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人生論

部活歴24年の僕が思う、会社における体育会系人材の価値と問題点。

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[記事更新日:2018年9月1日]

WikiImages / Pixabay

こんにちは。

松木 崇晃です。(@3Bgoripachi)

最近、日大のアメフト部が話題となっていますね。

監督の言うことは絶対という、体育会系の悪い部分が垣間見える事件となりました。

元アメフトプライヤーとして、こんな形でアメフトが広まってしまうことは非常に残念でした。

話はずれましたが、今回は「体育会系人材の価値と問題点」について、書いてみようと思います。

僕は、3歳から18歳まで、幼稚園・小学校・中学校・高校のサッカー部、

18歳から22歳までは大学のアメフト部、

22歳から25歳までは社会人のアメフト部と、

各年代で部活動を経験してる、

体育会系のベテラン人材です。

特に、高校・大学時代の部活動、また、ボランティアとして、

いろんな高校生の人生相談を受けた経験から、

体育会人材についての問題点が見えてきたので、

その話をします。

では、レッツゴー!!!

体育会系とは?

体育会系と聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか?

僕の周りに聞いてみると、こんな意見が出てきました。

・ワイワイガヤガヤしてて、うるさい

・コミュ力があって、うるさい

・声がでかくて、うるさい

かなり意見が偏っているのか、

「ひたすらうるさい」という印象でした笑

でも、あながち間違ってないのかもしれません。

ただ、どんな人に聞いても、共通して出てきた答えがありました。

それは、

「就活に強い」

です。

確かに、一般的に「体育会系の人材は優秀だ」と言われることが多かったです。

それが、なんでそう言われているのかは、さっぱりわかりませんでしたが笑

事実、体育会系は、部活の先輩、特に歳の離れたOBの影響もあり、

正直、仕事を選ばなければ、就職できる状態です。

僕がニートになる卒業間近でさえも、

仕事があって、すぐに採用できる状態でしたからね。

また、就職活動は短期勝負であり、爽やかで元気な印象を与えやすい体育会系は、面接を突破しやすいというのもあります。

他にも、「ガッツがある」「体力がある」「根性がある」「諦めない」とか、良い点はいくらでも出てきます。

しかし、僕は高校・大学の部活動、いろんな高校の部活生と接する中で、

「旧式の体育会系人材は、今の時代に合わなくなっているのではないか?」

と思ってしまいました。

監督が神だった高校時代。

僕が所属していた高校のサッカー部は、創部100年の歴史があり、成績も県でベスト4程度と、割とレベルが高いところでした。

目標は全国制覇で、部員は3学年で100名超え、練習は年間361日/365日あり、休みは、お盆と年末年始くらいでした。

朝は7時の朝練から始まり、夜は10時まで居残り練習があります。

進学校でもあったので、赤点でもとろうもんなら、一気にレギュラーから外されます。

凄まじい競争社会でした。

その中でも、監督は絶対的存在です。僕らから監督に意見することはほとんどありません。

てか、できませんでした。怖くて。

レギュラーを取るには、監督の戦術に当てはまった選手じゃないといけない。

なので、1年生の頃に創造性のあった選手も、だんだんと監督の戦術の枠にハマってしまい、本来の実力を発揮できる機会を失ってしまったプレイヤーもいました。

僕たちのチームは、他の高校と比べてスポーツ推薦の選手が少なく、技術ではどうしても劣る部分がありました。

なので、「とにかく走り勝つ」というチーム作りのもと、選手たちはそれに適応しなければいけませんでした。

そこには、

「自分で考える」というプロセスが

発生しづらい場所になっていたのです。

練習メニューも、遠征日程も、戦術も、全て監督の手中にありました。

もちろん、僕らはまだ高校生で、練習に集中することしかできないかもしれません。

それでも、僕たちは、「自分たちで考える機会を失っていた」と言わざる終えません。

「自分で考える機会が圧倒的に少ない。」

それが体育会系の一番の問題だと僕は思います。

学生の自主性が重んじられた大学時代。

高校時代とうって変わって、大学時代はめちゃめちゃ自由になりました。

練習時間も、練習内容も、遠征日程も、戦術も、基本は学生主体で決める部活でした。

部員も、高校時代に強豪校で部活をしていた人だけでなく、大学から初めて運動部に入る人もいます。

サッカー部、野球部、ラグビー部、帰宅部、陸上部、吹奏楽部。

本当に、いろんな人が入り混じっていて、まるで動物園みたいな状態でした。

ただ、ここでも、思考停止状態に陥ります。

前の代の習慣に、いとも簡単に染まってしまうのです。

