エンジェル投資家とは何か?エンジェル投資家から資金調達する前に知っておくべきこと。

公開日:2018年7月25日
     
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こんにちは。

ごりぱちです。

スタートアップで働き始めて2年、これまで何度も資金不足に悩む中で、資金調達にも時間を割いてきました。

働き始めた時は、VC? CVC? エンジェル投資家? なにそれ?状態でした。

そんな状態で、いろんな投資家に会う中で、エンジェル投資家の方には何度も助けられました。

エンジェル投資家から資金を得ることは、創業者からしたら非常に大事な仕事になります。

僕自身がエンジェル投資家からお金を入れてもらったり、エンジェル投資家の友達とのミーティングの中で、エンジェル投資を受ける際に、最低限必要な情報がなんなのかが分かってきました。

ということで、今回は、エンジェル投資家から投資を受けるために必要な情報をまとめてみました!

これから起業をしようとしている方、すでに起業しており、これから資金を入れようと考えている方の参考になれば嬉しいです!

では、レッツゴー!!!

⬇︎今回、参考にした書籍です。

エンジェル投資家とは何か?

エンジェル投資家とは、創業間もない企業に対して資金を提供する裕福な個人のことです。

企業はその見返りに、社債や株式を提供します。

ベンチャーキャピタルと似ていますが、ベンチャーキャピタルは投資ファンド(つまり、他人のお金を投資している。)であるのに対して、エンジェル投資家は直接自分のお金を投資する個人です。

by 資金調達プロ(https://shikin-pro.com/guide/113)

基本的に、エンジェル投資家をしている方は自分でも事業をやっていた経験があり、その事業で得た資産を投資に回しています。

彼らの資産は最低でも数億円あるので、お金に困ることはありません。

お金に困っていたら投資なんてできないですからね笑

僕の知り合いのエンジェル投資家の方も、すでに資産は10億円程度あり、その中で自由に動かせる資産を使って、様々なスタートアップに投資しています。

彼らの資金や人脈、アドバイスによって、スタートアップは成長していきます。

設立間もなく、信用や実績がないスタートアップは、銀行から資金を借りることはもちろん、ベンチャーキャピタルから資金を入れることも難しいです。

その状況下において、救いの手を差し伸べてくれる投資家、それがエンジェル投資家と呼ばれる所以です。

・エンジェル投資家とは?個人投資家から出資を受ける5つの秘訣とメリット・デメリット(2018年更新) by 資金調達プロ

「エンジェル投資家がどんな仕事をしているのか?投資判断はどうしているのか?」

「どうやったら投資家になれるのか?」

「どうやったら資金調達を得られるのか?」

そういった事が気になるあなたには、Uberなどへの投資で一躍有名になった”ジェイソン・カラニカスさんの本「エンジェル投資家」を読むことをオススメします!

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エンジェル投資家から聞かれる質問5選。

エンジェル投資家たちからの共通の質問をまとめると、次のようになります。

「誰の、どんな問題を、どのように解決するのか?

また、それを達成するためにいくら欲しいのか?それはなぜか?」

それぞれ細分化していきましょう。ラーメン屋を例にして解説していきます。

①誰をターゲットにしてビジネス行うのか?

これは、想定顧客のことをさします。

ここでは、部活動で空腹に喘ぐ高校生・大学生をターゲットとしましょう。

この時、なぜその想定顧客にしたのかを説明するために、きちんと現在・将来の想定顧客の市場規模をまとめておくようにしましょう。

また、市場の変化がどういった原因で起こるのかもまとめておきましょう。

②どんなサービスを提供するのか?

これは、商品になります。

ラーメンであれば、二郎を代表とするこってり系や、女子をターゲットにしたあっさり系だったり、味であれば味噌・豚骨・醤油・塩など様々な種類があります。

部活動をしている学生をターゲットにするなら、若い男子が好きそうなこってり系の塩とんこつ味を商品としましょう。

この時、強豪がどこになり、その強豪とどのように違うのかを説明できるようにしておきましょう。

市場における強豪と自分の立ち位置の違い、それぞれの強みと弱みをSWOT分析を用いて行うと良いですね。

③どうやってそのサービスを届けるのか?

