大学院から東京大学へ。合格までの道のりをまとめてみたよ。

公開日:2018年7月23日
     
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こんにちは。

ごりぱちです。

みなさん、学歴ロンダリングって聞いたことありますか?

学歴ロンダリングとは、日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。

別名は大学院ロンダリングであり、ネガティブな意味あいで使われることが多い。略称は学歴ロンダ、院ロンダ。

by ニコニコ大百科(仮)

学歴ロンダリングについてまとめられているサイトがあったので、気になる方はこちらからご覧ください。

・学歴ロンダリングを絶対におすすめする理由5選を説明! by 永遠の大学生になるために

僕は都内の私立大学から東京大学の大学院に進学しているので、完全に学歴ロンダリングに当てはまります。

この説明にあるように、学歴ロンダリングはネガティブなイメージで使われることが多いです。

「学歴ロンダリングのくせに東大を名乗るな!」

「肩書きのためだけに大学院行ったんだろ。」

と言われることが過去にあったので、一般的に学歴ロンダリングに対する印象は良くないようです。

しかし、僕としては大学院に行って、かなり人生変わりましたし、良いことしかなかったので、

外部の大学院を目指している人は、是非とも上のランクの大学院をチャレンジして欲しいと思っています。

今回は、僕の経験を踏まえて、東大の大学院にいくことでどれだけ世界が変わったかを書いていこうと思います。

また、合格までの道のりを記しているので、大学院受験を考える人にとって参考になれば嬉しいです。

では、レッツゴー!!!

⬇︎大学院へ進学するメリット・デメリットについてまとめました。

⬇︎大学院を卒業した時の就活戦線についてまとめました。

なぜ東京大学を目指したのか?

僕はもともと農学系の専攻にいました。

小学生の時から環境破壊とか農業問題に興味があり、「将来は途上国の農業開発関係で仕事がしたい!」と思い、大学へ進学しました。

しかし、大学時代は部活動に明け暮れ、全く勉強しない日々を過ごしました。

いろんな事情があって、就職をせずに大学を卒業した僕。まず初めにしたことは自分の将来を考え直すことでした。

そこでの結論として、「やっぱり国際公務員になりたい!」となったので、やることは2つに絞られました。

・国際関係で修士号を取ること。

・途上国に身を置くこと。

その2つの目的を果たすために、どの大学を受けるか考えていると、母から鶴の一声が。

「あんた、せっかく大学院受けるなら東大受けなさいよ。東大。1番良いとこ行きなさい。」

「この人何言ってるんだろう?」って心から不思議に思いましたが、そこからがむしゃらに頑張って無事に受かることができました。

受験が終わり、東大に入学するまでの期間はフィリピンで過ごし、大学院に入ってからも研修でアジアに行くことが多かったので、僕の目的は完全に達成されることになります。

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東京大学の大学院を受けるべき理由

東大を受けようと考えている方へ、東大に入ることでどんな未来が待っているかをご紹介しようと思います。

東大を受けるべき理由① 国内トップの人材と共に切磋琢磨することができる。

僕は、「大学院に進学したのなら、博士まで進学して研究を生業としていきたい」と思っていました。

しかし、大学院へ進学すると、国内トップ層の人材がうごめく東大には、数多くの天才が存在することが分かります。

そんな人たちと接することで、さらに研究の質を高め、最先端の学術分野へ切り込んでいくことが可能になります。

ただ、僕の場合は、残念ながら自分の研究能力に見切りをつけ、ビジネスの世界へ足を踏み入れました。

しかしながら、これは東大に行ったからこそ決断できたことです。

井の中の蛙になることなく、違う世界を見れたからこその判断だったので、本当に感謝しています。

東大を受けるべき理由② 人生の選択肢の幅が圧倒的に広がる。

農学国際専攻では、留学生が多く在籍しているので、研究室の共通言語が英語になります。(研究室によりますが、僕の研究室は英語でした、)

