Teach For Japanのフェロー候補生紹介!奥平直煕さんの教育に対する想い。

公開日:2020年10月1日
     
 teach for japan, 教育, インタビュー  
   

こんにちは!

ごりぱちです。

現在、Teach For Japanの9期フェロー候補生として、2021年4月から常勤講師として教育現場に立つための研修の真っ最中です。

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▶︎「講師」と「教諭」ってどう違うの?~「講師」という働き方~

Teach For Japanに参加する中で、「Teach For Japanの知名度がまだあんまりない。」「どんな人たちが参加しているのか分からない。」という声をもらったので、Teach For Japanへ参加しているメンバーをブログで紹介しています。

今回ご紹介するのは、現在、大学4年生の奥平直煕さんです!

教育分野に関心を持った理由、Teach For Japanで実現したいこと、将来のビジョンなど、様々なトピックを熱く語ってもらいました!

Teach For Japanに興味がある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです!

では、レッツゴー!!!

⬇︎Teach For Japan創設者である松田さんの熱い思いについて知ることができます。

⬇︎日本の公教育が抱える課題について簡潔にまとめてあります。

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奥平直煕さんはこんな人

東洋大学 ライフデザイン学部 健康スポーツ学科 教職課程在籍 中高保健体育免許取得予定

ミッション
「自分を愛して、他人も愛せる教室作り」

ビジョン
「誰もが自分の将来を自分で選択できる教育」

希望職種:小学校教員

【これまで経験】
・カリフォルニア州立大学チコ校 1年間休学し学部留学

・スポーツクラブでの水泳、体操指導のアルバイト(5年間)

・小学校ボランティア

・難民支援ボランティア
 トルコ
  https://www.imeceinisiyatifidernegi.com
 レバノン
  https://cycshatila.org

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教育分野へ関心を持ったきっかけ

Q. どんなきっかけで教育へ関心を持つようになったのですか?

僕が教員になりたいと思うようになったのには2つのきっかけがあります。

一つ目のきっかけは、中学2年生の時の体育の先生との出会いです。

中学生の頃、水泳をしていたのですが、通っていた地元の中学校には水泳部がなく、水泳を続けるために一般のスイミングスクールへ通っていました。

授業が終わればすぐに家に帰ってスイミングスクールへ。

土日も練習や試合があったため、基本水泳漬けの生活でした。

中学校での友達作りのきっかけとして、部活動が大きな役割を果たしている中で、学内の部活動に所属していない私は、基本的に1人で行動することが多くなりました。

その結果、クラス内でのグループから少し浮いてしまい、馴染めない時期が続き、学校やクラスそのものを心から楽しめていませんでした。

そんな時、「担任の先生」としてではなく、同じ目線で声をかけてきてくれたのが、「先生になりたい!」と思えた、担任である体育の先生でした。

「水泳の調子どう?」「元気か?」など、僕がクラスに馴染めるように、すごく声をかけてくれました。

担任の先生の声かけから、クラス内で発言するきっかけをたくさんいただき、先生と話をしている内に自然とクラスの中に居場所が出来上がっていました。

そんな経験から、「生徒全員が学校やクラスに居場所がある安心感を与えるくれる先生ってとっても素敵だな!」と思えるようになり、そこから学校の先生を目指していくようになりました。

二つ目のきっかけは、難民キャンプで行ったボランティア活動です。

私は学生時代、トルコやレバノン難民キャンプのボランティア活動に参加していました。(詳細は後ほど紹介します)

そこで食糧支援や学校支援をお手伝いしていく中で、「持続可能的に、子供の負の連鎖を断ち切るには何が最も効果的なのか?」を自問していくうちに、「教育の力」が答えとして浮かび上がってきました。

難民キャンプでは、学力以前の問題として、怒りをコントロールできなかったり、集中力がなかったりと、そもそも学校支援さえ始めることができない状況があることを目の当たりにしてきました。

そんな中、教育への携わり方を考えていた私は、一つの仮説を見出します。

「国際問題の根本的な解決のためには教育の力が必要なのではないか?」と。

教育といっても、日本や世界をより良いものにするための教育が特に必要であり、より良い世界にするためには「一人一人が考えて行動できるような人格形成を踏まえた教育」がとても大切だと考えるようになり、「人格形成を踏まえた教育をしていきたいのなら、児童期の小学生の方が生き生きとしていて伸ばしてあげられるのではないか?」という考えにいきつきます。

