こんにちは。
ごりぱちです。
先日、嫁さんとの人生設計ミーティングを実施したのですが、その際に「仕事を変える」というオプションが出てきました。
・幸せな結婚生活を送りたい!夫婦で人生設計するメリットとは?
僕は過去に1度転職をした事がありますが、その際はエージェントなどは使わず、知り合い繋がりで今の仕事に辿り着いているので、転職方法に関しては全く参考になりません。
また、仕事を選ぶ基準も、「とにかくスタートアップで一からやりたい!」という明確なモチベーションがあったので、全く迷うことはありませんでした。
今回の場合、転職をするにしても、正社員としてなのか・委託契約としてなのか、そもそも会社に属さず起業をするのか、はたまた現在の会社で働き続けるのかなど、様々な選択肢が目の前に広がっています。
たくさんの選択肢の中から1つの選択をする際、最も重要なのが、「自分にとってのベストは何か?」ということです。
当たり前のことですが、多くの人は「これまでの経歴、収入、社会的地位」を気にしてしまい、「転職したものの根本的な問題が解決されていない」という状況に陥ってしまいます。
同じ過ちを繰り返さないためにも、「自分にとってのベストは何か?」という点にフォーカスして、進路を考えてみました。
まだ草案の段階ですが、自分の思考がスッキリしたので、思考内容や、なぜそこに至ったかなどを書いていこうと思います。
自分の進路で迷っているという方の参考になれば嬉しいです。
では、レッツゴー!!!
▶︎仕事を辞めたくても辞められなくて悩んでいる人に伝えたいこと。
▶︎本当の自分を知る方法。僕の特徴を100個絞り出してみた。
僕が仕事を辞める前に考えたこと
バイオ系スタートアップの創業から携わってきて2年が経った頃。
約1年半は研究開発のプロジェクトマネージャーとして、直近半年は営業マネージャーとして会社の拡大に勤めました。
研究開発・資金調達・営業・経営管理・人材採用・webマーケティングなど、様々な経験をさせてもらいました。
社員数は0から15名まで増え、資金調達もラウンドAまで行い、いよいよ組織として本格的に拡大する時期になりました。
そして先日、ボスからこんなことを言われました。
「これまでずっと一緒にやってきたし、執行役員として一緒に働いて欲しい。ストックオプションもしっかり渡すから、検討して欲しい。」
一見、ありがたいオファーです。
役職がつき、お給料も20代の社会人3年目にしては十分な年収600万円程度、しかもストップオプションも付加される。
いい話ですよね?
でも、僕は違和感を感じました。
「自分がこの選択肢を選ぶことを望んでいるのか?」
正直、心から望んでいるとは思えない状況でした。
執行役員は、最低でも3年は勤めないといけない拘束がありました。
ストップオプションも、当然ですが規定の年数働かないと自分の手元には残りません。
契約書で3年働くことが義務付けられているなら、3年以内に辞めてしまうと、ストックオプション分の株は会社に返却することになります。
そう、僕は執行役員という地位と、ストップオプションを手に入れるために、最低でも2-3年は今の会社で働く必要があるのです。
僕が会社を辞めたいと考えた理由がここにあります。
2-3年も、社会的地位やストックオプションのために、自分の好奇心を押し殺して働き続ける姿がどうしても想像できなかったのです。
好奇心を失い、ただただ惰性で仕事をする自分を恐れたのです。
未来がどうなるかなんて誰にも分からないですが、今の時点で自分が嫌だろうなあと思っている道を選ぶのは違和感しかありません。
自分にとってのベストな選択を考える
ここで僕は考えました。
「この選択が僕にとって本当にベストな選択なのか?」
この問いに応えるためには、「自分にとってのベストとはそもそもどんな状態なのか?」を定義する必要があります。
そこで、ノートに色々と書き出してみました。それをまとめると次のようになります。
▶︎自分磨きノート(シンデレラノート)とは?自分磨きノートの驚くべき効果。
・収入よりも自由に使える時間重視
・地方創生/農業/人材教育/街づくりに関わる仕事
・複業ok
・勤務は週3程度
・とにかく自分が面白いと直感で感じるもの
当時、都内に住む僕の月々のコストは、約15万円。
