に是非一度お聞きください!
⬇︎僕が好きな、他の講義です。「目に見えない資本主義」
約10分と、サクッと聴くことができます。
これからは知識の価値が下がる時代
未来に目を向けると、大前提として押さえておかなければいけない考えがあります。
それは、【知識社会が崩れる】ということです。
ここでいう知識社会とは、【知識の高さが価値を持つ社会】のことですが、
これからは、知識を持っているだけでは価値にならない時代になっていきます。
インターネットの台頭によって、知識がない人でも、何かのトピックに対して、30分程度検索すれば、相当量の知識を得ることが可能になりました。
なので、知識が豊富にあるだけでは、未来を切り拓く人材にはなれないのです。
では、どういった人が未来を切り拓く人物になれるのでしょうか?
田坂さんが語る未来を切り拓く人材の条件とは?
未来を切り拓く人材① 暗黙知を言葉にして伝えられる人
【暗黙知を言葉にして伝えられる人】
これは、言い換えると【物語を語れる人】となります。
例えば、Appleの創設者であるスティーブ・ジョブスは、最初から「私は世界をあっと言わせるパソコンを作るんだ!」と意気込んでいたのでしょうか?
実は、そうではないのです。
スティーブ・ジョブズは、「アメリカの片田舎のおばあさんでも使えるようなパソコンを作りたい」と語っていたそうなのです。
「私は世界をあっと言わせるパソコンを作るんだ!」
「アメリカの片田舎のおばあさんでも使えるようなパソコンを作りたい!」
どっちの方が、具体的にイメージができるでしょうか?
おそらく、後者の方だと思います。
このように、自分の想いを、実現したい世界を、きちんと物語にして語れる能力が必要なのです。
未来を切り拓く人材 ② 分析と統合の力がある人
これからの時代、もう1つの分野に詳しいだけの専門家は必要なくなる社会になっていきます。
必要になるのは、異なる分野において、高い知識や経験を持つ、【Super Generalist】が必要になっていきます。
しかし、1人では限界があります。
なので、もっと大事なのは、【異なる分野の専門家を繋げられる人】なのです。
異なる分野の専門知識を備えていれば、その業界のトップの人たち同士と会話ができ、コネクションを生むことが可能になります。
今のまま、「1業種で、1社で、1つの業務で」と狭い範囲で留まってしまうと、これからの社会で生き抜くことは難しいでしょう。
未来を切り拓く人材③ 自分なりの哲学を持っている人
哲学を持っていれば、その哲学を人生の中心に添えることで、あらぬ方向に流されず、自分の人生をコントロールすることができます。
木で例えると、哲学が根っこから幹に該当します。
立派な根を持っていれば、太いて丈夫な幹ができ、どれだけ枝葉(スキルや経験)を伸ばしても、どんな災いが起こっても、倒れることはありません。
そんな幹を育てるためにも、自分なりの哲学を育てていく必要があります。
未来を切り拓く人材④ 常識的思考ができる人
人間というのは、年齢が上がるにつれて、地位が上がるにつれて、自分のエゴが強くなり、
世間一般的に、社会的に常識と言われることが分からなくなってきてしまう傾向があります。
それを自覚しつつ、常識的な思考を持ち続けられる人は、とても希少な存在です。
本当に優れた人物は、自分の感情に負けることなく、自分のエゴをしっかりとコントロールできる人です。
感情に振り回されることなく、人生の目的のために、着実に進んでいきましょう。
未来を切り拓く人材⑤ 集合知を活用できる人
個人の力だけでは、達成できることにも限りが生じてきます。
だからこそ、個人の力の集大成である【集合知】を活用する必要があり、
多くの人の力を借りることのできる人物が稀有な存在として認められるのです。
つまり、まとめ役の人格や志が、どれだけ素晴らしいのかが重要になってくるのです。
未来を切り拓く人材⑥ 志を持つ人
孫正義さんも、【志を持て】と言いますが、【志】は、いきていく上で最も重要なものです。
個人個人が、どんな規模感でもいいので、【本気で世の中を変えていきたいんだ!】と考えて行動していれば、
必ず周りの人たちが助けてくれるようになるものです。
だからこそ、世の中を諦めることなく、自分のことを諦めることなく、
あなたなりの志を見つけることに集中してください。
未来を切り拓く人材⑦ 理論的であり、行動力もある人
世界を正しく認識し、世の中を変えていこうとする中で、最も大切なことは【行動力】です。
理論派の人は、社会をただ観察するだけで終わってしまいますが、本当に大事なのは、観察した後です。
観察で得た知識や理論を元に、目の前で実際に起きている問題に対してどんな行動を取っていくことができるのか?
それを徹底的に考え、かつ、行動に移せる人がまだまだ少ないのです。
また、自分の行動を選ぶとき、大事にしてほしいことがあります。
それは、表面的なエゴの声、周りの声ではなく、自分の心の声を聞くことです。
過去の原体験を元に、どんな事柄に関心が強く向くのか。
自分がどうしたいのかを、周りに惑わされることなく、しっかりと自分で決めてほしいのです。
未来を切り拓く人材⑧ 理性的であり、感性も研ぎ澄まされている人
これからの時代、論理的に考えていける能力は、基礎中の基礎として身につけていくべきです。
ただ、ロジックだけで全ての問題を解決できるはずもありません。
この世界の複雑系な問題の解決のためには、論理的思考力だけでなく、【直感】も非常に重要になってきます。
では、その【直感】はどう鍛えればいいのでしょうか?
それは、【今を生きること】です。
日本に住む私たちは、明日死ぬ確率は非常に低く、いつものらりくらりと暮らしています。
そして、【今,現在】ではなく、【過去,未来】に思考がとらわれ過ぎています。
現在の私たちに圧倒的に欠けているもの。
それは、【自分が社会を変えていくという覚悟】です。
未来を切り拓く人材⑨ 答えのない問いを問い続けられる人
これまでの教育では、私たちは【知能】ばかり磨いてきましたが、
これから必要なのは、【知性】なのです。
【知能】とは、答えの存在する問題に対して、いかに早く回答に到達できるかを問う力のこと。
【知性】とは、答えのない問いを問い続ける力のこと。
地球温暖化,食糧危機,ゴミ問題など、世界が抱える問題に、きちんとした答えが存在していますか?
存在していないんです。
学校のテスト以外に、この社会に存在する問題は、答えが存在していないのです。
だからこそ、答えのない問いを問い続けることができる力を持つ人が、この世界には必要とされているのです。
【宇宙とは何か】【人類とは何か】
そんな、生涯かけて答えが出るかどうかわからないような問題を問い続けられる力を持つこと。
自分を犠牲にしても、その問題に対して取り組んでいく。そんな気持ちを持つこと。
それが、未来を切り拓く人物には必要なのです。
田坂広志さんの名言
「世界はあなたであり、あなたは世界だ。」⬅︎名言
【なぜ世界はここにあるのか】
【なぜ自分はここにいるのか】
この問いに対する答えを考えているうちに、最後の言葉が聞こえてきました。
【世界はあなたであり、あなたは世界だ。】
あなたは、これをどう捉えますか?
僕はまだ消化できていませんが、耳に残った痺れる言葉でした。
田坂広志さんは学ぶ価値あり!
いかがでしたでしょうか?
田坂広志さんの講義は、非常に面白く、刺激的な内容ばかりです!
興味がある方は、youtubeの動画を是非ともご覧になってみてくださいね!
⬇︎今回、聞かせていただいた講義はこちらです。
⬇︎僕が好きな、他の講義です。「目に見えない資本主義」
では、今回はこれまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!