こんにちは。
ごりぱちです。
「自分の存在価値とは何か?」「存在価値の高め方が分からない」
こんなことを考えたことはないですか?
就職活動や転職活動で成果を出すために、仕事で成果を出すために、こういったことは考えがちですよね?
一般的に、存在価値を高めるには、「スキルの向上」を求めがちですが、
今のままのスキルでも、「場所」を選ぶことによって、あなたの存在価値が飛躍的に高まる可能性があります。
今回は、トルコで最も厳格なイスラム教徒が住むというコンヤという地域で出会ったとあるトルコ人から、自分の存在価値の活かし方・高め方を学んだので、皆さんにシェアしていきます。
厳格なイスラム教徒の街で、仏教徒として生きる決意をしたトルコ人。
なぜ、国際色豊かで、圧倒的に生きやすいイスタンブールでの生活を選ばないのか?
そこに、学ぶべき点があるのです。
では、レッツゴー!!!
⬇︎宗教のことを学ぶなら、分かりやすくてオススメです。
⬇︎常識にとらわれずに生きていく方法についてまとめています。
イスラム教が色濃く残る街、コンヤ
僕が、人生について学べたトルコ人と出会ったのは、トルコの中でもイスラム教が色濃く残るコンヤという地域でした。
▶︎イスラム教とは?
⬇︎コンヤの場所です。僕たちは、カッパドキアからバスで来ました。
ここは、イスラム教の密教だったスーフィスム(イスラム神秘主義)が盛んだった地域でもあり、トルコ観光の名物である白い服を来た男性がひたすら回りまくる旋回舞踊の発祥の地でもあります。
⬇︎スーフィズムの踊りです。実際に観にいったのですが、迫力が凄かったです。
彼は、この地域で唯一のAirbnbのホストであり、僕は彼らの家族と一緒に10日程度ホームステイをすることになりました。
⬇︎写真の男性が、今回の物語の主人公であるイスマイルです。妻の誕生日を祝ってくれました。優しい。
⬇︎可愛い猫もいます。めっちゃ元気に飛び跳ねてました。
イスラム教に感じた違和感
家族団欒で、めちゃめちゃ暖かい家庭の主人であるイスマイル。
彼は、まだ40代前半だが、自分のビジネスの軌道が乗り、1日の大半の時間を自由に使え、家族と過ごすことに当てている。
もはやリタイヤ生活をしていると言っても過言ではない。
そんな彼が、急に僕にこんなことを聞いてきた。
イスマイル「君は日本人ってことだから、仏教を信仰しているってことなのかな?仏教って素晴らしい教えだよね。」
僕は、めちゃめちゃ驚いてしまった。
なぜなら、イスラム教を厳格に信仰している地域で、他の宗教を良く言うことはタブーに等しいからだ。
僕は、新手の引っ掛けかと思い、「ここで、”仏教最高!”なんて言ってしまったら追い出されるかもしれない!」と少し焦り、探りを入れるような質問を返してみた。
僕「うーん、宗教によって良いも悪いもあるから、一概に仏教が良いとは言えないと思うけどなあ。てか、イスマイルってイスラム教徒でしょ?仏教とかそもそも知ってるの?」
イスマイル「いやあ、ちょっと色々あってさ、イスラム教じゃなくて、仏教徒になりたいんだよね。笑」
僕は衝撃を受けた。
アッラーは神であり、世界で唯一の神であると、厳格に教えられているこの地域で、まさかイスラム教徒から仏教徒に改宗したい人がいるなんて!!!!
しかも、コンヤがイスラム教に対して物凄い厳格で、「もし君"がイスラム教を信じない!"なんて街中で言ったら、みんなから怒られるし、殴られるかもよ!ハハハ」って教えてくれたのは、あんただっただろ!
色々思うことはありつつも、なぜ彼がそのような考えを持ったのかを聞いてみることに。
イスラム教徒から仏教徒へ改宗したい理由とは?
