こんにちは。
ごりぱちです。
インドのケーララ地方と言えば、アーユルヴェーダという、インドの古代医学がとても有名な地域です。
インドのコーチンには、アーユルヴェーダを受けることのできる、たくさんのマッサージ施設がありますが、
今回は、地元の人に教えてもらったマッサージ屋さんで、本物のアーユルヴェーダを受けてみました。
この記事では、アーユルヴェーダの簡単な紹介、マッサージ屋さんの場所、アーユルヴェーダを受けてみての感想をまとめています。
「インドでアーユルヴェーダを受けてみたい!」という方は、是非とも参考にしてみてください。
では、レッツゴー!!!
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アーユルヴェーダとは?
日本ではオイルマッサージなどの美容法として、アーユルヴェーダという言葉が多く聞かれるようになりましたが、アーユルヴェーダは単なる健康法ではなく、薬草をはじめとする膨大な量の製薬知識と精緻な理論体系を備えた、5000年の歴史を誇る、インド・スリランカの伝統医学です。
西洋医学においては、既に病気になっている身体の状態に対して、身体のどの部位に病気が発生しているのか、病気の発生する原因にはどのような処方をすればよいのか、といった視点で考え治療を行う、対症療法が中心として考えられています。
その一方、アーユルヴェーダにおいては、病気の発生した原因はそもそも「何か」「何処か」という視点から患者に向き合い、身体の診察はもちろん、生活習慣・家族や仕事、周囲の人間関係など、まずはその人自身を理解し、精神的なストレスの程度や食生活の傾向など、幅広い内容から「病気」の原因を探り、問題の根本的な治療・解決を行っていきます。
そしてアーユルヴェーダ医学の大きな特徴は、その理論の中心に「心身の健康な状態」を基準として考えられているところにあります。
アーユルヴェーダでは身体が病気であるかないかに関わらず、一人ひとりの本来の「心身の健康な状態」を定義し、その状態はどのように維持されるのか、どのような治療を行っていけば本来の状態に戻るのか、といった考え方を軸として、 心身の健康の維持と向上、予防に焦点がおかれていきます。
そのため病気の発症前の日常生活の中においても、体内の老廃物の排出を目的とした「パンチャカルマ」などの身体浄化法や食事療法、ヨーガや瞑想などの実践などを行い、一人ひとりが本来持っている自己治癒力を高めることを意識し、「心身の健康な状態」の維持・促進を図っていきます。
アーユルーヴェーダとは、目前の病気の治療のみならず、心身の健康の維持と予防もあわせて考える、現代社会でも通用する大変有益な医学知識と考えられています。
20世紀、世界保健機構(WHO)においても、アーユルーヴェーダは補完医療として認定されています。
アーユルヴェーダを最も効果的に受けるためには、ドーシャと言われる、体質診断を行い、自分のドーシャ(体質)を知ることが有効です。
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アーユルヴェーダの種類とは?
アーユルヴェーダのマッサージで代表的なものは、Abhyanga Massage, Shirodhara, Elakizhiという3つのマッサージだと言われています。
それぞれのマッサージについての説明動画があったので、紹介しておきます。
その動画を見れば、どんなマッサージなのか大体わかると思います。
Abhyanga Massage
アビヤンガとは、直訳すると「オイルを塗布する処置」のことで、アーユルヴェーダのトリートメントで最も基本的なマッサージです。ジェネラルマッサージとも呼ばれます。薬用ハーブオイルを塗布し、血液の流れに沿って、独特のハンドテクニックによって全身マッサージを行い、細胞の活性化を図ります。
by KERALA AYURVEDA
効能:筋肉の緊張、ストレス、筋肉痛、リラクゼーション
Shirodhara
「シロ」は頭、「ダーラ」は絶え間なく垂らすという意味です。つまり、シロダーラとは、人肌に温められたハーブオイルを、絶え間なく額に垂らし続けるトリートメントです。
by KERALA AYURVEDA
効能:偏頭痛・不眠症・精神疾患・皮膚疾患・麻痺の兆候・脳卒中の後遺症・過度のストレスなどの除去
Elakizhi
エラキリとは、ハーブの生葉(Ella)とハーブパウダーを布地に包んだボール(Kizhi)を使用するトリートメントで、これを集めのハーブオイルに浸し、全身または局所に塗布しながら、マッサージをします。関節炎など、疾患によってはその部位を重点的に行います。生葉の他に、レモン、岩塩、砂、その他のハーブパウダーなどを用いて行うこともあります。
by KERALA AYURVEDA
効能:骨関節炎、リウマチ、スポーツ障害、半身不随、筋肉痛、肩こり、五十肩など
アーユルヴェーダの予約とお店の場所
ここからは、僕がコーチンで実際にアーユルヴェーダのマッサージを受けた体験談をご紹介していきます。
僕が行ったのは、「Ayurville Home Stay」という施設です。
ここは、単発のマッサージだけでなく、複数日の宿泊を兼ねたアーユルヴェーダも実施している本格的な施設です!