ゼミや授業が英語なので、必然的に英語能力が伸び、TOEICは860点まで上がりました。

また、「東大に合格したのだから何でもできるはず!」という根拠のない自信をもとに、

プログラミング、インターン、海外ボランティアなど、あらゆることに挑戦することができました。

その結果、卒業時には、進路を選べるようになりました。

学部時代には、「卒業後には日本企業への就職しかない!」と思っていたのが、

大学院を卒業する際には「日本企業への就職は、あくまでの選択肢の1つでしかない。

起業,NPO,海外就職、色んな選択肢があり、そのどれを選んでも自分なら大丈夫」と思えるようになっていたのです。

東大を受けるべき理由③ 就職活動の難易度が下がる。

「大学院だけ東大でも就職活動には意味がない」と言う人もいますが、僕はそれを否定します。

「大学院だけ東大でも、就職活動においては大きな影響力を持つ」と断言できます。

僕の同期には、明治大学・東京農業大学・立教大学・青山学院大学といった外部大学の出身者がいましたが、

彼らは皆、三菱商事・農水省・NTTデータ・リクルートといった、日本のトップ企業や省庁に就職しています。

僕自身も、学部時代と比較すると、圧倒的に就職活動がしやすいと感じていました。

なぜなら、企業から逆オファーが来ますし、特別選考も存在しているからです。

もちろん、大学院時代に努力したのは当然のことですが、

「東大」という肩書きが就職活動において効果を発揮したのは言うまでもありません。

受験した専攻について

僕は、"東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻"を受験したので、簡単にその専攻についてご紹介したいと思います。
▶︎東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻についてはこちら!

"人類の生存を支える食糧生産と生物圏の保全を基盤とし、安全で豊かな社会の実現に貢献できる人材、

とりわけ学問と政策と実践とをつなぐ総合力を備えた人材を育成することである。"   

-農学国際専攻のミッション-

このミッションから分かるように、農学国際専攻は、地球が抱える課題を解決できるような人材を育成していくことを目的としています。

地球の抱える様々な課題を解決するため、農学国際専攻では、農業開発技術だけでなく、農業データを解析する情報農学、獣医学、水産学、植物病理学、環境学、文化人類学など、幅広いテーマを持った研究室が存在しています。

農業系に興味がある方は、必ずマッチする研究室があると言えるので、まずは研究室情報を見てみてください!

▶︎研究室一覧はこちら!

東京大学へ合格するまでの道のり

僕が東大の大学院の受験を決意したのが大学卒業後の4月末。大学院の受験が8月末なので、勉強期間は約4ヶ月となります。

大学院合格には次のステップが必要です。

・進学する研究室を決め、教授と研究テーマを設定しておく。

・語学力のテストを突破する。

・専門科目のテストを突破する。

・小論文を突破する。

・面接を突破する。

順番に解説していきましょう。

教授とのテーマ決め

この中で、最も重要なのが、「研究テーマの設定」です。

大学院は、あくまでも研究をする場なので、教授と研究テーマに話していなければ、どれだけテストの成績が良くても合格はできません。

しかし、研究テーマをいくら詳細に決めていても、当日のテストがボロボロなら、もちろん合格できません。

研究テーマを決め、成績もある程度取らないと合格は勝ち取れません。

僕の場合、まずは目当ての専攻、研究室を決めるところまで辿り着かないといけません。

たまたま、高校のサッカー部の先輩は東大に行っていたので、彼の友達繋がりでなんとか希望の研究室まで辿り着くことができました。

正直、インターネットから先生にメールしても、多忙なためなかなか返信は返ってきません。

やはり、内部にいる人から紹介してもらうのが一番手っとり早いので、まずは東大に行っている友達を探してください。

いない場合は、東大生のブログとかにメッセ飛ばしてください。

会おうと思ったらいくらでも会えます。

教授との研究テーマですが、もちろん1発では決まりません。

何度もダメ出しされながら作ります。

僕の場合は、研究テーマを決める中で、他の研究室の方がテーマが合うということで教授から違う教授を紹介されることもありました。

10回くらい研究室に通って、研究テーマをある程度絞り、その内容をゼミで発表して内容をチェックしてもらい、ようやく完成しました。

ここまでくれば、研究室での生活や、先輩、未来の同期とも仲良くなれるので、だいぶアドバンテージを持っている状態になります。

僕が論文を探す上で活用したのは、以下の検索サイトです。

google scholar

CiNi

J-STAGE

語学力テスト(TOEFL-ITP)

僕の選んだ専攻は、外国人留学生の比率が60-70%くらいで、授業は基本英語というスタンスだったので、語学力のテストも非常に重要でした。

試験内容はTOEFL-ITPというもので、TOEFLのSpeaking,Writingが省かれたものとなります。

そのテストで85%を取らないとそもそも足切りで落とされるという噂があったので、英語の勉強は尋常じゃないくらいしました。

事実、TOEFL-ITPの85%はTOEIC換算だと約800点らしいので、ノリでは合格できなそうです。

・TOEIC TOEFL-ITP TOEFL-IBTの真の換算表 by たい焼きは頭から食べたい

この時、僕が参考にしたのは次の3つです。

僕の専攻では、合格した人のほぼ100%が同じ教材を使っていました。

研究室の先輩も同じものを使っていたので、間違いありません!笑

⬇︎問題の形式から答案を導き出すマニュアル本。

これをやり込めば、内容が分からなくても問題を見ただけで答えまで辿り着けます!文法対策はこの1冊で完璧です!

