ごりぱちです。
妻と実家に帰省しているときに、2人の理想の生活について話し合いました。
結論として、2人の共通の意思として明確になったのは「東京には住まない。」という点でした。
僕はすでに東京在住10年、妻の方は東京在住3年。
僕は広島出身、妻は鹿児島出身と、2人とも田舎出身とあって、東京の水が合わなくなったようです。
僕が上京した当時、18歳の田舎者だった僕は、ひたすら東京に憧れていました。
ただ理由もなく、「東京に行きたい!」としか思っていなかったのです。
しかし、現在とその時を比較すると、東京に対するメリットがめちゃめちゃ変わってしまっています。
メリットがどんどん消えていって、「なぜ東京に住んでいるのか全く分からない」という悲しい現象に陥ってしまいました。
そこで今回は、学生時代/社会人時代を通じて、東京に対するメリット/デメリットがどう変化していったのかを書いていこうと思います。
では、レッツゴー!!!
【学生時代】東京在住のメリット
東京のメリット① 異性との出会いの場が多い
僕の地元は広島の田舎だったので、東京と比較すると異性と接する機会は東京と比較すると、圧倒的に少ないです。
また、僕自身がシャイボーイだったので、女性との免疫も全くなく、制服デートとか夢のまた夢だったんですね。
しかし、上京してからというもの、大学内に溢れる綺麗な女性に目が奪われ、シャイな僕にも彼女ができるようになったのです。
異性との出会いが増え、彼氏/彼女ができる可能性が一気に高くなるのが、東京という場所なのでしょう。
東京のメリット② やりたいことはなんでもできる。
僕は、大学からアメリカンフットボール(アメフト)というスポーツを始めました。
広島にいるときは、アメフトという競技自体を知りませんでした。
アメフトが盛んなのは大阪と東京くらい。
上京したからこそ、アメフトに出会うことができ、数え切れないくらいの貴重な経験をすることができました。
上京しなかったら出会えていないと思うと、感慨深いです。
東京には、スポーツ/文化/芸術など、地方にはないものが全て集まってきているので、
「やりたいことは全てできる可能性がある」魅力的な都市でもあります。
東京のメリット③ 遊ぶ場所がたくさんある。
高校時代、広島市のど真ん中に学校があったものの、「361/365日は練習!」という軍隊のような部活に入っていたので、オフの日はほとんどなく、遊ぶこともままなりませんでした。
大学の部活では、夏と冬にはオフシーズンがそれぞれ2週間ほどあったので、上京して初めて「遊ぶ」ということを覚えました。
観光地巡りや、カラオケ、クラブなど、高校時代に謳歌できなかったことを心ゆくまで楽しむことができたのです。
地方にいると、「休みの日はイオン!!!」とかになってしまうと思うのですが、東京にはエンタメがたくさんあるので、心ゆくまで遊び倒すことができます。
東京のメリット④ 最先端の情報に触れることができる。
プログラミング、FinTech、仮想通貨、ゲノム編集など、世界の最先端技術にいつでもアクセスすることができました。
聞きたい講演やセミナー、ワークショップはほとんど東京開催。
自分が学びたいと思ったものは、東京にいればなんでも学べる環境にありました。
こんな贅沢なことはないですよね。
東京のメリット⑤ 様々な価値観を持った友達が増える。
「学生起業した!」
「世界一周した!」
「途上国で1年ボランティアした!」
「数学オリンピックチャンピオン!」
などなど、本当に様々な活動をして、独自の価値観を持つ人が東京にはゴロゴロいました。
彼らと触れ合うことで、今まで広島の片田舎しか知らなかった世界から、一気に価値観の視野が広くなりました。
いろんな価値観の人に出会い、刺激を得ることで、自分の行動水準も大きく変わってきます。
僕自身、大学卒業後にフィリピンへ行ったり、大学院へ進学したり、スタートアップに入ったり、世界一周したり行動できているのは、東京で出会った友人たちの影響を多分に受けています。
東京のメリット⑥ インターンを探しやすい
東京には、企業がごまんとあります。
大企業からベンチャー・スタートアップのインターンは、ググればすぐに見つけられます。
1日単位のワークショップだって、わんさか出てくるので、インターンはやろうと思ったらすぐにできます。
これが地方になると、そもそもインターンできる企業の数や種類が少なかったりするので、満足のいくインターンをすることができません。
また、東京に希望する会社があったとしても、毎週のように通うことは不可能です。