このコストで、しっかり暮らせている。
高給で勤務時間が長く、仕事のプレッシャーが大きいものには関心がない。
「どうやって自分を楽しませるのか?」にフォーカスしている僕。
書いている内容が自己中すぎて笑ったが、これが本音だから仕方ない。
スタートアップで、会社の急拡大に伴う、事業のピボット/人間関係の複雑さ/お金のパワーを嫌という経験した僕は、「会社を急成長させるぞ!おおおおお!」という雰囲気から少し離れたいのだと思う。
それよりも、毎年、少しづつでもいいから、堅実に成長させていく「年輪経営」の方が価値観が合うと気付きました。
ただ、上の条件に絞り込むまでには、もう一つやらないといけないことがあります。
それは「何を捨てるかを決める」という作業です。
もし僕が上記の条件を選んだ場合、以下の項目が捨てられます。
・執行役員という社会的地位
・将来金持ちになるかもしれないストックオプション
・年収700万円以上の給料
様々な思いが錯綜する中で、僕が絶対に捨てられないと思ったのが「仕事への好奇心」です。
0から1まで立ち上げる事業経験を積ませてもらい、ラウンドAで数億円の資金調達まで会社が来た時点で、僕の当初の目的である「スタートアップでの事業経験」をある程度満たしたと感じました。
そして僕の関心が強い地方創生・農村開発・人材教育といった分野に移りたいという思いも、日増しに強くなっていきました。
バイオスタートアップ業界は、確かに興味深いですし、注目を浴びている分野です。
だけれども、僕の好奇心はほぼ死にかけています。
その業界で、これから一旗あげるという会社に、僕みたいなモチベーションの人がいると、会社にとっても、僕にとっても、社会にとっても良くないと思いました。
どれだけ良い条件を提示されたとしても、僕の好奇心を抑えなければならないのなら、それは僕にとってベストな選択ではなくなります。
自分1人の人生じゃない。
もちろん、この選択は僕だけでなく、嫁さんも大きく関わって来ます。
僕は、自分の葛藤を嫁さんに話しました。すると彼女はこう言います。
「前から色々話してくれてたから、ごりぱちが何をしたいのか分かってるつもりだよ。
どれだけ生活が豊かになっても、つまらない顔をしているあなたを見たくないから、あなたのしたいようにして。
死ぬわけじゃないんだし、一緒に楽しも。」
この言葉にとても救われました。
普段から夫婦間でコミュニケーションを取っていればこその言葉であり、同時に「2人にとって理想な生き方をするために、全力で頑張ろう」と強く決意することができました。
僕ら夫婦にとって、大事なことは「お互いが心から楽しいと思えることに打ち込めているかどうか」ここにかかっています。
反対に、「豊かな生活のために自分の心を犠牲にすることは絶対にしてはならない」とお互い認識しています。
夫婦間できちんと価値観を共有することも、仕事を辞める前に必要なことです。
▶︎幸せな結婚生活を送るための秘訣とは?夫婦で人生設計するメリットについての解説しよう。
仕事を辞める前に考えるべきこと
仕事を辞めようか悩んでいる時に、なぜ辞めたいと思っているのか、どんな状態が自分のベストなのか、そのベストにたどり着くためには何を捨てられるのか。
これらの質問にきちんと自分で答えを導き出さないといけません。
惰性で選択してしまうと、仕事内容が変わっただけで、状況は何も変わっていないという最悪の未来に遭遇してしまう可能性が高まります。
その最悪な未来を避けるためにも、この記事内にある問いに対して、自分がどんな答えを導き出すのか、まずは時間をとって考えてみてください。
ここでしっかりと自分と向き合うことができれば、新しい道が開けるかもしれません。
では、今回はここまで!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
また次回、お会いしましょう!
▶︎仕事を辞めたくても辞められなくて悩んでいる人に伝えたいこと。
▶︎自分のことを大切に。世界一周に導いた、人生を豊かにする3つの問い。
▶︎本当の自分を知る方法。僕の特徴を100個絞り出してみた。
▶︎【30歳になるまでに答えられるようになっておきたい11の質問】30歳近くなったので、回答してみた。