⬇︎生物学や医学、政治学や人権学など、幅広い学術テーマの単語を網羅的に扱っています。

この本で、自分が良くわからない分野の内容や単語をインプットすれば、Readingパートは怖いものなしです!

⬇︎最後は、やっぱり過去問!

公式問題集で過去問を何周でも解きましょう。高得点のための1番の近道です。

もちろん、ただ問題を得だけでは、リスニング力が向上するはずもないので、

DMM英会話というオンライン英会話で、毎日英語でディスカッションを行っていました。

IELTSやTOEFLに対応している先生であれば、英語力が高く、様々なトピックに対応してくれます。

僕の場合も、IELTS・TOEFLに対応する先生を見つけ、農業・環境はもちろん、社会学・芸術・歴史など、普段聞き慣れない専門用語のボキャブラリーの構築をしていました。

DMM英会話を通じた英語学習が、短期間で飛躍的に英語能力が伸びた大きな一因となったことは、言うまでもありません。

専門科目のテスト

研究室によって内容が違うのでなんとも言えませんが、これも志望する研究室との関係性が非常に重要になってきます。

共通科目として大学数学や生物、化学などが出てきますが、共通科目では、正直点差が大きくつくことがないので、専門科目での点数が大きな意味を持ちます。

専門科目の問題は志望する研究室の先生が作ります。

どんな傾向の問題が出るかは、ゼミに出れば一目瞭然です。

出題内容は、直近で教授が扱っている内容に当然近寄ります。

ゼミで情報を収集することは、大学院試験で非常に重要になるので、是が非でもゼミには参加しておきたいところです。

教授に、「ゼミに参加したいのですが。。。」と申し出れば、普通は快く参加させてくれると思うので、勇気を出して連絡してみましょう。

また専門科目の過去問は、大学で直接購入したり、郵送でも購入することができます。

1年分=200円となっていますが、やはり5-6年分は必要なので、最低でも1,000円のコストがかかります。
▶︎過去問の入手方法はこちら!

しかし、過去問を無料で手に入れる方法があります。そう、研究室に訪問した際に、研究室に保管してある過去問を見せてもらうのです!

自分の行きたい研究室を絞ったら、そこの学生と仲良くなり、過去問の情報やテストの傾向などを教えてもらいましょう!

小論文について

小論文と聞くと固そうですが、僕の時はめちゃめちゃ緩い内容でした。

お題は「織田信長が現代にタイムススリップしてきました。彼に携帯電話を使ってもらうためにはどのように説明しますか?」というものでした。

最低文字数もなく、白紙が渡され、文字を書いても、絵を描いてもなんでもありとのこと。

「天は我に味方せり!!!」と思い、スラスラ書いていきました。

意図としては、途上国での活動を主にする中で、

「先進国の当たり前は途上国では通用しない。そのような状況の中で、どのように意思の疎通を図るのか?」

ということだと思います。

小論文の中で、携帯電話の機能を戦国時代の手紙を出す工程に当てはめて説明していきます。

例えば、「携帯番号は、手紙では住所に当たる。」とか、

「手紙を出すと1週間は返事を待たないといけないが、電話ならそれが1分で終わる」など、

一つ一つ噛み砕くことを心がけて書いていきました。

今まで受けた小論文の中で一番面白かったです笑

小論文のための教養を養う書籍

ここでは、小論文を書いていく際に必要な教養を養うための書籍について紹介していきます。

特に、農業開発や地球の課題に対する書籍を厳選しています。

⬇︎土壌が文明にもたらす計り知れない影響について知見を与えてくれます。

僕はこの一冊で、土の偉大さに気づくと共に、土の神秘性が大好きになりました。

⬇︎今から40年以上前に、「このまま人口が増加して、資源を使い続けたら地球は維持できなくなる」と警鐘を鳴らした農業系・環境系の学生にとってのバイブル本。僕も、この一冊で農学系に進学しようと決意しました。

