モロッコで猫から狂犬病?フェズの病院と、日本大使館への問い合わせ方法。

公開日:2020年3月3日
     
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こんにちは。

ごりぱちです。

皆さん、狂犬病は知っていますか?

▶︎狂犬病について

狂犬病は、一度発症してしまうと、ほぼ100%死亡してしまうリスクを伴う、非常に怖い病気であり、旅人が最も恐れる病気の一つです。

僕たちは、世界一周中にモロッコへ1ヶ月程度滞在したのですが、モロッコも狂犬病発症のリスクのある国としてカウントされています。

▶︎世界の狂犬病の発症状況(厚生労働省まとめ)

日々、野犬に近づかないようにしていたのですが、モロッコではもう一つ、恐れないといけない動物がいます。

それが、猫です!!!

モロッコには、野生の猫がそこら中にいて、大変可愛く、猫好きの私たちにとっては天国だったのですが、

2018年の11月、イギリスの男性がモロッコの猫に噛まれた後に、狂犬病を発症して死亡をするという記事がCNNで掲載され、僕たちに衝撃を与えました。

▶︎猫にかまれて狂犬病に感染、モロッコへの渡航者死亡

そんなニュースを見た矢先、モロッコのフェズで猫と戯れていた妻が野生の猫に手を爪で引っ掻かれてしまい、パニック状態に!

今回は、僕たちが実際に探し出したフェズで狂犬病に対応してくれる病院や、日本大使館への問い合わせ方法についてまとめてみました。

モロッコで狂犬病の疑いがある人、体調を崩して不安な方にとって、参考になると嬉しいです。

特に、日本大使館への問い合わせは、モロッコのどの地域でも必要なことなので、チェックしてみてください。

では、レッツゴー!!!

⬇︎モロッコの可愛い猫たち。狂犬病パニックがあったとは思えません。笑

猫は狂犬病になるのか?

猫は、狂犬病になります。

なんか、日本語的に、狂犬病って犬しかならない病気なのかと思いきや、コウモリ・猫といった哺乳類が掛かる病気のようです。

▶︎猫の狂犬病を防ごう!

*ちなみに、狂犬病は、英語で「Rabies」と言います。なんで日本語では「狂犬病」になったんでしょうね?

猫が狂犬病になった際の症状としては、犬と同じような症状になります。

・唾液をひたすら垂らしている。

・やたらと鳴きわめいている。

・歩き方がフラフラしている。

他にも症状がありますが、割と狂犬病の猫は一見して分かるものらしいです。

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猫に噛まれた・引っ掻かれた際に、まずやるべきこと。

モロッコのフェズ滞在中に、家の前にたむろしていた猫と、毎日のように餌をあげて戯れていました。

⬇︎この子たちです。可愛かった。

*ちなみにこの猫は、周りの家が一体となって守っている猫であり、割と綺麗にしてあったので、油断していました。

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⬇︎地元の人からも愛されています。

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いつものように可愛がっていたある日、妻が猫に引っ掻かれてしまいました。

傷はめちゃめちゃ浅かったのですが、イギリス人が猫に噛まれて死亡した事件が頭をよぎり、「やばい!狂犬病になっちゃったかも!」とパニックになってしまいました。

⬇︎人差し指の付け根の傷です。どれだけ小さくても、猫が爪を唾液で舐めている場合、その爪についた粘液から狂犬病に感染するリスクがあるので、油断は禁物です。

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やるべきこと① 傷口を石鹸で消毒しよう。

まず、傷口を石鹸でよく洗いましょう。もし消毒液を持っていれば、消毒液を傷口につけ、絆創膏で保護しましょう。

僕たちの場合、隣の家のモロッコ人に消毒液をもらいました。笑

やるべきこと② 病院を検索しよう。

日本の外務省が、モロッコの各都市の主な治療期間をまとめてくれているので、そちらをまずはチェックしましょう。

▶︎モロッコの医療事情(外務省まとめ)

⬇︎フェズの場合は、2つの病院が該当しました。

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僕たちは、モロッコのSIMカードを持っていたので、もちろんモロッコの電話番号も持っていました。

そのため、「Clinique Al Kawter」へ直接問い合わせました。

*念のため、宿泊していたAirbnbのオーナーに病院について確かめたのですが、「Clinique Al Kawter」は良い病院であることが確認されました。

しかし、病院に連絡しても、対応してくれた看護婦の方がフランス語しか話せず万事休す!

そこで、日本大使館の方へ連絡してみました。

*もし、モロッコの電話番号がない人は、宿泊しているホテルのスタッフへ電話を貸してもらいましょう。

やるべきこと③ 日本大使館に連絡しよう。

病院への問い合わせがフランス語になってしまい、途方にくれていた僕たちですが、このまま立ち止まるわけにはいかないので、日本大使館へ連絡してみました。

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日本大使館の方ですが、事情を説明すると神対応してくださいました!

「状況は把握しました。では、もし病院を利用する際は、病院から大使館へ電話をかけてください。

フランス語が堪能なスタッフが、電話越しで通訳をさせていただきます。安心してくださいね。

僕以外のスタッフにも、"ごりぱちさんから電話が来る可能性がある"ことを伝えておくので、

病院から電話をしてくださった際に、不都合がないようにしておきます。」

え!何それ!神すぎない!?日本の対応、凄すぎない!?

ということで、メンタル的に相当安心できました。

やるべきこと④ 近くのクリニックに見てもらおう。

ただ、どんな人に聞いても、「いや、傷口もはやないじゃん!絶対狂犬病になってないから大丈夫だって!あははは!なんなら近くのクリニックに連れて行ってやるよ!」ということで、宿泊先の近くの"クリニック & 薬局"みたいな場所で、簡単にチェックされました。

医師「ああ、大丈夫でしょ。みんな猫に引っ掻かれたり、噛まれたりは日常茶飯事だ。特に牙が皮膚を貫通したわけじゃないなら、どうってことないよ。」

うーーーん。なら大丈夫なのかなあ。。。

ということで、僕たちは結局大きな病院へ行くことはありませんでした。

*大使館の方には、病院に行かない経緯を説明しました。丁寧に対応してください、本当にありがとうございます。

狂犬病は発症せず!ただ、油断は禁物。

狂犬病が発症している猫は、二週間以内に死亡するということなので、家の隣人で仲良くなった方に、猫の様子を毎日写真で共有してくれるように頼み込み、フェズを離れてからも継続してコミュニケーションを取り続けていました。

その結果、二週間たっても妻を引っ掻いた猫はピンピンしており、妻も全く狂犬病を発症することなく、ことなきを得ました。

しかし!今思えば、病院に行っておくべきだったと後悔しています。

日本大使館からの手厚いバックアップがあり、海外保険にも入っていたのであれば、病院に行かない手はありません。

今回は、無事だったものの、もし発症していたらと考えると恐ろしくてたまりません。

皆さんも、海外で体調が悪くなったりしたら、ひとまず日本大使館へ連絡してみてください。

それだけで、精神的にだいぶ助かると思います。

病気に対しては、油断は禁物です。

しっかり対応していきましょう。

では、今回はここまで!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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