何よりも、難民キャンプの経験を通じて、「根本的な問題の解決には教育の力がとても重要である」と強く認識することができ、「教育と言っても教科を教えるのではなくて、世界を日本をより良いものにするために、学級担任として自由で柔軟な児童期の人格形成に関わり、未来を創る子供を育てたい」と、強く考えたため小学校教員を目指すようになりました。

Q. どんな国で、どんな支援をしましたか?また、特に記憶に残った経験はありますか?

トルコではシリア難民を、レバノンではパレスチナ難民を支援していました。

難民キャンプでの仕事ですが、特にコネがあったわけでなく、ネット上で難民支援をしている団体に片っ端から連絡して、なんとか入り込めました。笑

トルコでの支援内容

トルコでは、学校教育、特に女性教育への支援を手伝っていました。

女性の権利向上のために、スキルを身につけさせる観点で、電力不足を補うためのソーラーパネル設置技術・衛生環境改善のための石鹸作り・電気がない状態での生活必需品である蝋燭作りなどを教えていました。

そんな中で、僕が最も衝撃を受けたのは、Kharlsa Aidというイギリスの団体から定期的に送られてくる食糧を配布していた時のことです。

コメ・砂糖・塩・おむつなどを袋に詰めて、各家庭に配布していたのですが、その時に接した子供の歯を見た時に、難民キャンプの劣悪な環境をはっきりと自覚させられました。

まだ3歳くらいの子供なのに、歯が溶け変えていて、ほとんどなかったんです。

歯磨きなどの衛生的な概念を知らない、もしくは歯磨きの習慣がないので、歯が真っ黒になったり、溶けたりしているのです。

衝撃はそれだけではありません。

難民キャンプにはガラスなどのゴミがそこら中に広がっています。

子供たちの足元を見ると、靴を履いている人は全くいません。

そのキャンプでは、ガラスを踏み、傷口から菌が入り、足を切断しなければならなくなった子供たちがいることも聞きました。

ふと、目の前にいる子供たちの将来を考えた時に、数え切れないほどのリスクに囲まれた人生を歩まなければいけない現実を目の当たりにし、私はうまく笑えなくなってしまいました。

負の連鎖が続いていく彼らの人生を考えれば考えるほど、心がしんどくなってしまいました。

「僕がいくら食糧支援をしたとしても、それは短期的に彼らの生活を助けるだけで、根本的な負の連鎖かを断ち切ることができていない。」

そんな経験から、教育を通じて国際問題を解決する共感者を増やすことや、教育の力で彼らの将来を豊かにしたいと思うようになりました。

レバノンでの支援内容

レバノンでは、シリア難民の方達への支援を行いました。

特に、サマーキャンプを通じた子供への教育支援を重点的にサポートしました。

難民の方が住んでいる場所は、テントではなく、めちゃくちゃ汚い雑居ビルでした。

イメージで言うと、香港にあった九龍城のような場所です。

▶︎今はなき香港のスラム街「九龍城砦」に魅入られた写真家が切り取った世界

汚いビルに囲まれ、空が常にどんよりしているような環境での生活を続けている子供たち。

「そんな子供たちに、年に一回は美しい自然に触れさせるような体験を提供したい」で、僕が支援していたサマーキャンプは開催されていました。

サマーキャンプは、元々は難民キャンプ内にある学校が主宰して行なっている夏のイベント(校外学習のイメージ)です。

レバノンに行ったタイミングが夏休みの時期だったため、「学校はお休みだけど、サマーキャンプのボランティアで良ければ来てもいいよ」とおっしゃってもらえて、参加が実現しました。

キャンプは10日間にわたり、ダンス・スポーツ・芸術などの自己表現や創造性の発達や道徳教育をメインに内容が組まれていました。

難民キャンプの大人たちは、「難民キャンプの環境を、僕たち大人だけでなく、成長した子供たちと一緒に変えていきたい!」と考えており、ものすごく熱心に子供への教育を考えていました。

「なんで勉強しないといけないのか?」

この問いに対するレバノンの難民キャンプの回答は、こんな内容でした。

「このキャンプを抜け出して、お金を稼いで、家族を守り、コミュニティを発展させるために、勉強が必要なんだ。」

日本でこんなことを考えるでしょうか?

