こんにちは。
ごりぱちです。
今回は、設立した一般社団法人のミッション・ビジョン・バリューを構築する中で得られた、
ミッション・ビジョン・バリューの作り方
ミッション・ビジョン・バリューの違い
ということについて、紹介しています。
これから会社を始める人、新しいチームを作ろうという人にとって、参考になれば嬉しいです。
では、レッツゴー!!!
⬇︎今回、参考にした書籍です。
ミッション・ビジョン・バリューが必要な理由
組織を作る時、まずはじめに、
絶対に決めないといけないことがあります。
それが、
ミッション・ビジョン・バリュー
この3つです。
なぜなら、これらは組織の方向性を示す羅針盤となるからです。
羅針盤を持たずに、大海原へ冒険に出たらどうなりますか?
ワンピースのルフィは、生き残りましたが、普通は死ぬと思います。
自殺行為です。
これまで、どれだけいい技術を持っていても、ミッション・ビジョン・バリューがないがゆえに、
事業方針を固めることができず、会社を畳むことになった例を、いくつも見てきました。
イメージとしてはこんな感じです。
なので、僕は、兎にも角にも、組織づくりの第一歩としてミッション・ビジョン・バリューをチームメンバーと共に決めることをオススメします。
ミッション・ビジョン・バリューの違いとは?
これまで、ミッション・ビジョン・バリューという言葉を聞いたことある方はどれくらいいますか?
おそらく、ほとんどの方が聞いたことはあると思います。
じゃあ、実際にこれらの言葉の違いを理解して、0から作り上げる経験をしたことがある方はどれくらいいますか?
おそらく、そんなに多くないんじゃないかと思います。
僕自身、いろんな本や話から、ミッション・ビジョン・バリューという言葉を聞いたことはあったものの、全く理解できていませんでした。
しかし、今回の合宿で、僕なりにうまく解釈をまとめることができたので、一例として紹介します。
ミッションとは?
ミッションとは、「チームのみんなが描く理想の世界」のこと。
何か組織を起こそうとする人たちは、
何かしら問題を発見し、それを解決したいと思い、起業という選択をします。
この時、その問題を解決することがミッションだと認識してしまうこともあるのですが、これは注意が必要です。
例えば、ウルトラマン。
ウルトラマンの世界の問題は、怪獣によって平和が乱されていることです。
「問題解決がミッションだ!」となると、
ミッションは、「怪獣を倒すこと」になります。
しかし、怪獣を倒すことは、あくまでも手段の一つで、
本当に達成したいミッションは、「地球の平和を守る」ということになります。
問題を解決する点に着目するのではなく、
問題が解決した時に達成される理想の姿がミッションとなります。
ビジョンとは?
ビジョンとは、「チームが迷った時に立ち返るための言葉」のこと。
ミッションを達成するために、組織がどうありたいかを示すのがビジョンです。
これが定まると、取り組むべき事業の優先順位をつけることができるようになります。
例えば、ウルトラマンで、「地球の平和を守る」というミッションを達成するために、
「怪獣を倒し続ける」というビジョンを掲げたとします。
明確なビジョンがあると、「怪獣を倒し続けるためにはどうすればいいのか?」という問いに基づいて行動をすることができます。
もし、明確なビジョンがない場合、
何に基づいて行動すればいいのかがわからないので、
事業や活動内容に優先順位をつけることができなくなります。
その結果、色んなことに手を出し、全てが中途半端になり、組織が崩壊していきます。
お気をつけください。
バリューとは?
バリューとは、「ミッション、ビジョンを達成するために、チームメンバーが大事にしたい価値観」のこと。
最近のベンチャーだと「クレド(信条)」とも呼ばれるものですね。
これは、チームのメンバーが事業活動をする上で、「基本となる行動指針」となります。
例えば、ウルトラマンでは、このようなバリューがあると考えられます。
「地球第一」
「最初から逃げない」
「最後まで諦めない」
これらが、ウルトラマンの行動指針です。
どんな状況になっても、「これだけは守りきる。大切にする。」
と、チームメンバー全員が思えるような内容にできれば素敵じゃないですか?
ミッション・ビジョン・バリューの作り方
ここからは、ミッション・ビジョン・バリューそれぞれの決め方を書いていきます。
基本の流れは、発散→収束です。
これだけは覚えていてください。
ミッションの作り方
①「なぜ、この事業を一緒にやろうと思ったか。」という問いを設ける。
この問いに対する思いを、チームメンバー全員で、1人3分の時間を設けて共有しました。
② Post-itを用いて、①の話の中でのメンバーの共通概念を一言で書き出せるだけ書き出す。
③ ②の書き出した共通概念をグルーピングする。
④ 特に重要な上位5つの共通概念を抜き出す。
⑤ メンバーが抱える問題意識、理想の社会について1人3分で話す。
⑥ 共通の問題意識、理想の社会を一言でまとめる。
⑦ 共通の概念、問題意識、理想の社会を書き出し、それを元にして文言を作成する。
最後の⑦の作業で大事なのが、音読です。
文字を眺めるだけではなく、音でも確認してください。
なぜなら、音にして初めてわかる違和感もあるからです。
僕らも、音読を何十回もして、ミッションを決めました。
ここまでの作業でだいたい120分ですね。
はじめにこの作業をすれば、ビジョンやバリューはすぐ決まります。
ちなみに、ミッションは、5W1Hのwhyの部分が該当します。
ビジョンの作り方
① 再度、メンバー各々の問題意識、理想とする社会について話し合う。
② 何を用いて、どんな活動をすればミッションが達成できるのかを考える。
③ 文言のバランスを確認する。
ここでも繰り返しますが、
音読は絶対にしてくださいね。絶対に。
僕たちの場合は、用いる技術も、どう進めるかもある程度決まっていたので、
この作業自体は30分で終わりました。
ちなみに、ビジョンは、5W1Hのwhat,howの部分が該当します。
残りのwhere,when,whoは、より下の階層の戦略などで使われるので、
「5W1Hを当てはめなきゃ!」と無理に焦ることはないです。
バリューの作り方
① 再度、メンバー各々が大事にしたい価値観について話し合う。
② ミッション決めの際に抜き出した共通概念を見直す。
③ 5つの共通概念から、上位3つに絞り込む。
バリューは、多ければ多いほど良いというものではないと思っています。
10個もあったら覚えられないですしね。
3つで十分です。
ミッション・ビジョン・バリューが組織の運命を左右する。
2日間使って、僕たちはミッション・ビジョン・バリューを定めましたが、その効果は絶大でした。
これまでは、とにかく面白いと思った事業に飛びついていましたが、
今では、「ミッションを達成するために必要な事業以外は切り捨てる。」
と明確なスタンスを取ることができ、優先順位がつけられるようになりました。
なによりも良かったのは、メンバー同士がより深い結びつきとなり、
事業に対するやりがいを明確に持つことができるようになったこと。
それが1番の収穫でしたね。
新たに組織を作る方、もう作っているけどなんか盛り上がってないと感じている方、事業の方向性を決められなくて困っている方、
ぜひ、ミッション、ビジョン、バリューを大事な仲間と作ってみてください。
新たな道が見えてきますよ!!!
参考にした資料
グーグルでも採用されている組織管理のフレームワークの1つです。
僕はこれを知って、さらにミッション・ビジョン・バリューの大切さを痛感しました。
興味のある方は、下のリンクから詳細を読んでみてくださいね!
・OKRとは? 【Google、Facebookが使う目標管理ツール】KPI・MBOとの違い、導入・運用・目標設定方法について解説 by カオナビ
今回は、ここまでです!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
また次回お会いしましょう!