経営,哲学,プロ

仕事の思考

RIZAP(ライザップ)グループの新COO。プロ経営者である松本晃さんの経営理念とは。

こんにちは。

ゴリぱちです。(@3Bgoripachi)

先日、最先端の医療機器や予防医療に関する展示会に参加した際、めちゃめちゃ凄い人のセミナーを聞くことができました。

その凄い方とは、プロ経営者として名を馳せており、元カルビー会長で、ライザップの次期COO(最高執行責任者)となる松本晃さんです。

正直、僕が参加したセミナーは、突発的に行われているもので、事前の通知もそこまでなかったので、

セミナーを聞いている人数は20人程度でした。

恥ずかしながら、僕は「暇つぶしに聞いてみよ」くらいのテンションで席についており、松本晃さんについて全く知りませんでした。

しかし、話が進めば進むほど、圧倒的な経験値と面白く、ためになる話に虜にされ、

「なんだこの人!やばい人だ!」と気づき、一心不乱に松本晃さんの話をノートに書き込んでいました。

今回は、松本晃さんの紹介と、“ヘルスケアベンチャーに期待すること”と題して発表されたプレゼンの内容を共有したいと思います。

プロ経営者として、松本晃さんが大事にしてきた経営道をギュッと凝縮した内容になっているので、

ビジネスに関わる方は読んでおいて損はないと思います!

では、レッツゴー!!!

松本晃さんとは?

出典:日本経済新聞,https://www.nikkei.com/article/DGXMZO15113730Q7A410C1XX0000/

生年月日:1947年7月20日

2018年現在、なんと70歳を迎えています。

出身大学:京都大学農学部 修士課程修了

大学卒業後:
・24歳で伊藤忠商事に入社

・39歳で医療機器を扱うセンチュリーメディカルへ出向
6年の間に、売上を20倍にし、赤字から黒字へと大変革に成功

・45歳でジョンソン&ジョンソンへ転職
6年間で売上を5倍にし、赤字部門を黒字へ転換

・52歳でジョンソン&ジョンソン、日本支社の社長へ就任
9年間で売上を4倍に、利益を30倍にし、凄まじい成果を残す

・63歳でカルビーの会長兼社長に就任
8年連続で増収益を達成

・71歳でライザップのCOO(最高執行責任者)へ就任

・カルビーのカリスマ会長が電撃退任の理由を明かした by 週刊現代
・「経営のカリスマ」カルビー松本会長に聞く、RIZAPにコミットする理由 by IT mediaビジネス

いや、なんかもう凄すぎて言葉が出ません。

プロ野球での優勝請負人みたいな存在です。

この実績があるが故に、松本晃さんは「プロ経営者」と呼ばれるのでしょう。

経営とは?会社とは?

セミナーの冒頭、松本晃さんはこう言いました。

「経営は難しいものでない。私は、何か特別な能力を持っている訳ではない。

ビジネスの原理原則に沿って活動してきただけです。」

ビジネスの原理原則とは

・世の為、人の為になる仕事をすること

・儲けること

世の為、人の為になっても、儲けなければ会社を続けることができず、誰の助けもできなくなってしまう。

また、儲けることだけやっていても、それが世間や人に迷惑をかけるならば、そんな会社はいない方がいい。

この2つの条件が揃うことが、ビジネスの原理原則というわけです。

会社経営をする上で重要な3つの要素

① 会社の価値観や理念を明確に示すこと

② ビジョンに基づいて、絶対に勝てる戦略を練ること

③ 実行するためのリーダーシップを発揮すること

この3つの要素が、経営においては重要だということです。

大前提として、ビジョンがなければ、どんなに優れた戦略・リーダーシップがあっても、会社は崩壊してしまうことを、頭に叩き込んでおく必要がありますね。

・[OKR]組織におけるミッション・ビジョン・バリューの違い/決め方まとめ。

会社の存在意義

会社は、4つのステークホルダーを幸せにするために存在しています。

この4つのステークホルダーから、「尊敬され、愛され、賞賛される」ことが求められます。

このどれかが崩れてしまうと、会社は壊れていってしまうのです。

大事にすべき経営の心得9つ

1. ビジネスにおける全てのヒントは現場にある
→「商品やサービスを生み出す時は、そのターゲットとなる現場にいなければ良い商品・サービスは提供できない。」という理念を持っている。
医療機器を販売している時は、年間200日も病院の現場に通っていたという。

2. 参入市場の過去の成功事例を調べる
→過去のビジネスモデルを熟知することで、成功要因を特定し、それに沿った戦略を打ち出すことができる。
準備無しに飛び込むことはあり得ない。

3. 少数の顧客の要望に振り回さえない
→特定の、細かい要望をしてくる人の意見を取り入れすぎてはいけない。
開発期間が長引いてしまうし、我々のお客様はその人1人ではない。

4. 特許などの知的財産権を絶対に取得する
→市場への参入障壁を高めるためにも、必ず知的財産権を握っておく。
これを先行して取得できるかどうかで、ビジネスの確度も変わってくる。

5. 技術seedsではなく、お客様のneedに対応しろ
→技術ベンチャーは、技術の高さに目が行きがちだが、それが誰の役にも立たなければ、どんなに最先端の技術も使い物にならない。
お客様が何を求めているのかを、徹底的に考えよ。

