こんにちは。
ごりぱちです。
「新卒でベンチャー/スタートアップというキャリアはどうなんだろう?しっかりお金稼げるのかな?市場価値を高めることはできるのかな?」
この記事を読んでくださっているあなたは、“少なからずスタートアップやベンチャー企業で働こうか迷っている”、もしくは“すでにスタートアップやベンチャーで働いているがキャリアとして正しいのか不安がある”という方だと思います。
↓スタートアップやベンチャーの違いについて気になる方は、こちらの記事をご覧ください!
・[起業したい就活生必見]スタートアップ・ベンチャー・大企業の違い。起業したいなら○○へ行け!
僕は、大学院を卒業して新卒で入った会社を2ヶ月で辞め、とあるスタートアップの正社員第一号として働くことになります。
・[新卒で入った会社を2ヶ月で退職]退職して良かったこと/大変だったことまとめ。
本当に何もない状態から3年間働き、写真数が約10名、売り上げ6,000万円、資金調達2億円くらいのフェーズまで持ってくることができました。
僕はその中で、営業・人材採用・資本政策・研究開発など様々な分野の仕事を社長と一緒に行い、会社に寝泊まりしながら必死に働いてきました。
家庭の事情もあって、その会社を離れることになったのですが、ここで1つの興味が湧いてきます。
「3年間スタートアップで働いた経験がある人の市場価値(年収)はどれくらいになるんだろう?」
今回は、大学院を卒業後、スタートアップで3年働き、世界一周の前に自分の市場価値(=お給料)を調査してみたので、その結果をシェアしていきたいと思います!
この記事を読むことで、“スタートアップやベンチャーでのキャリアが実際の市場価値(=お給料)においてどう役に立つのか”が明確になりますよ!
スタートアップやベンチャーでのキャリアに興味がある方は、是非とも読んでみてください!
ベンチャーからの転職方法
僕が今回調査に用いたツールは”Linked In”のみです。
Linked Inとは、簡単にいうと”facebookのビジネスパーソン版”です。
↓LinkedInに関しては、こちらの記事が凄く詳しく書いてあるので、興味がある方は読んでみてください!
・世界4億人が使う「LinkedIn」とは?使い方と企業の活用事例を日本語で解説【第1回】 by selectさん
LinkedInでプロフィールに学歴や職歴、ボランティア活動や学生の頃の活動、資格などをしっかり書いていると、それが履歴書代わりになり、LinkedInで求職者を探しているエージェントから個別にメッセージが飛んできます!
今回は、LinkedInで個別にメッセージが来たエージェント経由からのみ、調査をしていこうと思います。
*僕は世界一周に行くので、日本に帰国して働くとしても、半年後から1年後になります。
今回は、その条件を先にお伝えした上で、それでもオファーの話を出していただいた時の条件をご紹介したいと思います。
紹介された企業と提示された年収
LinkedIn経由で僕に連絡をくれた人材エージェントは3社あり、それぞれのエージェントから1社づつ紹介されました。
*Linked In経由だと、各企業の求める人材像に近い人を、企業から委託された人材エージェントがLinked In経由で見つけ出し、マッチングされるという流れです。
企業① 機械学習×金融の営業
こちらは、某メガバンクから出資を受けたベンチャー企業で、20代の営業経験者を探していました。
スタートアップで営業として働いていた経験と語学力が買われてオファーを受け、提示された年収は650万円+コミッション。
なに!?
いきなり650万円だと!?
割とびっくりしました。
機械学習も金融もさっぱりなのに、なぜこんなオファーを。。。
企業② テクノロジー系ベンチャーキャピタル
こちらは、ヘルスケアや人工知能、食糧問題などテクノロジーを用いた問題解決に幅広く投資をしている組織でした。
ここでも、スタートアップでの創業期からの経験を買われ、お話をいただきました。
提示された金額は、初年度800万円、2年目1,000万円が確約されたものでした。
ええええええええええええええええええ
そんな、えええええええええええ
いいのおおおおおおお
企業③ テクノロジー系ベンチャーキャピタル
こちらは、ヘルスケアに特化したベンチャーキャピタルで、僕に関心を持っていただいた理由も先ほどの企業と同じく、スタートアップの創業期から携わっていたことでした。
そこで提示された金額が、最低800万円から。
ぬえええええええええええ
一体何が起きているのおおおおおおおお
ベンチャーの経験は、年収に反映される
僕がスタートアップで働いていた時にもらっていた年収は、
1年目→約180万円
2年目→約300万円
3年目→約450万円
初年度とか、まじで悲惨です。
そのほかに、株を持っていますが、まあそれは換金しないとただの紙切れなのでここでは換算しません。
これを見ていただくとわかるように、提示された金額は、僕がもらっていたお給料の約1.5倍程度になっているのです!!!
