こんにちは。
ごりぱちです。
皆さんは、タイのピピ島って知っていますか?
ピピ島は、リゾートとして世界的に有名な場所で、レオナルド・ディカプリオ主演の「The Beach」という映画のロケ地にもなっている場所です!
・プーケットから「ピピ島への行き方」について詳しく解説するね! by タイびと
1枚目の写真は、泊まってたホテルからの写真です。曇ってますが、綺麗なのは分かると思います!笑
僕は去年、友達と2人で失恋旅行ということでピピ島に行きました。
ピピ島での様々なアクティビティーが失恋の傷を癒すのには本当に最高だったので、今回は同じ心の傷を持った方々へ、いかにピピ島が失恋旅行にふさわしいかをご紹介します!
では、レッツゴー!!!
失恋旅行でタイのピピ島へ。
去年のある日、失恋をして意気消沈していた僕は、親友と2人で焼肉を食べていました。
僕「ああ、もうだめだ。どうすればこの気持ちを消せるんだ。。。」
友人「いつまでも落ち込んでだらダメだよ。よし、来週行くべ!どっか!」
僕「来週って、急だし、どこ行くんだよ。」
友人「ピピ島!いいっしょ!行きたいっしょ!ビーチで綺麗なお姉ちゃんと仲良くなろう!」
僕「最高。」
ということで、その場で僕らは日程と航空券を予約しました。
尋常じゃない決断の早さが僕の売りです。笑
雷雨の予想しかないピピ島。
予約したわいいものの、天気予報を見ると、僕らが行く日程はずっと雷雨。降水確率は驚愕の100%。
それもそのはず、もろ雨季と被っているからです。
タイの友達からは、「こんな時期に行くなんて頭おかしいわ!」とバッシングしか受けませんでした笑
ただ、天気が悪かろうが、なんだろうが、行くことは決まっています。
いざ、ピピ島へ。
ピピ島晴れてる!やった!
ピピ島に到着すると、晴れ間が。
日頃から、「僕らは神様に愛されている。」と言っている二人組ですが、ここでも神様からの寵愛を受けたと喜んでいました。
早速、海のレジャーへ。海が本当に綺麗でした。
この透明感わかりますかね?もう一枚。
空は曇っていても、海は本当に透明で、これだけでも来た甲斐がありました。
ただ、実際のところスコールも何回かあって、まじで死にかけました笑
僕らが乗っていたのは木製の小舟です。
運転手はこの人。めっちゃ陽気でいい人でした。
僕らの場合は、コンビニのお姉ちゃんに紹介してもらって、1000バーツ(約3,000円)で3時間以上貸切で遊べました。相場よりも安かったのでまじでラッキー。
このおじさんと、シュノーケリングで遊んだ後に、スコールに遭遇。
雨粒が痛すぎて、波が荒れすぎて、おじさんが真剣な顔で「座れ!!!」と言っていたのが印象的でした。
生きて帰らせてくれてありがとうございます。心から。
おまけに、島にあった面白いトイレを載せておきます。岩の斜面に直接つけられていて、可愛かったです。
ピピ島でムエタイの試合を観戦。
荒れ狂う海から無事に帰還した僕らは、一度ホテルで昼寝をします。
目覚めると夕方の6時。
軽い夕食を済ませ、今回の旅のメインの一つであるムエタイの試合会場へ。
昼時は閑散としてましたが、夜に行くと人でごった返していました。
僕らも中へ入り、リングの一番前の席へ。なんか知らんけど奇跡的に空いてました。
試合はまだかと待っていると、リング状に何かが書いてあるボードを持ったスタッフがいました。
ボードには「Volunteer!!!」
そう、ボランティアを求めていたのです。その男性が、ひたすら僕のことを見て誘って来ます。
僕はその時、何にも考えずに、そのボランティアに参加します。
これが、悪夢の始まりだとも知らずに。
なぜかリングに上がっている僕。
僕がボランティアを名乗り出ると、会場から拍手が。
不思議だなあと思っていると、男性スタッフがもう1人を見つけ出して来ました。
すると、彼がこう言います。
「彼が、君の対戦相手だよ。とりあえずこれに着替えて来てね。」
ん?対戦相手?