6. 市場規模をみろ
→同じ時間をかけるなら、市場規模の大きいところへかけるべし。

7. 安く売るな、高く売れ
「売上は最大に、費用は最小に」稲盛和夫さんと同じ指摘です。
当たり前だけど、大事な部分。

8. 費用対効果をいつも頭に入れろ
→1円でもいいから、効率よく生産できるようにすべし。

9. 単発ではなく、継続的に
→単発の収入は安定に繋がらない。
生活に欠かせない商品・サービスを作り出すべし。

ビジネスで成功するために必要な9つのこと

1. 人材採用
→人は財産である。会社の核である。最も力を入れなければならない。

2. 営業教育
→どんなに良い商品・サービスを開発しても、売れなければ意味がない。
徹底した営業教育を作る必要がある。

3. 現場で働け、オフィスにいるな
オフィスにいても、何も分からないし、解決しない。
現場にこそ、本当のビジネスがある。

4. 報酬、感謝、賞賛
→良いことをした人がいたら、徹底的に褒める。
そして報酬を与えて、みんなで感謝し、みんなで賞賛しよう。

5. プロフェッショナルエデュケーション
→プロフェッショナルなビジネスマンとしての教育を継続させるべし。

6. 法律を知る
→商品を守るための知的財産や、会社を守るための会社法など、法律は必ず勉強しべし。

7. 品質管理
→世界で1番の品質を保証しよう。

8. No Discount,No Sample,No 接待
→商品を安易に割引しない。無料であげることもしない。商品を売るための接待をしない。
どれか1つでもしてしまうと、ビジネスがうまくいかなくなる。

ジョンソン&ジョンソンで成功した12の秘訣

1. 事業の見極め
→どの事業が利益を出しているのか、赤字を出しているのか。
どの事業で儲けるのかを徹底して見極め、戦略を練るべし。

2. 企業哲学
誰もが誇りに思えるような企業哲学が高いパフォーマンスを生み出す。

3. 成長を求める
→ 「昨日より、今日。今日より、明日。」と徹底的に成長を求める。

4. Not small niche
→ニッチでも、市場が小さすぎては意味がない。
少なくとも、5,000億円-1兆円は見込める市場へ入るべし。

5. 分社、分権化、グループ会社を単独で管理させる
→グループ会社は、それぞれ独立した形で経営を促す。
親会社に頼りっぱなしの会社は必要ない。

6. 利益に対する妥協を許さない
→1円でも多くの利益を出すためのコストカット、生産効率化を惜しまない。

7. No 脱税、Yes節税
→法律違反は絶対にしたらダメ。

8. 研究開発へ投資する
→現在だけを見ていたら商売は勝てない。
常に5年、10年先を見通し、研究開発への投資比率を高める。

9. 早期撤退+新規参入
→既存事業で、経常利益が15-20%まで落ち込んだら、事業売却を行う。
新規事業で、経常利益が50%を超えるならば、すぐに事業を起こす。

10. 女性の活用
→女性失くして会社の発展はあり得ない。

11. 経営陣の生涯学習
→常に勉強し続けること。
最新の経営手法、テクノロジー、法律など、ありとあらゆる事を学び続ける必要がある。

12. 掛け算ビジネスの活用
→ビジネスがうまくいくためには、掛け合わせの要素の中で、1つでも0があってはビジネスは上手くいかない。
例)良い製品*法律遵守*特許取得=ビジネス成功
1つでも欠けていたら、その他がどんなに素晴らしくても、ビジネスは失敗する。

日本企業が成功するために必要な5つのこと

1. 日本人の特徴を知ること
→日本人は、アメリカ人のように全く新しいコンセプトを作ることが苦手。
しかし、改良するのが上手い。

2. 真似して良いから、より良いものを作れ
→真似することを恥じることは何もない。
真似して、より良いもの作れば、みんなに喜んでもらえる。

3. ビジネスの猛勉強
→勉強をしていない人が多すぎる。
法律や税務、会計など、必要なことは山ほどある。

4. 各工程の本当の目的を理解しろ
→ビジネス上での全工程に置ける目的を理解しなければ、適切な経営判断ができない。

5. ターゲットを決め、その人たちの困りごとを現場で知れ
→とにかく現場に出ることが少ない。
ビジネスは、常にターゲットのいる現場で変化している。

起業する上で必要な3つのこと

1. ターゲットを決める
→年代、地域、性別、嗜好など、徹底的に絞り込む。

2. その問題を把握する
→ターゲットの抱えている問題を、現場に入り込んで特定する。
潜在化している問題を見つけようとしても、なかなか難しい。
優先すべきは、顕在化している問題を特定することである。

3. その問題を解決する
→優れた商品・サービスで問題を解決する。

ビジネスは、この世に存在している問題を解決するために存在している。

問題を解決できないのであれば、起業なんてするべきではない。

まとめ

珠玉の言葉たちが飛び交う中で、松本さんが特に大切にしていることがありました。

それは、「全てのビジネスのヒントは現場にある」という考え方です。

その根底には、「問題を解決するために会社が存在している」という考えが常にあるのだと思います。

「現場で問題を掴めなければ、本当の解決方法も見えて来ず、誰の役にも立たない会社を作ってしまう。」

こういった危機感があるのだと思います。

たった45分のセミナーで、こんなに密度の濃い内容を無料で聞けたのは、本当にラッキーでした。。。

この内容は生涯保存版として大事にしておこうと思います。

いつか、1:1で話せる時が来ることを願って、今回は終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!

また次回お会いしましょう!

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