こんにちは。
ごりぱちです。
「大学に行く意味とは何か?」
「大学の存在意義とは?」
こう言った話を友人とする機会がありました。
高卒、大卒問わず、起業してある程度成功している友人は、「大学の価値はあんまりない」と言い切ります。
高卒で地元に就職している友人は「大学に行っておけば、会社であんな扱いを受けなくて済む」と悔やんでいます。
大卒で就職している友人は「そもそも大学は行くものでしょ?行かないっていう選択肢がありえない。」とあんた何言ってんのよとリアクションを取られます。
色んな立場の人が、色んなことを言う「大学に行く意味とは?」トピックですが、今回は僕なりに納得できる理由があるので、そちらを書いていこうと思います。
大学に入るか悩んでいる方、大学に入ったけどモヤモヤしている方、単純にどんな意見なのか気になる方、そんな方の参考になれば幸いです。
では、レッツゴー!!!
*大学院関連の記事はこちらから!
・大学院から東京大学へ。合格までの道のりをまとめてみたよ。
・大学院に進学して良かったこと・悪かったことまとめ
・学歴ロンダリングした時の就活はどうなるの?学歴ロンダの就職戦線について暴露します。
一般的な大学へ行く意味。
大学へ進学するかどうかは、高校生が単独で決められる訳ではありません。
その決断には、親や先生の意見が色濃く反映されています。
ここでの一般的な意見とは、今の50-60代の世代の方の意見をさすこととします。
良い会社に入れる。
これは、本当よく聞かれるやつです。
「良い大学に入れば、良い会社に入れる。」
ここで言う良い会社とは、新卒の月収が25万円程度あり、会社の寮があったり、研修があったりといった、大手企業ということにします。
日本には、約400万社存在し、その中で大手企業に属するのは全体の0.3%の約12,000社という結果があります。
・大企業・中小企業の定義と企業数、従業者数 by 転職グッドさん
その中でも、みんなが知っている企業となると、基本求人内容では、「大卒以上」と明記してあります。
今の大学進学率は60%程度ですが、50-60代の進学率は40%足らず。
・大学進学率をグラフ化してみる(最新) by ガベージニュースさん
大卒という存在が今よりレアだったことを考えると、
「良い大学に行けば、良い会社に入れる」というのは、あながち間違いでもないかもしれません。
ただ、ここでいう良い大学とは、旧帝大や早慶といったレベルになるでしょう。
大手企業に入れる確率を推定してみたことがあるので、こちらをご覧いただければ納得いただけると思います。
・結婚したい女性が求める普通の条件が、もはやエリート男性しか当てはまらない件に関して。
良い収入を得ることができる。
大卒と高卒では、生涯賃金が約4,000万円違うというデータがあります。
・高卒と大卒の生涯賃金を比較・初任給や平均年収は? by お金のカタチさん
私立大学で、4年間で学費が約400万円。国公立大学で、4年間で約200万円。
単純に授業料だけを考えれば、私立大学であればリターン率が10倍、国公立大学であればリターン率が20倍なので、そこまで悪くないですね。
ただ、これも毎年、年間収入の3-6ヵ月分のボーナスや、年代別平均年収より高い水準の給料を出し続けることができる大手企業に入った場合の数字です。
実際の数字は、もっと差がないと思われます。
良い結婚相手を見つけることができる。
男女ともに大学進学率が55%を超えてきている中、最低でも同じ学歴の人を結婚相手に考えてる人がやはり多いです。
また、子供を大学に行かせることができる家というのは、ある程度の経済水準(借金がないというレベル)にある家だと思うので、ど貧困になることもないでしょう。
最近では、家庭年収が1,000万円を超える高学歴・高収入カップルのことをパワーカップルと表現することも出てきました。
良い結婚相手を「自立して、自分でも十分稼ぐことができる人」とすると、一般企業に就職している高卒と大卒であれば、大卒を選ぶ人が多くなるでしょう。
女性が男性を選ぶとき、大卒女性は間違いなく大卒が良いと言います。
男性が女性を選ぶとき、大卒男性はそこまで学歴を気にしません。
なんなら自分より学歴が高い女性を敬遠する傾向があります。
なので、男性であれば、高卒だと大卒女性との結婚は少し難しくなると言えます。
大学に進学する意味とは?
ここまで、世間一般で言われている「大学に進学する意味」を書いていきましたが、ここからは僕の持論を展開します。
まず、僕の簡単なバックグランドの紹介をしますね。
地元の公立高校卒業→都内の私立大学へ進学→東南アジア放浪(ニート)→都内の国立大学院へ進学→新卒で入った会社を2ヶ月で退職→大学院の先輩と会社始める→約3年で退職し、妻と世界一周へ。
・ニートだった僕から、自分には価値がないと思って苦しんでいる人へ伝えたいこと。
こういう経験をしている僕なりの「大学に行く理由とは何か?」という問いに対する答え。
それは、「人生を生きやすくするコミュニティの形成」です。
東大の大学院に入って、これを強く実感しました。
特に、社会人生活を始めてから、学生時代のコミュニティに幾度となく救われました。
新卒で入った会社を辞める時も、転職活動することなく、スタートアップで働けたのは、大学・大学院の友達がいたから。
自分の社団法人を作れたのも、大学・大学院の友達がいたから。
世界一周中に仕事があるのも、大学・大学院の友達がいたから。
「僕は、好きなことを思い切りしても大丈夫だ。いろんな友達が、僕を助けてくれるから。死ぬことはない。」
そう、僕は友達にめっちゃ甘えてます。
仕事が無くなっても「すぐ仕事紹介するよ?」とか、「うちで働く?」とか、言ってくれるんです。
しかも、口だけじゃなく、すぐ会社役員と面談セットしてくれたり。
社会のいろんな部分に入り込んでいる人たちがいると、自分の人生についてクヨクヨ悩まなくなります。
「どんな決断をしても、どうにかなるさ。」
これって、生きる上で、相当楽になります。
大学へ進学し、そこで得られるコミュニティは、自分の人生を、人生の選択をめちゃめちゃ楽にしてくれます。
これは、良い会社に入れるとか、生涯賃金がよくなるとか、それらと比較しても、とっても重要な資産だと思います。
大学に通っている方、勉学も大事ですが、それよりも大学内外での色んなコミュニティで、いろんな人に会って、いろんな体験をしてください。
そこでの人の繋がりが、思いもよらない形で、自分の人生を楽にしてくれます。
大学進学を考えている方、大学は出会う人次第で自分の世界を広げてくれます。新しい世界を存分に楽しんでください。
では、今回はここまでです。
最後まで読んでいただく本当にありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
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