「前にも話したように、コンヤという街は、すっごい真面目にイスラム教の教えを守っている。もう幼稚園に行く前から家で仕込まれるし、学校ではいかにアッラーが偉大かをひたすら教えられるんだ。」
「僕は誰よりも真面目にやっていたから、人生のあらゆることをコーランに当てはめて考えていたんだ。学業にしろ、仕事にしろ、人間関係にしろ、全ての行動の判断基準を、コーランに委ねていたんだ。」
「するとね、大きくなると、だんだん矛盾に気づいてきちゃったんだ。”あれ、コーランに従ったけど、これっておかしくない?”こう思うことが増えていったんだ。」
「違和感を抱えたまま、30代後半になっていった時、僕は仏教に出会ったんだ。本を読んだ時、僕は感動したよ。煩悩をを無くして、ミニマリストとして生きるという概念なんて、これまで持ったこともなかった。」
「モノやお金がどれだけあっても、心は穏やかにならない。心の穏やかさは、煩悩をなくすことから始まることに気づいてから、僕の人生は大きく変わったんだ。仕事の時間を削るようにしたし、自分の健康を優先させ、家族の時間を大事にするようになった。そしたら、全てがパーフェストになったんだ。」
おそらく、人生全ての行動基準をコーランに求めるくらいめっちゃ真面目なイスラム教徒だったイスマイルだからこそ、仏教徒への改宗という考えが浮かんできたのでしょう。
しかし、僕はここである疑問が湧きます。
僕「なんで、仏教徒として明らかに生きずらそうなコンヤに住んでいるの?イスタンブールとかの方がよっぽど良くない?」
自分の存在価値を高める方法とは?
「そうだね。ここではイスラム教徒を信じない存在なんて、多分僕だけだろうし、イスタンブールの方が宗教色が緩くていきやすいのは最もなんだ。でもね、僕は自分の存在価値が、コンヤだからこそ高まるって思っているんだ。」
「僕がコンヤに住み続ける理由。それは、僕の存在価値がここに住むと高まるからなんだ。イスタンブールにおいて、”仏教を信仰しているトルコ人”なんて、山ほどいる。でも、ここだったら、コンヤで唯一無二の存在になれるんだ。」
「僕は、まず子供たちに、世界の広さを。イスラム以外の世界を知ってもらいたいと思ってる。だからこそ、家族に対しては、イスラム教以外の宗教である仏教についても教えている。そんなことができるの、コンヤで僕くらいだよ。」
「そこから、友達にも、少しづつ広げてる。もちろん、変な顔をされることはあるけど、興味を持って聞いてくれる人もいる。これは、僕がこの地域で、唯一仏教を知っている人だからなんだよ。」
「自分の存在価値って、スキルだけじゃないと思うんだ。すでに知っていることや技術が、とある地域では誰も知らなくて、一気に自分の存在価値を高めることもある。それを常に頭の片隅に置くようにしているんだ。」
自分の存在価値が高まる場所はどこか?
彼の話を聞く中で、これは多くの人にも応用できる考え方だと思いました。
例えば、プログラミング歴10年のAさんは、東京と僕の地元である広島の田舎とでは、どちらの方が希少性が高いでしょうか?
正解は、「広島の田舎の方が、Aさんの希少性は高い。」です。
プログラミングというスキルの希少性、東京でバリバリ仕事をしていたという希少性。
これって、Aさん的には「普通であり、当たり前」のことなんですが、場所が変わると、一気にその普通が「レア」に変化します。
例えば、「若くて元気がある!」ということすらも、高齢者ばかりの地域では、「希少性が高く、レアな存在」となります。
自分の存在価値を高めるためには、スキルだけでなく、場所選びも大事だということを、覚えておいてください。
⬇︎宗教のことを学ぶなら、分かりやすくてオススメです。
⬇︎常識にとらわれずに生きていく方法についてまとめています。
では、今回はこれまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
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