大手からスタートアップへの転職をオススメしない3の理由。

公開日:2020年11月20日
     
 転職,大手,スタートアップ  
   

こんにちは。

ごりぱちです。

30歳とは、魔の年齢です。

新卒で入った会社で7年ほど勤め、徐々に裁量権を与えられ、体力・気力とも満ち溢れ、どんどん仕事にのめり込んでいく時期です。

しかしながら、それと同時に、こんな悩みを抱える時期でもあります。

「おれ、このままでいいのかな?この会社で働き続けるのって正しいのかな?」

この悩みは特に、大手企業に勤めている方がやたらと思いがちな事例ではないかと。

そして、その悩みの行き先は、「このまま大手にいても成長できない!ベンチャーに行けば、成長できるはずだ!熱い日々が過ごせるはずだ!」と。

そんな考えを持っている人へ、僕は一言述べたい。

「本当にそれでいいのか?」

この記事では、実際にスタートアップで働いた経験のある僕が思う、大手からスタートアップへ転職しない方がいい3つの理由を紹介しています。

「スタートアップへの転職もありかな!」と思っているそこのあなた、冷静になって、記事を読んでみてくださいね。

では、レッツゴー!!!

会社の肩書きはでかいぞ

就活の競争を勝ち抜き、大手企業に入社できたあなたは、あんまり自覚がないかもしれないですが、大手企業の看板の威力は半端ではありません。

人間関係において、その会社名を出せば、周りはあなたのことを一瞬で「優秀なのかもしれない」と思ってくれ、見る目が変わります。

恋愛の場面においても、婚活市場において、大手企業の肩書きは水戸の黄門様の御印籠レベルの威力を発揮し、一躍人気者に躍り出ます。

かたや、名も無きスタートアップに入ると、誰もその会社の名前なんて知らないので、社会的信用0からのスタートとなり、人間関係の構築に苦労する可能性は大です。特にビジネスの世界においては。

また、婚活市場においては致命的です。

女の子「え、なにその会社?まだ始まったばっかり?全然安定してない?えーーーーーーー。」

一部の、アドベンチャー大好き女子には受けがいいかもしれないですが、大半の女性からは見向きもされなくなる可能性も秘めています。

大手企業に入っているあなたは、気付かぬうちに、社会的強者になっているのです。

凄まじい競争を勝ち抜いたあなただからこそ得られるそのパワー。

それを、「なんだかモヤモヤするなあ。スタートアップでの行ってみるか!」なんて軽いノリで、放り出してしまうんですか???

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福利厚生は偉大だぞ

また、大手企業の方が忘れがちなのが、その恵まれた福利厚生です。

以下、事例を見ていきましょう。

・某タバコ会社に勤める友人は、家賃補助が8割出ていました。

・某鉄道会社に勤める友人は、2LDK(光熱費込み)の社宅に月1万円で住んでいます。

これ、まじで恵まれています。

かたや、スタートアップはどうでしょう?

家賃補助?あるわけないです。

いいですか、スタートアップには、一切の福利厚生がありません。

あるのは、交通費、社会保険料、厚生年金くらいです。

家賃補助、書籍購入補助、セミナー費用補助、旅行補助、社内食堂などなど、そんなものはどこにもありません。

▶︎大企業最高!就職しないと分からない超手厚い福利厚生32選を大公開

今まで当たり前のようにあった権利が、スタートアップに移った瞬間になくなってしまうのです。

せっかく、就職戦線を勝ち抜いて得たあなたの権利、そんな簡単に手放していいのでしょうか?

生活の保証なんてどこにもないぞ

極めつけはこれですね。

大手企業に勤められれば、何か大事をやらかさない限り、定年まで働ける可能性がありますが、スタートアップだと数ヶ月先のことすら分かりません。

大手企業に勤められれば、年齢を重ねれば右肩上がりでお給料が上がりますが、スタートアップはそんな保証どこにもありません。

僕自身、スタートアップで働き出した最初の1年間は、給料が額面で15万円と、絶望的な数字からスタートしたことを思い出します。

毎月のように、「来月には倒産してるかもしれない。。。」という恐怖の中、必死に仕事をしていました。

あなたは、そんな給料からのスタートを受け入れることができますか?

あなたは、毎日倒産の恐怖に迫られながら、仕事をすることができますか?

大手企業にいれば、長い目で計画をたてることができるので、結婚することも、子供を育てるのも、家を買うのも、なんでも割と思った通りにできる可能性があります。

一方で、スタートアップだと安定なんて夢のまた夢。家族にひもじい生活をさせてしまう危険だってあるんです。

もう一度、冷静に、考え直してもいいのではないですか?

誰でもが入れる大手企業じゃないんですから。

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あなたは何しにスタートアップへ?

肩書きがなくなり、福利厚生がなくなり、生活の保証がなくなる。

そんなリスクを冒してまで、あなたがスタートアップで働きたい理由はなんですか?

もし、「大手だとなんとなくつまらない」とか、「なんとなく成長したい」といった理由なら、スタートアップはオススメしません。

大手企業の中で、社内ベンチャー制度を活用したっていいんです。投資部門で働いたっていいんです。部署を変われば、一気に天国になるかもしれません。

まず、身近な社内で、変化を促す努力をした方が絶対にいいです。

しかし、「どうしてもやりたい事業があるんだ」とか、「この事業だけは、死ぬまでにやらないといけないんだ」といった、抑えきれない情熱があるのなら、あとは野となれ山となれ精神で、戦場へ向かってもいいのかもしれません。

とにかく!生半可な気持ちで、中途半端な気持ちで大手企業からスタートアップへ転職することを、僕は心から止めたいです。

大手企業へは、入ろうと思って入れるわけではありません。厳しい就活戦線を勝ち残ったあなたたちの大切な権利なのです。

その権利を、そう簡単に手放していいのか、どうか冷静に考え直してみてください。

もし、どうしても1人で考えるのがしんどかったら、キャリアコンサルタントの力を借りるのもありかもしれません。他人からの冷静な目は、大切な判断をする際には必ず必要となるものですからね。

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では、今回はここまで!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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