こんにちは。
ごりぱちです。
世界一周をしていると、どの国に行っても最初に聞かれるのは、やはり出身国でしょう。
外国人「You! 君たちはどこの国出身なの?」
僕「日本だよ!」
僕たちがそう答えると、ほとんどの国の人たちはこんなリアクションを取ってきます。
外国人「おー!ジャパン!ナルト!ワンピース!ワタシ、マンガ好き!アニメ好き!」
アニメやマンガのネタがほとんどで、その中で学んだ日本語でひたすら話しかけてくるのが、海外で出会う日本好きの人の典型例でした。
また、日本好きではなくとも、日本について持っている印象としては、「アニメ、マンガが有名」「ホンダのバイクがすごい」という感じです。
しかし、僕たちがインド(特に南インド)に1ヶ月ほど滞在した際、彼らの抱く日本への印象があまりにも違いすぎて衝撃を受けたので、今回は「インド人が抱く日本への印象の違い」についてご説明します。
「日本って、海外からどんな印象を持たれているのか気になる!」という方は是非読んでみてください!
では、レッツゴー!!!
インド人が抱く日本への印象
僕たちは、インドの南側のコーチン,コーラム,トリバンドラム,チェンナイという4つの都市を1ヶ月かけて巡りました。
その中で、もちろん定番の出身国の話になります。
南インドでは、日本人を筆頭とした東アジア人が比較的珍しいので、彼らの興味の対象となり、割と積極的に話しかけられることが多いです。
僕たちが一番はじめに話しかけられたのは、タクシーの運転手でした。
タクシーの運転手から、「お前らはどの国出身なんだ?」と聞かれ、僕たちはいつも通り、「日本出身だよ!」と答えます。
そして心の中で、次のリアクションも想定します。
🇯🇵「この人は、どんなアニメやマンガが好きなんだろう?鬼滅の刃とか教えてあげようかな?」
すると、インド人の方から、まさかの返答がきます。
🇮🇳「おー、日本か!第二次世界大戦で原爆が落とされたよな。大変だったよな。でも、そこからミラクルな復活を遂げて世界でも豊な国になってて、お前らの国はすげえよ。」
🇯🇵「え?なんだって???」
僕らの予想を完全に上回る回答です。
正直、全く想定していない回答に、言葉がつまります。
🇯🇵「日本のアニメとかマンガは?何か好きなのない?寿司とかは?」
🇮🇳「いやー、正直全く知らないんだよね。。。アニメとかマンガは。。。寿司って何?」
僕たちは、これまで訪ねてきた国が持つ日本への印象と全く違う印象を抱くインド人を前に、なんだか新鮮な気持ちになっていました。
日本への印象が全然違う。
正直、日本に対して第二次世界大戦とか、原爆とか、戦後の経済成長についてのイメージを持つインド人は、めちゃめちゃレアだと思っていました。
でも、インドで日本の話をすると、11人中、10人という、ほぼ100%の確率で、第二次世界大戦・原爆・経済成長の話になるのです。
すごくないですか?
アニメ・マンガの話が全く出ないんですよ?
そんなこと、これまでの国ではあり得ないことでした。
インドに入る段階で、僕たちは中南米・欧州・アフリカ・中東と、合計で20カ国程度回ってきていたのですが、日本に対してこんな印象を持っている国は、インドが初めてでした。
🇮🇳「日本は第二次世界大戦で大変だったな。インドの独立も手伝ってくれたらしいし、感謝することもあるんだぜ。」
🇮🇳「原爆落とされたけど、その街は今はどうなってるんだ?まだあるのか?」
🇮🇳「第二次世界大戦後に、どうやって経済があんなに強くなったんだ?インドなんか、どれだけ時間がかかっても日本みたいに慣れないよ。ハハハ。」
もうですね、こんな話ばっかりです。
彼らが抱く日本の印象は、以下の3つにまとめられます。
・第二次世界大戦でボコボコにされて大変だった。
・原爆が落とされて大変だった。
・でも、戦後にすごい経済成長してて凄い。どうやったんだ。
*もちろん、中には面白い印象を日本に抱いているインド人もいました。
🇮🇳「日本にはまだ忍者がいるんでしょ!君は忍者なの?ねえ!!!!」
夢を壊さずにいてあげました。笑
日本人としての自覚。
インドの方から、こんなにも「第二次世界大戦から復活した日本!凄い!日本人も凄いんだろう!」という話をされると、否が応でもこんな気持ちになります。
🇯🇵「日本人として、立派に生きねばいかん!!」
海外での出会いは一期一会です。
僕が旅をしている間に気をつけていることは、「僕は日本人代表として、立派に振舞わないといけない。」ということです。
なぜなら、僕らと出会う外国人は、人生の中で日本人と出会うのは僕が初めてなのかもしれないし、人生の中で接する日本人が僕だけになるかもしれないからです。
もし、Aさんという外国人の方が、人生の中で出会った唯一の日本人が僕だとしたら、僕の立ち振る舞いがAさんの人生の中の"日本人像"として記憶に刻まれるわけです。
だからこそ、どんな人と出会う時でも、日本人として立派に立ち振る舞うことが重要です。
インドで、「日本人って凄いんだろ!」と、むしろめっちゃポジティブな印象を持たれているがこそ、その期待値を下げないためにも、より一層気を引き締めて接する必要があるのだと考えます。
日本を大事にしたい。
これまでの日本人が築いてきた歴史が、インドを含めた、いろんな国からの日本の印象を作り上げています。
もちろん、中には悪い印象を持つ人もいますが、大概の人は日本人に対して良好な印象を持っています。
そういったポジティブな印象を保ち続けるのも、壊すのも、これから日本人として生きる僕たち次第です。
特に、海外へ出ていく日本人の生き方次第で、日本への印象はどんどん変わっていきます。
100年経っても、僕たちの子供、孫世代の日本人が「日本っていい国だよね。素晴らしい人格を持っているよね。」と言われ続けるように、今を生きる僕たちの存在が大切だと思います。
今の日本を、未来の日本を大事にするきっかけとして、外国の方が抱く日本への印象を知ることは、一つの良い刺激になると思います。
皆さんも、旅先で出会う現地の人や、日本で出会う外国からの旅人の方と話す機会があったら、"日本についての印象"を聞いてみてください。
きっと、日本に対して新しい視点が身に着くでしょう!
⬇︎世界を3年旅した旅人が感じたこととは?
⬇︎日本の働き方に疑問を持ったインドネシア人の話もあるので、日本に対する一つの見方として、興味がある方は読んでみてください!
では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
また次回お会いしましょう!
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