学生時代に社会人経験を積む際に、東京と地方では大きな差が生まれてしまっています。
東京のメリット⑦ 就活がめっちゃ楽
大学時代/大学院生時代に就活を経験した僕は、「東京に住んでいてよかった。。。」と思うことがいくつもありました。
有力な大企業は軒並み東京に本社があり、面接は東京に来ないといけません。
会社によっては、交通費や宿泊費を出してくれないところもあるので、地方に住む学生の就活費用は馬鹿になりません。
また、給与体系や福利厚生などを見ても、東京の会社と地方の会社では圧倒的な差があるので、どうしても東京は外せません。
東京に住んでいれば、交通費はごくわずか、宿泊費はもちろんかからないので、就活の際にめちゃくちゃ楽なので、地方の就活生との差が半端ないです。
【学生時代】東京在住のデメリット
東京のデメリット① 生活費が高い。
東京での生活は1R(6畳)で6万円。
あり得ないくらい高くてびっくりしました。
地元で6万円出せば、2LDKくらい住めるので、初めて部屋の金額を聞いた時の驚きは今でも忘れられません。
東京のデメリット② 緑が少ない。
田舎育ちの僕は、自然が大好きです。
夕日が当たる山の斜面や、太陽の光が反射する海面など、いろんな自然の風景に心が癒されるタイプです。
しかし、残念ながら、東京都内には緑が少ない。
自然を求めて行くとすれば、新宿御苑や代々木公園くらいでした。
正直、僕には物足りなかったです。。。
学生時代に東京に住むのはアリ!
学生時代の東京生活を振り返ると、たくさんの友人ができ、価値観が広がり、様々な知識に触れられ、メリットの方がたくさんありました。
確かにお金はかかりますが、学生時代に東京に住むのは、僕はオススメします。
人生経験を増やして、選択肢を広げることができる場所として、東京は非常に楽しかったです。
さて、学生時代に東京を謳歌した僕が、なぜ東京から離れることを決めたのか。
それは社会人編に続きます。
【社会人時代】東京在住のメリット
東京のメリット① 刺激的な仕事が多い。
東京には日本の名だたる大手企業や、イケイケどんどんのベンチャー・スタートアップ企業が多く存在しており、刺激的な仕事がゴロゴロ転がっています。
僕自身、スタートアップの創業メンバーとして様々な大手企業さんや面白いベンチャー企業さんと一緒に仕事ができたのは、東京で働いていたからこそだと思っていますし、東京での仕事の経験は人生の中で大きな糧となっています。
⬇︎スタートアップで働いた際に学んだことをまとめています。
東京のメリット② 収入が高い。
やはり、東京での収入は地方に比べたら高いです。
▶︎東京都の平均年収は日本一!年齢、男女、区別、企業年収も紹介
僕が新卒で入った会社は、額面で年収が450万円程度でした。
また、創業メンバーとして働いていたスタートアップでは、最終的に社会人3年目にして年収650万円程度いただいていました。
日本の中で高収入を歌っている職種として、投資銀行・ベンチャーキャピタル・外資コンサルが挙げられますが、そのほとんどが東京に集まっています。
たくさんお金を稼ごうと思ったら、東京一択になるのは間違いありません。
⬇︎スタートアップで働いた後の市場価値についてまとめています。
東京のメリット③ 優秀な方との出会いが多い。
東京で高給取りな方は、優秀な方が非常に多いです。
数多くの仕事のプロフェッショナルと出会うことができ、学生時代とはまた違った友人たちと出会うことができました。
「外資コンサル辞めて起業する」
「研究員としてアメリカへ留学する」
「すでに3社事業を売却してリタイヤしている」
「資産が20億円あるからエンジェル投資家してる」
幅広い方と出会い、社会人時代を通じても、自分の価値観は大きく変化しました。
こんなに多様な人と会えるのは、やはり東京ならではなのでしょう。
⬇︎東京で出会った、優秀な人たちの仕事観や特徴を、3つの記事にまとめています。
【社会人時代】東京在住のデメリット
デメリット① 生活費が高い。
この点に対する不満は、ずっと、ずっと変わりません。
給料も地方に比べたら高く設定されていると言えども、可処分所得としては都会にいる方が少なくなっている傾向があります。
社会人になると外食する機会も増えるので、もはや学生時代よりも自由に使えるお金がないんじゃないかって勢いです。
なんのためにお金を稼いでいるのか分からなくなります。
デメリット② 自分の時間がない。
都内の社会人は、やたら働く人が多いです。
僕がいた業界(コンサルやスタートアップ)のせいなのかもしれませんが、本当にみんなよく働きます。