週5日が練習日で、16:00-20:00まで練習、その後にミーティング。

ここから変化があったとしても、練習日が週5から週6だとか、練習内容を新しく変えてみるとか。

戦略的に、チームの問題点を洗い出して、どういった方向性で勝利するのか、どこに強みを持つのか。

結局、そういった話はコーチ陣と限られた選手間でしか行われませんでした。

よく言えば、「適応能力が高く」

悪く言えば、「思考が停止している」

さっきの高校時代と、部活の進め方は違っても、本質的には変化がありませんでした。

部活以外の世界を知らない高校生。

そして、極めつけは、ニート時代に所属したボランティア団体で、関東のいろんな高校生と人生について話をした時の部活生の発言。

「ニートのお前が一体高校生に何を話すんだ!」という意見は一旦置いておいてですね、

僕は体育会系出身、かつ見た目がおじさんぽいという理由で、割とやんちゃな学生がいるグループを任されることが多かったんですね。

野球部、サッカー部、剣道部、柔道部、色んな学生と話をしました。

すると、みんな似たような発言をします。

「僕は部活しか知らないし、部活以外何もできない。勉強だってそうだ。大学なんか行かずに、適当に地元で仕事を見つける。」

確かに、僕が周った高校は、あんまり大学進学に力を入れていないところでしたが、根本的な問題なのは、

「学生たちが部活動以外の世界をあまりにも知らない」

ということなのです。

部活に入って、必死にやる人ということは、おそらく幼少期からスポーツをやっていたのでしょう。

野球なら甲子園、サッカーなら国立、ラグビーなら花園。

みんなそれを目指して頑張ります。

しかし、そこに辿り着けるのはほんの一握り。

ほとんどの人は、夢破れます。

しかし、目標に向かう努力は素晴らしいんです。

そこは、誇れる部分だと思います。

ただ、部活動に集中しすぎるあまり、

「社会を知る機会が、あまりにも多く奪われていないか?」

「自分で考える機会が、あまりにも少ないんじゃないのか?」

こういった部分が浮き彫りになってきました。

体育会系人材の問題点。

先ほど挙げた、

「社会を知る機会が少ない」

「自分で考える機会が少ない」

この2つの問題を見て、

あなたは何を感じましたか?

僕はこう感じました。

会社にとって、雇いやすい人材だと。

会社に入り、他の世界を知ることなく、目の前の仕事に没頭し、上から言われたことを忠実に守る。

これって、ひと昔前の、いい人材にぴったり当てはまると思いませんか?

「体育会系の学生が就活に通りやすいのは、こういった特性があるからなんではないか?」

僕は、この仮説はあながち間違いじゃないと思っています。

ただ、僕たちの時代に求められる人材は、

目の前の仕事を、無我夢中に、ルールに忠実に沿う能力が求められるとは、

到底思えません。

新しい体育会系人材。

ここまで、体育会系の問題点を挙げてきました。

「体育会系ってダメなのかよ!」

と思ったあなた、安心してください。

体育会系には、他では得難い能力を得ることができます。

その能力を持って入れば、社会でも確実に通用します。

その能力とは、

「人を動かす力」

です。

「ありきたりなこと言うなあ。」

と思ったかもしれませんが、体育会部活の環境には、社会でも通用する能力を身につけるチャンスがたくさんあります。

高校・大学と、確かに自分たちがコントロールしずらい環境にいましたが、共通項があります。

それは、各ポジションにチームリーダーがいて、

そのリーダーがコーチ陣と選手の繋ぎ役となり、

部下である選手たちを鼓舞し、

練習を引っ張っていきます。

これは、実社会でいうと、管理職に当たります。

経営陣からの要望と、現場の意見の間に挟まれながら、

組織の目標に向かって、リーダーシップを発揮して人を動かす。

これが、できれば、もう立派な社会人です。

会社に入っても、自分で会社をするにしても、この経験があるかないかで、結果は大きく変わります。

今、体育会系に入っている方、体育会系に入ろうとしている方、体育会系を辞めようとしている方、

あなたの能力を引き延ばすチャンスは、目の前の環境にふんだんにあります。

ただ、部活以外のあなたの貴重な機会を失う可能性もあります。

しかし、思考が停止しやすい環境だからこそ、

あなたがリーダーシップをとって、

組織を良い方向に動かすことができれば、

あなたはどこに行っても通用する人間になります。

世の中、色んなルールや権力に縛られて、停滞している会社はたくさんあります。

そんな社会で、リーダーシップをとった、

自律志向型の体育会系がいれば、

大きな影響を与えることができます。

ぜひ、思考停止することなく、自分の道を切り開いていってください。

今回は以上です!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!

また次回お会いしましょう!

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