道徳心を身につけさせるのも、難民キャンプ周辺では殺人が横行しているからです。

殺伐とした環境の中で、自律的に育つためにも、道徳教育が必須なのです。

また、殺人やドラッグに染まる子供は、家庭環境の不調和によって、エネルギーの出しどころが悪い方向に出てしまいがち。

サマーキャンプのプログラムに、芸術やスポーツの要素が多く含まれているのも、子供たちのエネルギーを暴力ではない方向で発散させるためでした。

サマーキャンプの支援を通じて、各項目にきちんと細分化されたカリキュラムや目的が盛り込まれており、「難民キャンプから這い上がって欲しい」という大人たちの熱い思いを知れば知るほど、教育の重要性に気づくことができました。

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Teach For Japanを選んだ理由

Q. 教育関連の団体はたくさんありますが、その中からTeach For Japanを選んだ理由はなんですか?

中高の保健体育の免許を取得予定ではあるものの、難民キャンプの支援など様々な活動を通じて、「小学校の教員になりたい!」という思いが募っていきました。

しかしながら、私は小学校教員の免許がないので、正直諦めていました。

「中高で働きながら、通信で小学校の教員免許を取ろうかな」と考えていたほどです。

しかし、Teach For Japanでは免許を持っていなくても、臨時任用免許状制度を用いて、小学校教員になれるチャンスがあることを知り、「こんなチャンス、逃すわけにはいかない!」ということで、Teach For Japanにアプライしました。

▶︎NPO法人と教育委員会・学校連携による、代替教員免許状の活用事例について

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新卒で教員になろうと思った理由

Q. 新卒で教員を志した理由を教えてもらえますか?

Teach For Japanのコミュニティを通じても感じていますが、社会人経験があって教員になる人は、新卒の僕にはない様々な経験値や考え方を持っているので、単純に「すごい!」と思います。

私自身、民間企業に働くこともないわけではなかったので、いくつかの企業の面接も行ったのですが、

「子供と一番時間を過ごせる場所は学校。子供たちに最も影響を与えられるのは学校現場じゃないか。」という考えが強く、

「教員をやりたい!」という思いも明確だったので、迷うことなく新卒で教員として働くことを決めました。

新卒の私にできることは限られるかも知れませんが、

「目の前のことに、ひたむきに、がむしゃらに取り組み、勉強する姿を子供たちに見せること。」

「年齢が近いからこそできる、子供たちに近い目線でのコミュニケーション。」を大事にし、

「新卒」という劣等感を少し抱きつつも「社会人経験のある人に負けないぞ!」という気概で働きたいと思っています。

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Teach For Japanに対する感想

Q. Teach For Japanでの研修が始まって3ヶ月程度たちましたが、今の率直な感想を教えてください。

研修の度に思うのですが、めちゃめちゃ学びが多いです。

教育基本法といった「教育」そのものを考える機会が凄まじく増え、今までにないくらい勉強できていると感じています。

また、Teach For Japanのコミュニティに所属していることで、様々なバックグランドを持ち、本気で教育課題に向き合いたいと考える熱い人たちと触れなうことで、さらなる刺激をもらっています。

学生のうちから、学校現場のことだけでなく、教育の未来についても考えられる機会が提供されるので、ものすごく有意義な時間を過ごせています。

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Teach For Japanの研修と教員養成課程の違い

Q. Teach For Japanの研修と、大学での教員養成課程で学ぶ内容の違いはどんなところにありますか?

教育基本法や教職教養といった内容に関しては、大学ではサラッと流すのに対して、Teach For Japanではすごく深く学べています。

指導細案の書き方も、かなり細かく指導してくれるので、非常にありがたいです。

その反面、やはり大学の方が模擬授業の頻度が多いので、授業の質の工場に関しては、大学の方が充実しているとは思います。

どちらが良い、悪いもなく、表裏一体だと思いますよ。笑

教員養成課程に通う学生としては、良いとこどりをできているので、とっても充実しています。

特にTeach For Japanの研修では、社会人の方とのディスカッションが多く、大学では接することができないような的確な意見を聞ける機会が多分にあるので、とても貴重なことだと思っています。