夜中の12時まで働くのは当たり前。
休日に仕事をするのも当たり前。
寝ても覚めても仕事のことを考えるのが当たり前。
こんな生活が続くと、思考する時間が奪われるため、何も考えないようになります。
僕にとって、最も苦痛なことが「自分の時間を取られること」だったので、めちゃめちゃ辛かったです。
デメリット③ 強迫観念に囚われる。
「僕の存在価値はなんだ」「社会に対して価値を換言しないといけない」「何も生み出していない自分はクズだ」
なんかこう、一種の強迫観念に晒されてしまって、毎日苦痛でした。
もちろん、社会人として、こういった思考を持つことは大事なのかもしれません。
だけど、僕にとってはtoo muchだったのです。
毎日のように自己成長を考え、「顧客のために、会社のために、社会のために」と思考することに疲れてしまったのです。
どこにも、「自分のために」という考えは生まれませんでした。
東京を離れようと思った理由
東京には、たくさんのメリットがあります。
僕自身、東京のエネルギッシュな感じが好きですし、友達だってたくさんいます。
しかし、東京のメリットとデメリットを比較した際に、「精神的に辛くなる」デメリットの方が圧倒的に上回ってしまったのです。
仕事に追われて、精神的に追い込まれることが、本当に疲れてしまったのです。
「東京にいることは僕にとってデメリットでしかないんじゃないか?」という仮説を持った時、物凄い衝撃を受けました。
これまで、東京でバリバリ仕事をすることが、自分にとってのカッコよさのシンボルだったのが、完全に崩れ落ちたのです。
「世間からみたカッコよさはどうでもいいから、自分が本当にカッコイイと思えることを追う」と決めた途端、
「僕は東京にいなくても、自分の幸せを見つけることができる。」ということに気づきました。
それと同時に、僕は自分が東京にいる意味を見失ってしまったのです。
もちろん、東京にいたからこそ、妻と出会えましたし、たくさんの大事な方との巡り合いもあり、今の自分が作られています。
ただ、人生のフェーズによって、最適な場所は変わっていくもの。
僕にとっては、10代後半から20代後半という10年間を東京で過ごすことがベストだったのだと信じています。
地方で暮らすためにやるべきこと
「東京を離れてみたいのは分かったけど、地方に行ったときに仕事はどうするの?」
という疑問もあると思うので、僕が考える選択肢を簡単に紹介します。
ネット上で完結する仕事のスキルを身につける
ブログやYoutubeを通じた広告収入は、東京を離れたとしても失われるものではありません。
「東京を離れて、地方で暮らすのもアリだな。」と考えたことがあるのであれば、理想の未来のために、今からでもスタートするのは全く遅くありませんよ!
また、場所を選ばない仕事の代名詞として、ソフトウェアエンジニアも挙げられます。
ソフトウェアエンジニアとして1-2年働いた方が、フリーランスとして月に40万円ほど稼げる可能性もあるそうな!
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地域おこし協力隊へ応募する
地域おこし協力隊とは、2-3年の期間、特定の地域に住み、地域の抱える課題を解決するプロジェクトへ参加するものです。
驚きなのが、プロジェクトへの参加期間中、お給料が出るのはもちろんのこと、
自治体によっては住居費や移動費など、様々な種類の補助があるということです。
地方での仕事・住居・仕事に伴って生まれるコミュニティといった、生活する上で重要なものを全て手に入れることができます。
まさに、一石三鳥の話です。
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地域の課題を解決する起業家になる
地域おこし協力隊のように、立ち上がったプロジェクトに参加するものがあれば、
自らが起業家となって、地域課題の解決に取り組むような事例も存在しています。
2-3年の特定の期間中、地域おこし協力隊のように、自治体から一定水準の補助金が出るので、普通に起業するよりも低リスクでの事業を推進することも可能です。
⬇︎地方での起業家プロジェクトを推進している団体についてまとめました。
では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
これから東京に住む人、すでに住んでいるけども今後どうしようか考えている人にとって参考になれば嬉しいです。
また次回お会いしましょう!