こんにちは。
ごりぱちです。
常識に縛られたくない。
何にも囚われずに生きていきたい。
そう思ったことはありますか?
僕は、常にそう思っています。
おそらく、「何にも囚われずに、自分の本当の幸せを追求して生きていたい」と考えている人は、この世の中に大勢いると思います。
しかし、何にも囚われない生き方を実践するための心構えを知っている人は、あんまりいないでしょう。
僕はトルコのカッパドキアで滞在しているときに、「何にも囚われない生き方を実践しているプロ」に出会うことができました。
この記事では、その方から「囚われない生き方を実践するために必要な考え方」を教えてもらったので、その内容をシェアしています。
では、さっそくいきましょう。
とらわれない生き方のプロ
僕が「とらわれない生き方のプロ」に出会ったのは、トルコのカッパドキアです。
カッパドキアは、素晴らしい風景と気球で有名な観光地です。

そのカッパドキアで、自然農法で自給自足をして生きているトルコ人に出会ったのですが、その方の人生観がとにかく本質を突いているのです。
🇹🇷「人間は傲慢だ。全て自分のものだと思っている。僕たちは地球に生かされているだけなのに。」
🇹🇷「お金や地位、権力はあの世へ持っていけない。執着したって意味がないんだ。
いつか消えるものだから、それに執着して人生を棒に振ってはいけないよ。」
🇹🇷「人間も動物も一緒さ。どんな生命に対しても、優しく接するのが一番。どうして命に順列をつけるのかね。」
🇹🇷「僕は農業を通じて、自然と一体になる感覚を楽しんでいるんだ。うまくいかなくても、それはそれで仕方がないしね。」
🇹🇷「君は、何に人生の時間を費やすのかい?限りある時間を何に使うんだい?
よーく、考えな。時間を費やそうとしていることが、本当に必要なことなのかどうか。」
彼の数々の言葉を聞いて思いました。
この人は、仙人なのかな?いや、仙人に違いない。
⬇︎仙人さんです。

とらわれない生き方の重要性
この価値観ですが、彼は仕事で出会う旅行者を通じて生まれたらしいのです。
カッパドキアは有名な観光地なので、世界中から観光客が来ます。
彼らと話をする中で、トルコ人の方は矛盾を感じていたようです。
🇹🇷「旅行に来ている人と話をすると、僕は自分がいかに恵まれているか感じるんだ。
確かに彼らと比べると、僕はお金がないだろうし、立派な家にも住んでいない。
でも、僕には自由にできる時間がある。心の余裕がある。そして、僕は今の生活に満足している。」
🇹🇷「旅行者は、僕よりお金を持っているし、良い生活だってしている。
でも、いつも何かに欠乏しているんだ。何かに執着しているんだ。だから、彼らに心の平安は訪れないと思う。
だっていつも不満だらけなんだもん。絶対に、地球上の大多数より良い生活をしているのに、これより何を望って言うんだろうね。」
"人間は執着が多すぎる。永遠に満足できない生き物だ。"
それが、トルコ人の方の持論です。
だからこそ、人間はその特性を理解した上で、様々な執着を捨てていかなければなりません。
「収入・地位・権力など、様々なことへの執着を捨てることで、とらわれない生き方を実践できる」と、彼は言い切ります。
では、実際の彼はどんな生活をしているのでしょうか?
とらわれない生き方の実践
お金からの脱却
彼が一番初めに「とらわれない生き方」を実践したのは、お金でした。
🇹🇷「今の世界は、お金の力が強すぎるから、お金から距離を取ることにした。
その第一歩として、僕は自給自足の生活を始めたんだ。お金がないと餓死するって、何かおかしいからな。」
ということで、彼は放置されていた畑でブドウやりんご、野菜を育てることで、「お金で食料を買う」世界から少しずつ脱却していったのです。
⬇︎彼が管理している土地です。不毛の大地感がすごい。。。

⬇︎もはや砂場です。

⬇︎自家製のブドウです。程よく甘くて美味しい。

⬇︎自家製のリンゴです。リンゴとは思えないくらい小さいですが、しっかりリンゴでした。何にも肥料とか添加していないのに育つのはすごい。。。

🇹🇷「食料の次は家だ。これは、ラッキーなことに、先祖代々の小さい家がある。とってもボロボロだけど、僕はこれで十分さ。」
僕たちも入れさせてもらったんですが、確かにめっちゃボロボロです。
でも、最低限のキッチン・ベッドルーム・物置があり、確かに生活はできます。
これで彼は、「お金で住む場所を買う」世界から脱却しました。
⬇︎ここがメインの部屋です。ベッドルームは別の部屋にあって、この部屋の半分くらいの大きさでした。

