こんにちは。
ごりぱちです。
母にブログを勧めたら、「私文章は書くから、あんたのブログに載っけてよ!」と言われたので、
ほぼ専業主婦として10年程度生活してきた母が、シングルマザーとして奮闘してきた内容をまとめて、
「母子家庭(シングルマザー)の子育て奮闘記シリーズ」として書いています。
母子家庭になったのは、妹と僕が小学生の頃。
母の年齢は45歳。
女手一つで子供2人を育てた母。
子育ての過程で大変なことが山のようにあったようです。
そんな時、誰にも相談できず、一人で苦しんでいた経験があり、
「同じように母子家庭(シングルマザー)の子育てに悩みを解決するために力になりたい!」ということで文章を書いてくれました。
一応、妹は国立の大学、僕は国立の大学院を卒業し、グレることなく生きてきているので、母の子育ては間違っていなかったのだと思います。
この内容は、母子家庭(シングルマザー)だけでなく、一般の家庭の子育てにも当てはまると思いますので、子育てに悩んでいる方は是非とも読んでみてください!
今回は、「母子家庭・母の子育て奮闘記シリーズ第3話」ということで、
母が僕を産んだ時に感じた命の重さに関するお話です!
では、レッツゴー!!!
・[母子家庭・子育て奮闘記11]子供がイジメられるのを防ぐ方法!
↓母子家庭育ちで学んだことなどもまとめてみました!興味がある方はこちらをご覧ください!
・母子家庭で育った僕が思う、「母子家庭で育って本当に良かった!」と思える5の理由。
↓日本の子育て環境に対する疑問
・日本の子育て環境は異常。花火大会でひたすらゲームをさせる親、その理由とは?
子供を生むということ。
それは真夜中でした。
自宅待機をして、陣痛の間隔が短くなったので、病院へ。
私が息子を出産したのは35歳のこと。最近では高齢出産と言われる年齢です。
病院へ到着するや否や、分娩待機室とやらに入れられました。
ベッドが空いていないという事らしかったんです。
その分娩待機室、暗闇の中、室内灯もなく、本当に文字通りの真っ暗闇だったんです。
何時間も、何時間も。
ただひたすら、一人で。
全身を貫かんとばかりの身も裂けるような痛みと戦っておりました。
看護師さんによる「スーハ~ハ~」の掛け声、援護射撃もなく、ただひたすら。
しかし、なぜかその手にはナースコールが握られていたんですね~。
「助けて~!」と時々ボタンを押しましたよ。
しかし、看護士さんの登場までには、すごーく時間が長く感じました。
すぐ来てくれたのかもしれないけど。
メシア到来を待つが如くに長く感じました。
で、来てくれたのはメシアではなかった、優しいサタン!!
優しいサタンは、「薬を・・・」と苦しむ私に向かい、こういうのです。
(※注意:主観的意見です。)
サタン「お薬は、よっぽどじゃないとあげられません。もうしばらくしたらまた来ますね。」
真っ暗闇の中、その手は、その声は遠ざかるのでした。。。。
もうろうとした意識の中で思いました。
母「えっつ!陣痛和らげる薬なんて、あったんかい!あるんだったら、くれよ!今すぐに!」
私はなぜか、苦しすぎて「薬をくれー!」と叫びました。
薬があるとは思ってませんでしたから。
すると、無情にもその鉄の分厚い扉は「ガチャーン」とものすごい音を立てて閉まったのでした。
数時間後、優しいサタン、じゃなくって、看護士さんが来て、あわてて分娩台へ。
サタン「初産だから、もう少しかかると思ってた」と言ってました。
それで、あの暗闇への置き去りだったんですね。
“初産は時間がかかる”って話、私も聞いたことありますね。
初産神話、怖し。
とにかく、急ピッチで出産準備突入!!
「スーハ~」なんてなくて、いきなり「いきんで―!!」の声。
その後、やっと母の上に・・・我が子が・・・乗せられます・・・
ホットしたとかじゃなくて、
かわいいとかじゃなくて。
一番最初に思った事。
『えらいことをしちゃったな、私』
「生まれてきてくれてうれしい。」、「ありがとう」はもちろんあるんだけど、
それよりも何よりも、
私は大変なことをしてしまった。
命をこの世に送り出したんだ。
この子の命を預かったんだ。
この子の命を守り、人として立派に育てなくてはならないんだ。
という責任感でいっぱいでした。
「うれしい」はその次だったんです。
地球がおなかにのっかった感じでしたね。
人のおなかの上に地球が乗せられない事も、支えられるわけがない事も物理的に百も承知ですが、気持ちはそんな感じでした。
覚悟を覚えた瞬間でした。
その時の“覚悟”それが私の子育ての信条になったのでした。
地球よりも重たい我が子の命。
そんな命を、命がけで守り、頑張りましょう!
母子家庭のもとで育った僕の視点。
母が、「僕の命は地球より重い」と思っているということを知り、
「立派な人間にならねば!」と改めて気持ちが引き締まりました。
正直、母がこんなことを思っていたなんて、ブログをお願いしない限り、あんまり知りもしないことでした。
もし、あなたが子供に対して、同じようなことを思っているとしたら、恥ずかしいかもしれませんが、お子さんに是非とも伝えてください。
その思いを知れば、お子さんの心に絶対に届きます。
それを聞いた時のお子さんの態度がどうであれ、大きくなった時、絶対に心の隅に引っかかっています。
「私は、親に大事にされていたんだ。」
そう思える事実があるだけで、子供は力強く育つことができます。
その事実だけは、是非とも覚えておいてくださいね!
最後に、母子家庭(シングルマザー)として日々奮闘している皆さん、本当にありがとうございます。
そして、お疲れ様です。
子供は、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
体だけは、壊さないようにしてくださいね。
この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
では、また次回!