⬇︎「水を巡る戦争が第三次世界大戦に繋がる」と説いた一冊。

日本は水資源に恵まれているがゆえに実感するのが難しいが、水資源は共有資源ではなく、ビッグビジネスとして捉えられていることが驚くと共に、残念で仕方ありません。

⬇︎「人間と地球は切っても切れない関係にあり、人間は自然に生かされている」ことを再確認できる一冊。

自然をコントロールし、経済活動の一部としか捉えない世界に対する疑問を授けてくれる。

⬇︎文化人類学が大好きになったきっかけとなった一冊。

小説みたいにスラスラ読めて、人類の歴史や成り立ちが頭にすっと入ってくる名著です。

農業社会が文明にもたらすメリット・デメリットの考察も面白いです。

上記の本を抑えておけば、農業・環境系の一般的な教養が身につきます!

小論文だけでなく、TOEFL-ITPの問題でも農業・環境系の問題が出たらめちゃめちゃ解きやすくなるので、一石二鳥ですよ!

面接について

面接は、専攻内の教授たちに囲まれて行われます。

人数的には1:20くらい。圧倒的アウェー環境です。

なかなかにプレッシャーがありました。

色んな教授から、研究計画、なぜ東大か、どんなキャリアを望んでいるのか、どんな課題を解決したいのか、など根掘り葉掘り聞かれます。

だいたい20-30分くらいで面接は終わります。あっという間の出来事です。

研究計画で詰まると、割と致命的なので、研究計画はスラスラ言えるようにしておくといいでしょう。

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入試までの具体的なタイムライン

ここでは、僕が実際に過ごしたタイムラインについてご紹介します。

僕が受験した年は、入試が8月末だったので、僕の東大受験は2月から始まりました。

2月- 東大の大学院に所属している先輩へ、受験の意思を伝える。

同月中に、農学生命科学科の修士課程に所属する学生を紹介してもらい、研究室を訪問する。(教授には会わなかった)

3月- 紹介してもらった学生さんから、その研究室の教授を紹介してもらい、1回目の面談。

その際に、学部時代の研究内容や、興味ある分野について話をする中で、「α先生の研究室の方が合っているのでは?」とα先生を紹介してもらう。

この紹介を皮切りに、合計で5つの研究室の学生と教授と面談。なんとなく、受けたい研究室が決まる。

4月- 志望予定の研究室のゼミに初めて参加する。その際に、大学時代の研究を紹介。

月に1度のペースでゼミに参加することになり、本格的に受験勉強開始。

ゼミの内容が入試の中の専門科目に関係してくるので、ゼミの内容に関連する書籍(合格するためのキモ③で記載)を読み漁る。過去問も、このタイミングでゲット。

また、入試科目の中でも重要な科目である英語において、研究室の先輩からTOEFL-ITPのテキスト(合格するためのキモ①で記載)を紹介してもらい、即購入。

5月- 大学院公開入試ガイダンスに参加。志望予定の研究室の懇親会にも参加。学生や教授との懇親を深める。研究計画書の作成を開始。

「どれだけ専門科目、小論文の点数がよくても、英語の足切りを突破しなかったら合格はできないよ」と、研究室の先輩から鶴の一声。

ここから、英語の勉強時間がさらに伸びる。(1日7時間は英語の学習に割いていた)

6月- 研究計画書の内容を、ゼミに参加した際に教授に確認。この時期には、月に2-3回ほどゼミに参加していた。

7月- 研究計画書の中身がある程度完成。ひたすら勉強。

8月- 入試本番

9月- 結果発表

東京大学に行って得られた3つのこと

人脈

専攻の同期は約40名くらいいました。

それ以外でも、専攻を超えての活動が多かったので、割と多くの人と仲良くなります。

僕が今の仕事をしているのも、東大で仲良くなった人との繋がりですし、設立した社団法人のコアメンバーも、東大で出会うことができました。

なんだかんだ、卒業後はみんな省庁に行ったり、大手に行ったり、自分でビジネスやったりと、かなり幅広い分野に散らばるので、何かしら仕事の繋がりが生まれます。

留学生も、国に帰れば各省庁のTOPに近い仕事をするので、何かとご縁をもらえたりします。良い事しかないです。

信用

どんだけ、学部時代の大学が違うといえども、相手からは「今」を見られるので、初対面の時はひとまず信用されます。

もちろん、一緒に作業を始めると「肩書きよりも実力」なので、話は変わってきますが、最初に相手に与える印象は良いです。

これまで、マレーシアやタイ、インドネシアなどで仕事をする時も、「あ、東大ならまずは安心。」という謎のお墨付きをもらって色んな人に会わせてもらいました。

使えるものは最大限使った方が良いですね。

自信

大学から東大を受けている人と、大学院から東大を受けている人とでは、天と地ほどの地頭の差があります。

ただ、学歴ロンダリング組も、なんだかんだ大学院受験を突破し、英語で議論をし、修士論文を書くレベルまできているわけなので、最低限の能力がある事は証明されているんだと思います。