これは、商品の拡販方法になります。

部活動をしている学生をターゲットにするなら、部活が盛んな強豪校の近くに出店するとします。

また、学生に何度もきてもらうようにポイントカードを発行するといったマーケティング要素もここに入ってきます。

この時、なぜこのタイミングで、この施策をするのかを、市場の概況も添えて説明するようにしましょう。

ここまでの①、②、③で投資家がダメだと思ったら、この先には進みません。

ここで、関心を持ってもらうと、次の質問が飛んできます。

④投資金額はいくら必要なのか?

自分たちが描く目標を達成するために、いくら必要なのかを伝えましょう。

日本一店舗の多いラーメン屋にするとしたら、それをいつまでに達成するのか、なぜその時期までに達成しないといけないのか、いつ投資家に利益を還元する予定なのか(M&AやIPOなど)について説明できるようにしましょう。

夢ばかり伝えても、エンジェル投資家は身銭を切るので実現不可能な夢には食いつきません。

きちんと投資家もWinできるような資本政策を計画しましょう。

⑤なんのために使うのか?

資金調達をする際に、調達した資金をどのように使うのか、なぜそれに資金が投入する必要があるのかを説明しましょう。

ラーメン屋の場合、日本一店舗の多いラーメン屋にするために、店舗拡大のための費用に投資金額を突っ込むとします。

もし投資したお金が、事業を推進する技術開発ではなく、直近の人件費のみに消えるのであれば、投資家は投資を拒否します。

なんのために投資資金を使うのか、いつでも透明な経営管理を目指しましょう。

エンジェル投資家は、本当に見ているもの。

エンジェル投資家が投資を決断するとき、必ず聞く質問があります。

それは、「なぜあなたがやるのか?」です。

エンジェル投資家だって、全知全能ではありません。

自分の専門外の案件に投資することもあります。

そんな時、僕は聞きました。

「投資するときに何を重視しているの?マーケットサイズ?プロダクトの素晴らしさ?」すると、これまで20社以上に投資したエンジェル投資家がこう答えます。

「僕らにも分からない事はなる。全く知らない分野のピッチだと正直理解が難しい。

知っているマーケットだとしても、投資が成功する確率は低い。

だからこそ、僕はプロダクトやマーケットではなく、創業者を見ているんだ。

創業者に投資したいと思ったなら、僕はその会社にも投資するよ。」

「使命感を持つことなく、中途半端な気持ちで始めてしまうと、経営途中で苦しい環境に直面した時に、絶対に逃げる。

続けることが成功の近道なら、中途半端に辞めることは愚の骨頂である。」

成功する人は何があっても事業を続ける。どんだけへこたれても復活してくる。

技術が良い悪いで未来は判断できないけど、人格を見ることで、事業をどれだけ粘り強く続けられるかはある程度予測できる。

どんな思いで事業を始めたかが凄く大事な要素なんだ。」

これらの言葉を見るように、投資家からの判断基準は、「あなた自身」になります。

自分という個人を、株式会社とした場合、「自分に投資したいと思わせられるかどうか」が資金調達の上で非常に重要な指標になります。

自分のことを「株式会社」だと常に考えるようになれば、魅せ方は大きく変わると思います。

▶︎優秀な人材になるために。「株式会社自分」という考え方。

起業をする前に、これだけは自分に問いただして欲しい内容も記事にしているので、是非読んでみてください!
▶︎起業で成功する秘訣とは?起業する前に必要な考え方。

では、今回はここまでです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!

また次回、お会いしましょう!

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・新卒でスタートアップで働くメリット・デメリットをまとめてみた。

・3年間スタートアップで働いて得られた5つのこと。

・博士課程の就活はスタートアップで決まり。他にはないキャリアを築こう。神になれるよ。

・[年輪経営]資金調達の金額に踊らされてはいけない。ベンチャーだからこそ利益を追求せよ。

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