⬇︎マッサージ施設の場所です。中心街から徒歩5-10分で到着します。
アーユルヴェーダの体験談
僕は、Abhyanga Massageという全身マッサージを選びました。
お値段は、60分で1,000ルピー(約1,400円)とインドでは割とお高いお値段。
しかし、日本だと軽く1万円は行くアーユルヴェーダのマッサージを約1/10の価格で受けられることを考えれば、格安だと言わざる終えません!
受付で基本的な健康状態を記入したあと、奥の部屋へ通されます。
*ちなみに、男性の患者には男性の先生が。女性の患者には女性の先生がつくので、女性の方でも安心して利用することができます!
インドとは思えない清潔感。ここで服を脱いでいきます。

マッサージで使うオイルがセットしてあります。オイルを鍋で温めながら使うスタイルです。

このフンドシ1枚で施術を受けます。男の先生につけてもらいました。なんだか変な気分。

アーユルヴェーダを受けてみた感想
アーユルヴェーダに対する正直な感想を一言で表すと、
「今までのマッサージで一番気持ちよかった!!!」と胸を張って言えます。
アーユルヴェーダの良し悪しは完全に施術してくれる先生によるんですが、僕の先生はめちゃくちゃ当たりでした。
開始10分ほどで、僕の体の故障ポイントをすぐさま言い当ててきたのです。
先生「君、左膝と右足首がよくないね。靭帯かな?それに伴って歪みが出てるから直していこう。」
そう、僕は左膝と右足首の靭帯を手術しています。
なんだか、占い師にでも見てもらった気分です。
その後も、体の調子を訊かれながら、的確にマッサージしていただき、終わった頃には体がめちゃくちゃ軽くなっていました!
先生「君は定期的にメンテが必要だから、今から教えるマッサージだけは自力でしなさいね!」と、ここに通えもしない日本人に丁寧に体のケアの方法を教えてもらいました。
なんというプロフェッショナル精神。頭が上がりません。。。
アーユルヴェーダの注意点
ここで、アーユルヴェーダの注意点を共有します。
それは、「良い先生に見てもらえないとお金の無駄遣いになる!」という点です。
めっちゃ当たり前のこと言っていますが、異国の地で良い先生を見つけるのは容易なことではありません。
僕を施術してくれた先生とアーユルヴェーダの話をしている時、乱立しているマッサージ店について先生がこんなことを話してくれました。
先生「一昔前は、アーユルヴェーダ専門の医学部を卒業して、かつ病院で5年程度勤務した人じゃないと施術ができなかったんだ。」
先生「僕も実際に、アーユルヴェーダの医学部を卒業して、病院で5年間働いてから、自分のお店を開業している。もう10年くらい経つけど、日々学ぶことが多いよ。」
先生「最近は、1ヶ月くらいでアーユルヴェーダマッサージを歌って改行する人が多いから、本当に気をつけたほうがいい。クオリティが全然違うから、お金の無駄遣いになっちゃうよ。」
とうことで、google map や Trip Adviserなどでしっかり評価が高い施設に行きましょう。
安すぎるところも、怪しいので避けるべきでしょう。
本格的に体質を変えたい方へ
アーユルヴェーダの本場として有名なのが南インドのケーララ州です。
以前、友人がケーララ州でアーユルヴェーダの2週間のプログラムを受けており、「体質が本格的に変わった!」ということで、オススメの施設を教えてもらいました。
▶︎facebookページからメッセージのやりとりができます!
気になるお値段ですが、2週間のプログラムで154,000ルピア(約22万円)と決して安くはない金額ですが、「その価値は絶対ある!」という友人の言葉を信じて、近い将来必ず行きたいと思います!
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では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
また次回お会いしましょう!
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