色んな国に行って、学会に参加して、留学生と議論して、といった活動を続ける事で、「自分でもなんとか戦える!」という自信を持つことができ、

これまでの「根拠のない自信」から「根拠のある自信」へ変わることができます。

この自信は、この先の人生でも自分の支えになると思いますよ。

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就活の時ってぶっちゃけどうなん?

「学歴ロンダリングしても就活には意味がない!」と言う人もいますが、

正直言うと、「学歴が良くなったら就活にもプラスに働く」と断言できます。

学部時代と比べると、選考に進む企業は明らかに違います。

マッキンゼー、BCG、デロイト、伊藤忠商事など、就活ランキング上位の企業への選考がきちんと通り、内定をもらえるようになります。

僕の場合、そもそも大手とか興味がなく、スタートアップやベンチャーに興味があったので、あまり就活での恩恵は受けていませんでしたが笑

「大手に就職したい!」と思うのであれば、大学院を変えることは大いに意味があることなので、全力で試験対策をした方が良いでしょう。

大学院行ってない人が文句を言ってくるだけ。

「学歴ロンダリング野郎が!」と言って来る人は、

だいたい、大学院行ったことなかったり、元から有名な大学にいる人です。

どんな理由での進学であれ、しっかり入試を突破し、ゼミや論文を書き終え、修士号を得たことは事実な訳で、そこにケチをつけられる理由はどこにもありません。

兎にも角にも、最も大事なのは、あなたの人生に置いて大学院進学が、大学院を変えることがどんな意味を持つかです。

僕の場合、「東大を受ける!」と言ったら、周りからひたすらバカにされました。

「いや、無理やん。何してるん?早く働け。」

「受かる訳ないだろ!部活しかしてこなかったお前が!」

これは、非常に正論です。

高校3年間、ずっと部活をし、大学4年間も、同じく部活をし、大学内で3バカと言われる学部にいた僕は、確かに東大に受かる理由は万に一つもない状態でした。

しかし、ここで空気を読まない行動に出た僕は、批判してくる人とは一切会わないようにします。

大事なのは自分の意思であり、彼らの意思ではないからです。

あなたが大学院進学を決め、それが学歴ロンダリングと言われたとしても、そんなのは関係ありません。

社会人になったら、それこそ学歴なんて関係なくなります。

成果を出せば官軍になるんです。

学歴ロンダリングがどうこうは全く無視して、あなたが必要だと思う選択をして、掴み取った権利を存分に活用して、楽しんでください。

最後に伝えたいこと

東大に入り、僕の人生は大きく変わりました。心の底から「勉強って楽しい。」と思え、

「世の中の役に立てる人間になるために、努力をし続ける人間になろう。」と誓うことができました。

東大に入ったからといって、人生の幸せが約束されるわけではありません。

しかし、東大に合格することで、自分を信じることができ、

東大に合格することで、人生を必死に生きることの大切さを学ぶことができました。

最後に、卒業式の時に、専攻長からもらった言葉を紹介したいと思います。

「君たちは、仮にも日本一の学府と言われる東京大学の修士課程を卒業した。

ただ、卒業は、君たちの能力だけで、できたわけではない。決して、自分達に能力があると思い上がってはいけない。

君たちは、勉学に集中できる幸運があった。だからこそ、卒業したら、君たちには義務が生じる。

それは、自分の能力を最大限使って、社会課題の解決をしていく義務だ。

"自分だけが良ければ良い。"そんなつまらないことは考えて欲しくない。

君たちは東京大学を卒業したのだ。

自分のことだけでなく、友達のことを、家族のことを、日本のことを、世界のことを考えて行動してほしい。

君たちの活動が、100年後、1000年後の世界をよくすることを願って、最後の言葉を締めくくらせてもらいます。

卒業、おめでとう。」

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では、今回はここまでです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!

また次回お会いしましょう!

 
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