仕事からの脱却
お金からの脱却が始まると、仕事からの脱却はスムーズになります。
彼は一時期、「リッチになって大きい家を買うぞ!」とハッスルした時に、1日12時間以上の労働を3年程度続けていた経験があります。
その時期、確かにお金は貯まったらしいのですが、食は乱れ、体重が激増、友達とも離れ、「俺の人生は一体何なんだ!!!」と激しく後悔したそうです。
しかし、お金からの脱却が進むことで、彼が支払う金額は劇的に少なくなりました。
税金・保険・電気代・ガス代・ネット代など、月に5-10日でも仕事をすれば十分に生活できるようになっているのです。
僕たちはカッパドキアに10日程滞在していたのですが、その間に彼が店を開いて仕事をしたのは、わずかに3日。。。
その他の日は、農園の収穫・友達と釣り・近所の人と談笑・ハイキング・猫とのんびりなど、自由な時間を満喫していました。
⬇︎一緒に料理をして楽しみました。全て、畑で取れたものです。

⬇︎猫も飼っています。可愛い猫さんです。

⬇︎猫との時間が一番の癒しだそうです。完全に同意。

人間関係からの脱却
僕たちがストレスを溜める一番の原因と言っても過言ではないのが人間関係です。
「ああ、これをやったら何て言われるんだろう」
「期待に応えることができるかな。」
様々な考えが人間相手だと生じてしまい、面倒くさくなります。
🇹🇷「完全にコントロールできるのは自分だけだから。僕は他人に対して期待もしないし、失望もしない。ありのままを受け入れるだけだよ。」
🇹🇷「相手に期待するから、相手はそれがプレッシャーになる。
それに僕自身も、相手が期待から外れたら、失望してしまう。お互いにとって、デメリットしかない。
人間同士、別に何も思わなくて良いんだよ。素直な自然体でいればいいんだよ。」
🇹🇷「人にいい顔なんて、無理やりする必要ないんだよ。
自分にとって居心地が良くて、大事な人と一緒にいればいい。その数だって1人でも2人でも構わない。
友人の数でマウントを取り合うなんて、カッコ悪すぎだよ。」
人間関係を楽にするためには、まずは自分が他人に対して期待することをやめ、いつも自然体に接することが重要です。
とらわれない生き方を無理に目指す必要はない
🇹🇷「ただ、ここで大事なのは、僕みたいな生活を無理にする必要はないってことだ。
それぞれ、みんな理想のスタイルがある。僕にとっては、これが理想のスタイルなんだ。
寝れる場所・雨をしのげる屋根・食料・友人とかがいてくれれば、それでいいんだよ。」
🇹🇷「もちろん、仕事をバリバリしたっていい、金を稼いだっていい。
ただ、それが心からしたいこと何か、そこをはっきりしていればいいんだ。
みんながみんな、僕みたいな生活を始めたら、資本主義は終わってしまうからね。ハハハ。」
🇹🇷「とらわれている人は、常に世間の常識を見てしまうから、自分の常識を、自分の心の声を忘れてしまうんだ。
とらわれない生き方をするためには、世間の常識から一歩離れて、自分なりの常識・世界観を構築しないといけないんだ。」
「彼のようにとらわれない生き方をしなくちゃ!!!!」と考えていること自体が、すでに"とらわれている生き方"になっているのです。
「彼のような考え方、面白いな。じゃあ、僕にとってはどうなのか。僕にとっての理想は何なのか?」という発想が大事なのです。
とらわれない生き方をするための第一歩として、「世間の常識ではなく、自分の人生の価値観を築き上げる」ことが最も重要なのです。
それが構築されてしまえば、あとは何を実行すれば達成できるのかを計画し、それを実行するだけ。
彼は、理想の人生・価値観を築き上げた上で、今のライフスタイルを選択しています。
それは世間の枠から離れた、「とらわれない生き方」を実践していると言えるでしょう。
皆さんも、まずは自分ならではの理想の人生や価値観を考えてみましょう。
様々な執着を捨ててみましょう。
とらわれない生き方に挑戦してみましょう。
また違った人生が見えてくるはずです。
では、今回はこれまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
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