宮古島でサトウキビの収穫体験で学んだ、消費者としての重要な考え方。

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こんにちは。

ごりぱちです。

学生時代、僕が通っていた大学では、必ず宮古島での農業実習がありました。

2週間にも及ぶ農業実習では、1班5-6人で宮古島の農家さんに分けられ、野菜や果物の収穫・肥料の散布・雑草取り・サトウキビの収穫など、様々な農作業を行います。

その中でも特にメインの作業となるのが、サトウキビの収穫です。

農業実習に行く前まで、「サトウキビの収穫とか楽勝でしょ!」と思っていたのですが、

実際に行ってみると、これほど大変な作業は他になく、サトウキビ農家さんへの尊敬の念と、サトウキビのありがたみを感じ取ることができました。

この記事では、3週間に渡る農業実習を通じて学んだことや、実際の農作業の体験記をまとめています。

美しい海を持つリゾートとしての宮古島ではない、違った一面を知ることができると思います。

では、レッツゴー!!!

⬇︎宮古島のディープな一面を垣間見ることができる一冊です。

宮古島での農業実習の概要

実施時期:2月

平均気温:約18度

飛行機での所要時間:2時間30分~2時間50分

東京からの往復最安値:約24,000円

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2月の宮古島は肌寒いものの、東京に比べたら非常に快適でした。

海は綺麗なのですが、オフシーズンということもあり、浜辺はそこまで綺麗ではなく、韓国語や中国語のゴミが落ちていました。少し残念。

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⬇︎宮古島の場所です。

1日のスケジュール

2週間のサトウキビ収穫ですが、6勤1休で働き、最終日には学んだことを各班でプレゼンします。

7:00 起床

7:30 朝食

8:00 各農場へ向かう

8:30 到着次第、農作業開始

12:00 各農場で昼食(僕らはサトウキビ畑の上で食べていました。)

13:00 農作業再開

17:30 農作業終了

18:00 宿舎でシャワー

19:00 夕食

20:00 各班で1日のまとめ + 自由時間

22:00 消灯

農作業自体は、合計で8時間程度なのですが、とにかくめちゃくちゃ疲れるので、22:00にはフラフラになって、倒れ込むように寝てしまいます。

野菜の収穫と肥料の散布

⬇︎サトウキビ農家さんが持っているカボチャ畑で、カボチャの収穫です。

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⬇︎馬鹿でかいカボチャをどんどん積んでいきます。

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⬇︎牛の飼料を梱包して運んだりもします。大きすぎるので、トラックの荷台に座ることができません。笑

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⬇︎畑の栄養素を補うために、肥料として硫安を散布します。

▶︎硫安を肥料として用いる効果

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⬇︎これだけ見ると、怪しい薬に見えますね。笑

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⬇︎広大な畑に、みんなで硫安を撒きます。同じ場所に散布しないように、お互いの距離感に細心の注意を払います。

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サトウキビの果てしない収穫作業

一面に広がるサトウキビ畑を目の前にして、鎌を手に持ち、毎日7時間ほどサトウキビを刈り続けていました。

2-3日目で手にマメができ、朝起きたら、手が鎌を持つ形で硬直して、凄まじく痛かったことを覚えています。

こんな作業を毎年のように続けており、サトウキビを生産し続けてくれている農家さん。

尊敬と感謝の念しかありません。

彼らの苦労を知れば、サトウキビが多少高くとも、全く気にせず買うことができます。

⬇︎サトウキビ畑で一緒に働いたお姉さん。色々教えてもらいました。

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⬇︎サトウキビの収穫ですが、僕たちの農家さんは鎌を使って手作業で収穫していました。

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⬇︎人間の背丈の1.5倍(約3m)ほどあるサトウキビをどんどん刈っていきます。

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⬇︎見渡す限り一面のサトウキビ。刈っても刈っても終わりません。

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⬇︎全く終わらないサトウキビの収穫作業に、絶望の表情を浮かべるメンバーが続出。

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⬇︎毎日、一日中刈り続けます。ただ、青空が出ると、気分良く働けます。晴耕雨読を実感しました。

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⬇︎作業の合間には、道路で横になることもしばしば。畑の上だと、草でチクチクしますが、道路の上なら痛みなく横になれます。

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⬇︎農家さんと一緒に、サトウキビ畑でご飯を食べます。天気が良いと最高ですが、雨が降ると凄まじくキツい時間となります。笑

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サトウキビを収穫する時の注意点

サトウキビを収穫する際、機械を使えばすぐに収穫作業が終わるのですが、僕たちの農園は手作業での収穫にこだわっていました。

なぜなら、サトウキビの収穫において、根元の5-10cmの差で、販売時に20-30円の差額が生まれるからです。

要するに、機械で刈ってしまうと作業は楽なのですが、収穫されるサトウキビ の長さが、手で刈る作業と比較する30cmほど短くなり、1本あたりの収益がその分下がってしまいます。

数百万本ものサトウキビを持つ農家であれば、機械で収穫することにより、

30円 * 100万本 = 30,000,000円もの損失になってしまうのです。

だからこそ、手作業で、丁寧に根元から刈り取ることが、サトウキビ農家の収入に大きな影響を与えるのです。

農家の苦境と消費者としての考え

サトウキビ農作業は想像を絶するくらい大変だったのですが、

最もインパクトがあったのが、農家さんの手取り額の少なさです。

2015-2016年のサトウキビ 1t(1,000kg)の手取り額、ご存知ですか?

なんと、2万1,745円なんですよ!?

サトウキビ1本1kgとして、1,000本でやっと2万1,745円しか農家さんの懐には入らないんですよ!?

少なすぎませんか!?

▶︎宮古島の農家手取額2万1745円/サトウキビ価格

1時間に1人あたり20-30本刈れたとしても、8時間で200本(約200kg)程度。

5人で収穫したとして、やっと1日で1tに到達します。

単純に、手取り2万1,745円を5人で分けたら、1人たったの約4,000円ですよ!?

8時間も腰を曲げて、鎌で刈り続けるのは本当にしんどいのにも関わらず、本当に金額が安いのです。

農家「価格が安すぎるんだよ。海外から大量生産のもっと安いものが入ってくるから、どんどん買い叩かれるんだ。どれだけ無農薬とかこだわっても、消費者は安いものを求めるから、僕らの生活はどんどん厳しくなるんだ。。。」

そう、農家さんが正当な金額を得られない一番の原因は、僕たち消費者側にあるのです。

サトウキビに関わらず、スーパーには国産より安い輸入食品が数多くあります。

日本国内で、安全・安心にこだわった少し高い食品より、我々消費者は安全よりも安さを求めがちです。

でも、その結果、こだわりを持った国内の農家さんはどんどん淘汰され、僕たちの食卓には遠い国からきた食品しか並ばなくなります。

僕は、そうなって欲しくありません。

少し高いとしても、消費者が市場を作らなければ、こだわりを持つ農家さんは生き残っていけません。

「普段の買い物が未来の社会を作る」

その考えを持っていくことが重要だということを、農業実習を通じて学ぶことができました。

是非みなさんも、頭の片隅に、「自分の消費活動が未来の社会を作る」という現実があることを忘れないでいて欲しいです。

⬇︎宮古島のディープな一面を垣間見ることができる一冊です。

では、今回はここまで!

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

また次回お会いしましょう!

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