何ですかこのマジックは!!!
こんなことがあっていいのでしょうか!!!
僕の頭の中は大混乱していました。
転職時に評価してもらった経験とは
先ほど紹介した3つの企業のうち、話のウマが合ったのはやはりベンチャーキャピタルの方でした。
ベンチャーキャピタルの方から、ある程度の評価をいただけた理由をまとめると、以下の3つになります。
理由① ベンチャー/スタートアップでの経験
ベンチャーキャピタルといった投資機関で働いている方は、新卒で大手銀行や証券会社などに入り、ファイナンスの側面でのスペシャリストとして経歴を積んできた方がとても多いです。
そういった方々からすると、“20代でスタートアップで実際に0から事業を作ってきた経験”というのは非常に貴重になるのです。
なぜなら、投資機関の人が実際に相手をするのは、同じように20代・30代の人が代表を務めるスタートアップです。
彼らと同じ目線で話ができる経験者というのは、喉から手が出るほど欲しい存在なのです!!!
「スタートアップでキャリアスタートする人材」というのは、人材マーケットにおいて圧倒的に数が少ないので、その希少性が武器になるのです。
理由② 専門性
僕が働いていたスタートアップは、バイオ系(ゲノム)の分野のサービスを提供しており、かなりニッチな分野を扱っていました。
しかし、これからの投資トレンドの中において、バイオ系スタートアップはかなり注目されており、バイオ系スタートアップでの経験や業界知識を武器として使えると判断してもらいました。
また、ファイナンス系の知識に偏っている投資機関だと、そもそも理系のバックグランドを持つ人材が多くないので、差別化の要因に繋がります。
理由③ 語学力
ほとんどの投資機関は、海外の企業にも積極的に投資を行います。
採用基準としては、ビジネスレベルの英語力を確実に求めてきます。
普通の企業に入っていると、新人が海外出張で投資家にプレゼンをしたり、契約のための交渉をしたりすることはあまりないと思いますが、スタートアップだと人が圧倒的に足りないので、海外出張もバンバン行かせてもらえます。
僕は3年間勤めている間に、アメリカのシリコンバレーやドイツ・オランダ・イギリスといった欧米諸国や、インドネシア・マレーシアといった東南アジア諸国に1人で行き、バリバリ仕事をやっていました。
そういった海外経験も、1つの武器としてアピールすることができます。
一応TOEICの点数も見られますが、800点超えてれば大丈夫です。
また、800点は勉強すれば絶対に取得できる点数なので、高収入案件にチャレンジしたい方は、是非英語にも取り組んでみてください!
↓短期間でのTOEICの点数アップの方法はこちら!
・2ヶ月の独学でTOEICスコアを200点(TOEIC660→TOEIC860)伸ばした方法まとめ。
ベンチャー/スタートアップのキャリア構築
就活生や転職活動をする方にとっては「スタートアップ!?お給料がどのくらいもらえるのかも分からないし、キャリアとしても価値があるか分からないからあんまり行きたくないなあ。。。」という方もいると思います。
しかし、考えてみてください。
今回のように、スタートアップで3年働いたら、20代でも1,000万円に手が届いてしまうようなオファーが実際にあるのです。
日系大手で1,000万円を得ようと思ったら、社内の出世競争に勝ちぬき、20年以上働いてやっと勝ち得るお給料です。
それが、3年間で手の届く範囲にくる。
そう考えたら、スタートアップで働くキャリアって”アリ”じゃありませんか?
確かに、僕も初めはお給料が15万円ないくらいで、交通費とか諸々自腹だったので、最初の半年くらいは毎月赤字でした。笑
しかし、そこから会社の業績と比例してお給料も上がっていき、自分の頑張りがモロにお給料に反映されていきます。
何もない状態から、お給料がほぼない段階から、会社を大きくしていく経験を積んでいる20代や30代って、人材市場においては全体の10%以下くらいしかいないと思います。
僕は、外資コンサルとか、投資銀行とか、完全に合っていなかったし、「事業を作るのは面白そう!」と思ってスタートアップにジョインしたのですが、まさか人材マーケットにおいて、1,000万円程度のお給料を提示されるとは思いもしませんでした!
スタートアップやベンチャーへの転職に興味がある方は、是非一度検討してみてください!
ワクワクする経験、思いがけない高年収を手に入れることができるかもしれませんよ!!!
では、今回はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
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