手渡されたのは、ボクシングの試合でよく見るパンツ。
その時、やっと気づきました。
これは前座の試合なんだと。
ボクシングなんてしたことない僕は、正直ビビりました。
けど、観客同士だし、いけるだろと思っていました。
身長178cm,体重85kg、アメフト経験者ということで、アジア人の中では大きい方だと自負していたからです。
僕は先に着替え、リング状で対戦相手を待ちます。
怖すぎて足が震える。
相手は身長が190cm、体重80kgくらいのスリムマッチョなエストニア人。見た目は20代中盤か。
この時点でもなお、僕はなぜか根拠のない自信にあふれていました。
なぜなら、この会場に、スタッフ以外でのアジア人は全体の2割くらいしかおらず、あとはほとんど白人系だったからです。
小さい頃から、「なんでもいいから日本代表になりたい!」と思っていた僕は、最高に気分が高まっていたのです。
「サムライ魂見せたるでこら!!!」
いざ、本当に試合が始まる前に、審判がこう言って来ました。
「これは本気の勝負だ。遊びじゃないぞ。」
その瞬間から、なぜだか足が震え出します。
なんとも言えない緊張、恐怖感、それが押し寄せて来ます。
その気持ちを押し殺し、試合のゴングが鳴り響きました。
悪夢の9分間。
この試合は、3分1ラウンドで、合計9分、3ラウンド制でした。
たかだか9分、されど9分。
僕にとって、人生で最も長い9分に感じました。
試合のゴングが鳴り、お互いにグローブをぶつけます。
僕は、「勝つなら最初からいかな勝てん!」と思い、開始から攻めます。しかし、ことごとくかわされます。
初心者とは思えない脚さばきです。彼は笑っていました。多分、最初なので余裕ブッこいていたのでしょう。
その次の瞬間、僕の右ストレートが彼の顔面をとらえます。
会場が一瞬で歓声に変わりました。僕の流れです。そこで一気にたたみかけようとしましたが、それが全てかわされます。
そして、距離を取られた時、相手に変化が。
「シューーー。シューーー。」
何事かと思い、唖然としていると、
相手は息を吐きつつ、ファイティングポーズを取り、獲物を狩る本気の目になっていました。
金髪で、体から湯気が立っている。
ドラゴンボールでいうと、スーパーサイヤ人モードに入ったようだ。
そこからの展開は、あまりにも一方的なものになってしまった。
僕が相手にパンチを入れれたのは、最初の1発だけ。
後の時間は、ひたすらパンチを打ち込まれるだけの状況となってしまいました。
第1ラウンド終了時点で、僕の足元はすでにフラフラの状態です。
第2ラウンド。
「勝つには相手に接近戦を挑むしかない。」
ゴングと同時に、相手に駆け寄り、低い姿勢を保ったまま、ひたすら相手のボディーを攻めました。
相手は僕より身長が高いため、腕のリーチもあります。
そのため、距離を取られたら、いいようにやられます。
必死についていく僕。しかし、足がもうフラフラで、全くついていけません。
そして、側頭部にジャブを決められます。一瞬足元から崩れますが、なんとか耐え抜き、第2ラウンドを終わります。
最終ラウンド、正直、記憶があんまりありません。
覚えているのは、足がフラフラで、頭がガンガンしていたことくらいです。
開始直後から、ひたすらパンチを受け続け、ダウンを取られ、起き上がることができません。
もう天井しか見えていませんでした。
そのまま試合終了。
僕は惨敗を喫します。
試合後は、仲良く記念撮影。参加賞で、バケツサイズのコカコーラとメダルをもらいました。
強すぎた相手選手。
試合後、完全にうなだれている僕。
そこに、対戦相手の彼が近寄って来ます。
対戦相手「君、強かったよ!ボクシングやってたの?」
僕「いや、今日が人生初めて。君こそ、めっちゃ強かったよ。経験者なの?」
対戦相手「え?うん。セミプロで5年くらい。」
ん?セミプロで5年?
ふ・ざ・け・る・な
そりゃあね、足捌きがうまいわな。パンチも綺麗だわ。手も足も出ねえわ。
色々と文句があったのですが、疲労が半端なかったので、そのまま30分は立ち上がれませんでした。
クラブで朝まで。
試合の後、フラフラな状態でも、気分は最高潮になっていました。
参加賞でもらったコカコーラにアルコールが入っていたのもあるが、僕らはそのままビーチクラブへ。
ファイヤーダンスもあった。
ボクシングの試合を見てくれていたインド人男性から、「最高にクールなジャパニーズだったぜ。」とお酒を奢ってもらった。
僕らは疲れ果てるまで、クラブにいた。
どうやって部屋に戻ったかは覚えていないが、気づいたらベッドで横になっていました。
失恋旅行にピピ島は最高。
朝目覚めて、昨晩自分に起きたことを思い返します。
人生初めてのボクシングで気を失い、鼻血が吹き出て、そのまま朝までビーチクラブでテキーラ飲みながら遊びまくる。
「生きてる!僕、生きてる!」って、心の底から実感できました。
振られたこととか、どうでもよくなって、記憶の遥か彼方へ、いつの間にか消え去っていたのです。
僕は、もっとこういう感覚が欲しい。
こんな感覚を求めて生きていきたい。
頭がいいひとは、先のことをある程度想像ができて、それが危険がどうか、リスクがあるかどうかもしっかり判断し、選択をしていくのだと思う。
僕は、それが全然できない。いきあたりばったりで、その時々で、選んだ道でもがいてみる。
その選択が、どれだけアホにみえようとも、自分がそれを楽しんでいるなら、迷いなくやってみる。
そんな生き方をしたいんだと、ボクシングの試合を通じて、腹の底に落とし込むことができました。
自分が面白いと思うこと、想像もできないようなことをドンドンやらせて、興奮に溢れる人生にしてあげたい。
失恋旅行のこととかどこかに吹き飛んでいき、自分の生き方を尊重するような気持ちを持つことができました。
失恋旅行で心の傷を癒すのではなく、むしろ心を強く鍛えることができる。
これがピピ島での失恋旅行の威力なのです!
皆さんも、想像もできないようなことにチャレンジすると、新しい自分に出会えるかもしれません。
是非!タイのピピ島での失恋旅行で、新しい自分に!強い自分で出会ってみましょう!
では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
また次回お会いしましょう!
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