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Teach For Japanの2年間でやりたいこと

Q. Teach For Japanのフェローとなった際、教育現場で行っていきたいことはありますか?

私は、教員として、「誰もが自分の将来を自分で選択できる教育」を実践していきたいと考えています。

環境によって制限されることなく、子供たちの選択の幅を広げるお手伝いがしたいです。

また、一斉授業のあり方に対する疑問もあるので、子供一人一人に対する学ぶ方の違いも配慮したいと考えています。

特に、力を入れていきたいのは、「相互承認」の精神です。

僕が交換留学や、中東でのボランティア活動を終えて帰国した際、一つ下の学年の人と一緒に授業を受けることになったのですが、その時に感じた「違和感」のことは今でも思い出します。

どことなく、グループから拒絶されている感覚だったり、見えない壁を作られていたり、学年が一つ違うだけで凄まじい「違和感」を感じてしまいました。

また、学校内の教員向けのキャリアセンターで自分の進路について相談した際に、小学校の校長先生をしていた方から「君は一年遅れているんだよ!みんなと違うんだから!自由に進路なんて選べないよ!」と言われ、非常にショックを受けたことを覚えています。

まさに、マイノリティを体験していたのです。

私は、「周りとほんの少し違うだけで拒絶されてしまう恐怖感」を味わったのです。

もし、小さい時に、周りからの声や価値観で、拒絶されてしまう経験を積み重ねてしまったら、「やってみたい!」という気持ちは完全に削がれてしまいます。

大人になっても、常に他人からの視線を気にするようになってしまいます。

だからこそ私は、お互いの違いを受け入れられるような、「相互承認の精神」を教室内で大事にしていきたいと考えています。

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Teach For Japanを勧めたい人

Q. どんな人にTeach For Japanを勧めたいですか?

「教育に対して熱意がある人」

「日本、世界を変えたいと考えている人」

「誰かのために貢献したい!と思える人」

こんな人たちにオススメできます。

Teach For Japanのコミュニティに所属することで、教育に対する意識の高さ・教育課題の明確化・自分なりのアプローチ方法の見極めなど、様々なことを高いレベルで求められます。

だからこそ、「公務員で安定してるから教員になりたい」という方は、コミュニティに所属しても雰囲気が合わずに苦痛になってしまうと思います。

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教育に携わる上で伝えておきたいこと

Q. 最後に、「これだけは伝えておきたい!」ことはありますか?

新卒ですし、経験は少ないかもしれません。

「社会に貢献したい」と思っていても、自分の能力を100%活かして何ができるのかもわかりません。

勉強しなければいけないことも多いです。

しかし、「子供たちのために何ができるのか?」という考えを人一倍大事にして、自信を持って教員として働けるようになりたいと思っています。

様々な課題が山積していると言われている教育界。

だからこそ、現場の一人一人が「日本のため!子供の未来のため!」という思いを持って、情熱を持って行動していかなければならないと考えています。

こんなペーペーですが、一緒に頑張っていきましょう!

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まとめ

笑顔が凄まじく魅力的な奥平さん。

学生ながら、中東で難民支援を行うなど、行動力が凄まじく、そしてイケメン。

ロン毛の写真を見つけ「なんで髪の毛伸ばしてたの?おしゃれで?」と聞いたら、「いや、ヘアードネーションです。」とサラッと回答された時には、「神様はなんてナイスガイをこの世に生み出したのだろう。。。」と驚愕してしまいました。

多様な経験をし、熱く、優しいハートを持っている奥平さん。

どんな先生になるのか、めちゃくちゃ楽しみですね!

では、今回はここまで!

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!

では、また次回お会いしましょう!

*Teach For Japanのフェローに興味がある方は、連絡をいただければ可能な限り知りたいことを共有したいと思うので遠慮なくご連絡ください!

⬇︎Teach For Japan創設者である松田さんの熱い思いについて知ることができます。

⬇︎日本の公教育が抱える課題について簡潔にまとめてあります。

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